コラム クリムゾン・スターについて
クリムゾン・スター
シンクが経営するレストラン。場所は美術館近くの大通り。
五年前、洞窟を脱走したシンクがクレアラッツで生活するにあたって、得意な料理を商売にしようと考えたのが事の発端。あえて祓魔師が大量に通る美術館近くの物件を購入し、たった一人で経営し始めた。
当然悪魔であるシンクはレシピというものを使わず、作り方はいつも気まぐれ。その為、シンクの料理を完璧に再現できるのはアルジオぐらい。
アルジオの言う通り味は独特でいいと評判で、今でも候補生や祓魔師、そして一般にも根強い人気がある。
-店長-
シンク=アルフェラッツ(25)
元S級悪魔でありながら人間に料理を振舞う店長。昔から洞窟の悪魔全員の調理を担当していただけあって、料理の腕はピカイチ。しかしレストランにおける衛生管理や礼儀というものを知らず、さらに方向音痴というダメ店長。
短気でクレーマーとよく口喧嘩になるが、負けたことがない。一部の女子候補生になぜか人気がある。
-店員-
アルジオ=ロスペリア(46)
基本的にオーダー、忙しい時は調理に回る。温厚な男性で、シンクをたしなめる役割も担っている。
まだレストランが開店したての頃、今まで食べたことのない味に感動し、従業員になる。従業員で唯一シンクの料理を再現できる。
昔祓魔師に憧れて護身剣術を習っていたらしいが、とても悪魔と戦える実力ではない。
マリ=クルトン(19)
オーダーとドリンクを担当、店が空いている時は掃除に回る。明るく、ミーハーな女性。
昨年のトーナメントでセヴィスのファンになり、彼が常連客であるこの店で働くことを決める。シンクはこの動機に呆れていたが、人手が欲しいという理由で採用された。
仕事を忘れやすく、すぐに皿を割る。
★
ミルフィ=レオパルド(18)
訳あってこの店で匿ってもらっている女性。セヴィスが連れて来た為、アルジオとマリには彼の恋人だと思われている。これに関してはまんざらでもない様子。
盛り付けやドリンクなどの簡単な調理を担当している。基本的に厨房から出ないので、接客はしない。
-メニュー-
マジデウメーゾ…800デルカ
「マジでうめーぞ」オムライスに近い。最も人気のあるメニュー。
ノコサセネエ…600デルカ
「残させねえ」ラーメンに近い。祓魔師研究家ターレやハミルの父ミストが好んでいることから、若者向けではない味だと思われる。
ナマノワケネエダロ…700デルカ
「生のわけねえだろ」ただのハンバーグ。されどハンバーグ。レストラン開店前、シンクが初めてセヴィスに振舞った料理。そのせいかセヴィスが異常に気に入ってしまったメニュー。彼の存在そのものが宣伝になっているらしく、マジデウメーゾに次ぐ人気を誇る。
シンクのレパートリーの中では最も簡単な料理。作る人間がセヴィスでない限り再現できる。
マズイトイッタラコロス…550デルカ
「不味いと言ったら殺す」カレーライスに近い。名前のせいで人気が低迷しているが、この名前だからこそ注文した人物もいる。代表的な例がモルディオ。
てんちょの特製クリムゾン・スペシャル…1000デルカ
マリが考案したメニュー。ミートソーススパゲティに近い。ボリュームがあり、シンク本人も気に入っている。候補生に人気で、ハミルも好んで注文している。
地獄海サラダ…300デルカ
アルジオが栄養バランスを考えて作ったシーフードサラダ。アルジオ曰く、名前はセヴィスが考案したらしい。
たまにシンクが唐辛子を大量に入れてロシアンルーレットをするので、頼むには勇気がいる。
ポイズンドリンク(嘘)…100デルカ
至って普通のフルーツミックス。名前はインパクトを欲しがったアルジオがつけた。
店長特製トランスビールR-20…300デルカ
至って普通のビールだが、ここでもやはりインパクトを欲しがったアルジオが名前をつけた。
ディアボリック・ドリンクバー…200デルカ
たくさんの味があるが、壁のメニューに書かれていないのでよく忘れられる。名前は言うまでもない。