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西涼の鉄ちゃん  作者: 坂本 康弘
西涼問題児と反董卓連合
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八戦目「問題児は休む」

悩んでます。

詳しいことは後書きで。

side馬超


…あたしだ。


玉が夏候惇に斬られるということがあった。


あたしも翡玉も槍を振るおうとしたけど玉は「手を出すな」と言う。


曹操も本当に申し訳なさそうだった。夏候惇も半分涙目だった。


なぜ、あのまま斬ったのかと聞くと「身の構え方が武人だった」からだという。あとは勢いをつけすぎて止まらなかったらしいけど…。


幸い命には別状はないらしい。本当によかった…。


曹操は後にお詫びとして金や資源などをくれるらしい。玉はいらないって言ったけどさ。


そして今、あたしは曹操自身が作ったという酒を持って玉の天幕に向かっている。


「玉…大丈夫かな」


蒲公英の奴がどこに行ったかは知らないけど翡玉は今は兵の陣営を張るために指示を出している。


やがて玉の天幕の前に着くと…


な、なんか声がする。










『んっ…ちゅ…ちゅぱ…』


『おぉ…』


『くちゅ…ぴちゃ…どうお兄様…?』


『すごく…いいよ…』


『ん…ちゅ…くちゅ…えへへ♪じゃあ…もっと…』


『やばい…この纏わり付く感覚が…』


『ぴちゅ…ちゅく…んっ…ちゅ…』










「な、な、な、な、な、な…」


こ、この水みたいな音って…?


ま、ま、ま、ま、ま、ま、まさか…?


ち、違うよな?


って何が違うんだ?


ち、ち、ち、ち、違うよな!?


「お前ら何やってんだー!?」


side out










ヤッホー斬られた傷が痛いけど仕事はしっかりやってる鉄だよー。


…びっくりしたよー。


いきなり翠が顔を真っ赤にして叫んできたんだもん。


え?何があったんだって?


いやぁー、それがさー。


書簡とか報告書を纏めていたら指切っちゃってさー。


そしたら偶然いた蒲公英が「私が舐めてあげる♪」とか言って、血が出てきた俺の指を舐め始めたんだよ。


…なんというか…エロかった…。


そんな感じで説明したら翠は


「☆〒※◇¢⇔∀≒Å⊥∽♯¶⇔∂%$!!」


翠語を叫びながら顔を真っ赤にして、どっか走って行ったよ。


ちなみに翠語は俺も解読できない。


あぁ…そんな翠も可愛いなぁ…。


きっとエロエロな事だと思ってたんだな♪


可愛い奴め♪


女の子はちょっとエッチな方が可愛いぞ♪


ふふん♪


さてさて・・・次のこと考えないとなぁ。


「虎牢関戦は明日だしなぁ。本初(袁紹の字)あたりが攻めるかな?」


公孫将軍も玄徳も手柄を手に入れたしな。


・・・おぉ、やっぱり真名を知らない人物は字とか将軍つけた方がしっくり来るなぁ。


蒼○航路は俺も好きっすw


まあいいや」


後ろからの奇襲だと時間がかかると思うからないな」


いっそ、もう考えるのやめようかな?


出番、無さそうだし。


翡玉といちゃいちゃしてようかな?


どうせ、孟徳殿と伯府殿あたりが制圧したり手柄をあげるだろうし。


というか陶謙じいさんは大丈夫なのか?


