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北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
コンクール当日
53/423

最後のソロレッスン

「香坂! ちょっと楽器持って渡り廊下来い!」

「へ!? は、はい!」

変な声が出た。小林が、半分笑っていて、顔が一気に赤くなった。



「香坂、ソロを今ここで吹け」

「は、はい」

「いいか。これが最後のレッスンだ」

「……はい」

〈♪〜♪〜〉

「そうだな。ここをもっとビブラートかけようか」

「はい!」

--------

「それじゃ、終わり。準備しろ」

「ありがとうございました!」

レッスンは20分ほどで終わった。

「あ、香坂」

「は、はい」

「俺がお前を選んだのは、実力はもちろん、お前に自信をもってもらうためだ。わかったな?」

「……はい!」






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