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北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
1年生1人1人の心
129/423

トラブル

ふわふわ『あー、もうたまには教室で練習したいよー』


まな『金管も一応日焼け禁止なんだけどww指紋取れなくなるから!』


ヒナ☆『一応でしょ? 金管は楽でいいよねー。』


まな『んん?』


美鈴『いまなんつった?』


ヒナ☆『だからさー、指3本でいけるし、片付けも簡単じゃん?』


なにか嫌な予感がしてきた。


『いやー、そんなことないよ。金管も木管も大変だよ』りんな


ヒナ☆『そうかな。だってさ、金管なんて簡単じゃん。すぐに音出たし』


まな『は? 意味わかんね』


ふわふわ『金管なめんなよ』


ヒナ☆『別に? なめてはないし』


美鈴『は? うっざ』


ゆと。『おいおいおーい。LINEでそーゆーのやめよーぜ(−_−;)』


ヒナ☆『ゆとちゃんは吹いてないからなにもわかんないんだよ。打楽器は話突っ込まないで』


momo꒰๑´•.̫ • `๑꒱『いやー、それ言う奴ってサイテーやぞ。やめろや』


百華の言葉遣いが荒くなっている。


ひかりん『世界中の打楽器&弦バスを敵にまわすよーなことだぞww』


LINEは顔が見えないので、話の雰囲気がだいたいでしか感じ取れない。

事の重要さも感じにくい。


ふわふわ『はぁー。気分悪。風呂入ってくるわ。じゃーね』


まな『私も』


美鈴『てか、もう全体この話やめよー』


りんな『そうだよねー』


momo꒰๑´•.̫ • `๑꒱『じゃあ、みんなばいばーい』





『どうしよ……』

凛奈はただ、オロオロするだけだった。

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