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北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
夏期演奏会sunflowerconcert
29/423

不安

合同練当日。凛奈は、美都や西小出身の人と再会するのが不安で仕方なかった。

バスに乗り、いつものバス停で、マイと樹奈が乗ってきた。いつも、凛奈とマイと樹奈の3人で登校している。

「おはよ」

と、マイがニコッと挨拶する。

「おっはよー!」

マイとは対照的に、樹奈が元気よく挨拶する。


「凛奈、大丈夫?」

樹奈の心配する言葉にハッとして、

「うん、大丈夫。ちょっと酔ったみたい」

凛奈は、あまり心配をかけたくない。と思ってニコッと笑う。

「ムリしてたらだめだよー今日は大事な練習なんだからー。……ほんとは酔ってないでしょ?」

マイの大人びた言葉に凛奈は否定せず、うなずくこともできず、黙ってうつむいた。

「今日の練習、不安なんでしょ?」

と、樹奈がきく。

凛奈はぎくっとなって、思わず樹奈の方をみる。

なんで、知ってるの?凛奈はドクドクと緊張が走る。

「ちゃんと友達できるかなーって」

ガクッとなった。

『なんだー、そうゆーことかー』

「大丈夫だよー。ちゃんと友達つくれる自信あるし」

「まぁ、でも絶対樹奈の方がつくる人数多いよー!」

「ほんとに〜?」

3人はドッと笑った。

凛奈の不安は、風のように吹き去った。


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