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プロローグ 第1節
実のところ、さほど深くないことを。
さぞ深いことのように語ってしまうのが、自分こと僕の悪いところなのかもしれない。
しかし、そういうことには少しばり目を瞑ってもらおう。
…そう、僕はいつもそうやってきた。
自分をわかってるつもりでいた、唯一の理解者だと思ってきた。
事実間違ってはないと思う、今までは。
しかし、僕が語りたいのはこれからの事、今からの僕だ。
小中学生の頃は、実にシンプルだった。
なんだかんだ、することがいっぱいあった。
高校生は…、この話は後でしよう。
大学生になった僕はというと、虚無感と劣等感。そして、自分に失望してた。
以上第1節終了