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北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
二泊三日のハード合宿
172/423

合宿の予定

「ふふっ」

夜には、小さいがしっかりと声が出せるようになった。

凛奈は、ベッドに寝転がり、その手にはピンク色のリボンのバレッタがしっかり持ってあった。

蒼からもらった誕生日プレゼント。

『明日、つけて行こう』

と、バレッタを棚の上に置いた。

「ミーティングしまーす!」

「「はい!」」

また、いつものように部活が始まる。

「えっと、この後先生がきて急遽ミーティングだそうです。たしか、アンサンブルのこと」

茉莉花が言うと、優香と穂花の顔が青ざめた。

「「はぁ……」」

2人のため息が漏れ、まわりの部員はクスクスと笑う。

「ちょっとー? お2人さーん?」

「あ、ごめん!」

ガラッ。

「「こんにちは!」」

部員たちは慌てて立ち上がった。

小林と池田が来たのだ。

「こんにちは」

「「よろしくお願いします!」」

「よろしくお願いします。今日は、アンサンブルの合宿についてです」

「合宿?」

1年生は、合宿などをやったことがない。

「と言っても、実際に合宿するのはアンサンブルメンバーの13人だけ。他のメンバーは1日目だけ見学です。来週からの4連休の3日間をつかって実際のホールでリハーサルをして、近くの合宿所に泊まります」

北原中学校の創立記念日が今年は3連休にくっついているのだ。創立記念日は、部活動も休まないといけない規則がある。

「2日目、3日目はアンコンにでない人はどうするんですか?」

鈴音が手を挙げる。

「去年までは顧問が小林先生1人だったから他のメンバーは練習が半日だったけど、今年は私がいるので1日練習です」

と、池田が言う。

「ということです。あとは、アンサンブルメンバーへの話となります。それ以外の人はパート練に行ってください」

「「はい!」」

と、他のメンバーは速やかに音楽室から出て行った。

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