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北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
コンクール当日
56/423

結果発表

【結果を発表いたします。まず1番、葉月市立西野中学校、

銀賞】

パチパチ……

落胆の声が聞こえる。

向こうの美都は、悔しそうに涙を流す。

『……、大丈夫。私たちは、きっと』

【続いて2番、葉月市立東野中学校、ゴールド金賞!】

「「きゃぁぁぁぁあああっ!!」」

と、きゃっきゃと喜ぶ女子をみて、

「また東野金賞だ。今年も関西行くのかな」

とヒソヒソと部員たちが話した。

凛奈は心がキュッと狭くなった。


--------

【続いて、21番、葉月市立北原中学校、】

ドクン、ドクン。部員たちは祈った。

凛奈は、加奈子がくれたお守りを握りしめた。

【ゴールド金賞!】

「「きゃぁぁぁぁぁああっっ!!」」

「凛奈、金賞だよ! やったね!」

夢跳愛が隣で喜んでいる。

だが、凛奈は喜ぼうともしない。

「……凛奈?」

「…だだよ。」

「え?」

「まだだよ。私たちは、関西に行くんだ。約束したもん。早苗先輩と、カナと」

と、マイが凛奈の手を握った。

「そうだね。まだだよ」

【関西大会への出場は、】

凛奈は震える手でマイの手を握り返した。

【2番、葉月市立東野中学校、14番、桜本市立万葉中学校、

24番、端山市立衣森中学校、以上3校です】

「「きゃぁぁぁああっ!!」」

ぎゅっと強くマイの手を握りしめた。

「凛奈……」


バスの中では、毎年金賞で大喜びのはずだが、

異様な静けさが続いていた。


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