そのほかの諸侯もやる気なさそうだし。


どっかの諸侯なんて、別の場所から攻めようとしたら高順にやられたーとか、徐栄にやられたーとか報告があったな。


ざまぁww


まあ、とりあえず注意とか警戒しておくべきの諸侯はそんな「ざまぁww」なんてことはしてないからね。


「盟主」


「ん?成公英か、どうした?」


この声は成公英か。いろんなことをやってくれるから意外と頼りになる・・・時もある。


天幕の外から声が聞こえてくる。


「曹操殿がお目通り願いたいと」


「孟徳殿が?失礼かもしれないが、このままの格好で良ければ入ってきてくれ」


ちょちょいと身だしなみを整えると、さっきぶりの孟徳殿がいらっしゃった。


元譲殿もいるなぁ。


「孟徳殿、このような格好で失礼します」


「いえ、そんなことは気にしないわ。それよりも、さっきの件だけど本当に申し訳なかったわ」


「すまない」


頭を下げてくる二人。・・・気にしてないんだけどなぁ。


「お二人とも顔をお上げください。気にしてませんから」


「本来なら夏侯惇を斬首・・・そのぐらいの罪を償わせなければいけないんだけど・・・」


「ああ、そこまでやらなくていいですよ。彼女は貴女の部下であり、家族でもあるのですから。この件は内密に水に流しましょう」


「・・・そう言ってもらえるなら本当に嬉しいわ。代わりと受け取って欲しいんだけど・・・金や資源を」


「ありがたく頂戴します」


たくさんあっても困らないしね。


「兵糧はさすがに勘弁してくれないかしら?」


「ええ、もちろん」


まあ、さすがに民の生活に関係してくる食料を貰うわけにはいかないしねえ。


それに・・・斬られただけで得たものもあるし。


「それじゃあ最後に、本当に申し訳ない。夏侯惇の主君としてこの曹孟徳。お詫び申し上げます」


「この馬鉄。その謝罪お受けしました。顔をお上げください」


「・・・それじゃあ後で資源などは手配するわ」


「ありがとうございます」


「あと最後に」


「ん?」


「私に、仕える気はないかしら?」


はは・・・さすがに苦笑しますね・・・。


「魅力的なお話ですが、自分にはすでに忠誠を誓った主君がいますので」


孟徳殿はフフッと微笑んで


「また会いましょう馬鉄」


「ええ、また会いましょう」


本当は会いたくない。















さてさて、天幕で寝ているにも暇なので散歩しよっと。


傷はどうしたって?


痛いんだよチクショー!


でも、ま、気分転換だな。


「あ、玉!」


「お、一刀!どうしたんだ?」


「お前が頼んできた馬超のゴスロリ服の設計図が出来上がったんだ!」


「おお!こんな周りが殺伐として糞忙しい時にそんなことを気にせずにやる一刀に痺れる憧れるぅ!」


「…なんか、全く褒められた感じがしないんだけど…」


気のせい気のせい。


「…まあ、いいや。これを呉服店に見せれば見繕ってくれるはずだ」


おお!とうとう翠に着せられる服が!


「ふむ…これは絹を買っとかないとな…俺の小遣いから出すか…。まあいいや、ありがとう!」


「何言ってんだ水臭いなぁ。俺達親友であり…」


「「同士だ!」」


「よし、ならこっちは知り合いの商人にゴスロリとかメイドとかの素材になる絹を俺と一刀には安くできるようにお願いしてみる」


「ああ、ありがとう助かる」


「じゃ、また新作待ってるぜ!メイド服とゴスロリの設計図をありがとう!」


「ああ!任せろ!」


一刀君さすが。


暑苦しいかもしれないけど、いい奴だよ?


さてさて、武威に帰ったら早速呉服店に見繕ってもらおっと♪


むふふ…楽しみだなぁ。


「次…どうしようかなぁ…」


一刀君と別れて暇。


連合軍の陣営は広さだけは無駄に広いからなぁ。


どっかの総大将とは反対だなあ。


とりあえずどこに行こうか?


1:曹操

2:劉備

3:孫策

4:その他

5:天幕に帰って寝る。


ん〜五番目の案が魅力的ですね〜。


…あれ?今、何か電波を受信したよ?


まあいいや。


孟徳殿のとこに言って何すればいいんだよ。荀家の人物とは、あまり会いたくないしなぁ。


玄徳んところ行ってもしょうがないし、孫策殿は面識がないし、やべぇ、やることねえ。


「・・・とりあえず次の策でも練るか」


結局は帰って寝ることにした。

















こんばんは、夜だよ。


さっきまで寝てました。兵達は炊き出しをやっています。


・・・翠があまりにも食うので一日分か半日分に。


さらに翼徳ちゃんもなぜか参戦、一日分が一食分になってしまいました。


玄徳んところは兵糧がないからなぁ。


馬達はみな、草をもっさもっさと食べております。


さて、次の行動だ。


さっき天文を見たところ夜襲の兆候があるから、教えないとなぁ。


玄徳のところは孔明がいるから大丈夫だろう。彼女天文俺よりも理解してるし。ずるいね、天才って。


陣営も連合軍のはじっこにさせていただいたし、兵糧も安全なところに移動させた。


・・・さあ、かかってこい。


来るのは張遼と高順あたりだろう。虎牢関からは呂布が出るはずだ。


・・・会いたくないなぁ。誰か一人とあったら斬られかねない。


翡玉あたりに俺の護衛を頼むことにしよう。

反董卓連合の後、どうしましょうかな。

群雄割拠の時代ですからね〜…




一、曹操に攻められ、馬鉄が…

完結が早くなりますね〜。


二、曹操に攻められ、蜀に落ち延びる。

一刀との絡みが期待できますねえ。


三、曹操を降し、華北を統一。

…これも、なんだかんだで完結早そうですねえ。あ、でも蜀呉と戦わせるのもありですね。


四、曹操を撃退し、西涼国を興す。

うーん、似た作品があった気がするんで怖いですねえ。


五、いっそ全部やっちゃえ。

無理っす。




…正直、現時点の西涼軍は将が少ないですからねえ。

…西涼だから董卓軍吸収するの忘れてました。今更じゃ、遅いですしね。


選択、お願いします。

では次回もよろしくお願いします。

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