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北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
1年生1人1人の心
152/423

戦の準備

その日、下校前に茉莉花、奈津、ユリカ、凛奈は1年生だけを集めてで小林が言ったことを伝えた。

1年生を床に座らせ、ミーティングをはじめた。

「用事がなければ必ず来てください。もしなにか用事があれば同じ部活の誰かに伝えること」

「「はい!」」

「……まさかと思うけど、逃げたりしないでよ? 小林先生怒ってたんだから」

と、ユリカが腕を組んだ。

凛奈はスケッチブックにこう書いた。

【私がみんなを迎えに行くので、帰りの会が終わったら全員教室で待機しといてください】

「「はい!」」

「そっか。それなら大丈夫だね」

と、奈津が凛奈の頭を撫でた。

「大丈夫だからね。なにかあったら私たちに言ったらいい」

と、小声で座っている1年生に聞こえないように言った。凛奈はコクっと頷いた。

なんだか、(いくさ)に行く前の準備のような顔つきだった。

『本当に、明日……』

凛奈は不安で仕方なかった。

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