四戦目「問題児は悩む」
…うぅ。
もう、こんな展開に…。
一週間一回更新は…遅いなぁ。
「むむむ…」
唸り続けるのは俺、馬鉄。
…本当なら現実逃避して翠といちゃいちゃしたいものだ。
ただ今は…
「ぎょ、玉様…」
「どうした?」
「なぜ私は…玉様のお膝の上にいるんでしょうか…」
ぶっちゃけると、そこにいたから。
「翡玉は…俺の膝上にいるのが嫌なの?」
「と、とんでもない!…ただ、私のような堅物が玉様のお膝の上によろしいのでしょうか…」
犬耳があったら、絶対に、垂れてる。
可愛いよぉ…。
「もう最高」
「ひゃあ!」
抱き締めてやる・・・おお・・・体温が心地良いなぁ。
さて、話を戻すか。戻すというか、何に戻るのかがわからないけど。
俺が唸る理由を教えてやろう!
えんしょーから来たのだよ!
【董卓マジうぜえ~みんなで倒そうぜ】ってな!
というか、いつの間に進んでいたの?
董卓は会ったことはないけど、悪い噂は聞かなかったからなぁ。
なんだろーね、まったく。
面倒だから正直行きたくないさ。それに霊帝だっけ?
いつの間にお亡くなりになられたし。
反董卓れんごーなんて忘れて武威でごろごろしてたいさ。
だけど・・・現実はそう上手くいかないんだよね。
曹操が肯定の勅命を持ってきた!とか言ってるけどさ、絶対にあれ偽物じゃん。
西涼兵士舐めるなよ?
めっちゃ強いんだからね?
俺なんて片手でやられるさ絶対。
董卓軍は洛陽の皇帝直下の親衛隊だったか、禁軍も入っているし。
それに呂布だよ、呂布。こーきんとー三万潰したって奴。こわいこわい。
・・・まあ、翡翠さんが「漢の臣下」を公言しているからには、連合に参加しないといけないんだけど。
本当ならね?そんなの忘れてさ、さっきも言ったけど、ごろごろしてたいんだよなぁ。
連合なんて名ばかりで勢力を伸ばすための集まりだしさー。
あ、でも御遣いには会いたいな。どんな人だろう。俺の嫁達はやらんと釘を刺さねば。
・・・む、ここは【西涼娘連合】の布教が出来るチャンスか?
ここで名声を上げれば、ただでさえ少ない西涼名士も着てくれるかな。
ま、その筆頭はあくまで俺なんだけどさ。
「なー、翡玉」
「・・・なんでしょうか」
顔を赤く染めていてかわゆーい!
「この連合の誘い・・・どう思う?」
「大方、袁紹の董卓への嫉妬でしょう・・・。袁紹に比べると董卓の方が良い意味で名高いですから。玉様も分かっておられるでしょう?」
「さすが俺の嫁」
「よ、嫁!?」
あぁ・・・もぅ・・・可愛いなぁ・・・。
いただきます、したいなぁ。
おいしくいただきたいなぁ。
すると俺のいる執務室に足音が近付いているのが分かる。
・・・この軽快な足取りは・・・
「お兄様いる~?」
やはり蒲公英か。
ちなみにコツコツというのが翡玉。
カツカツというのが翡翠さん。
タッタッタッが翠。
トタトタトタが蒲公英なのだよ。
「いるよー」
「た、蒲公英!?」
「あー!翡玉さんずるーい!お兄様の膝の上にいるなんて!」
「こ、これは誤解です!そ、その・・・玉様が無理矢理・・・」
「なんだかんだで抵抗しなかったけど」
「はぅ~!」
「あ、逃げちゃった」
あぁ、もうかわいすぎるって。
あとで抱きついてみよっと。
「・・・で、どうしたの?」
「あ、ううん。兵士の調練が終わったからお兄様に会いに来たの♪」
なにこの小動物。
「可愛すぎるぞ蒲公英!ほれほれ!俺の膝の上に来い!てか、来てください!」
「いいの?やった~♪」
膝の上に座る蒲公英をぎゅ~っと抱き締める。
あー、この抱き心地最高。
「お兄様ったら~苦しいよ~」
「嬉しそうなくせに~」
ぎゅう~~~~~~~~~~~~~~。
最高。
もうこの柔らかさ最高。
「くすぐったいよ~」
この太ももの柔らかさマジ最高。
この短パンいいね。スカートもいいけど、この短パンもいいね。
ほっぺも柔らかいなぁ~。
あぁ、癒される。
えんしょーなんかの手紙なんて破ってちぎって燃やして灰にして蒔きたい。
いらないよ、あれ。
連合なんて面倒だよ。
翠といちゃいちゃしてれば最高だよ、ほんと。
いつになったらお胸を揉ませてくれるのだろうか。
・・・いや、触れるものではない。愛でるものだ。
・・・・は、今電波を感知した・・・。
む、この足音は・・・
「玉、いるかしら?」
「翡翠さんなんでしょうか?」
「あ、蒲公英もいるの。ちょっと席外してくれないかしら?」
というか、すでに慣れすぎて俺の膝の上にいて抱きついている蒲公英はスルーなんですよね。
あらら、珍しく蒲公英ちゃんが顔をほのか染めていますよ。かわゆーい!
レアだね。
・・・とまあ、それは置いといて。
翡翠さんの迫力に押されてますよ。
「う、うん。分かった」
多分、真面目な話なんだろうね。
威圧感とか出てますよ。蒲公英も押されて、逃げるように出ていますよ。
俺も気絶しそうです。こわー。
さて、いるのは俺と翡翠さんのみ。
こんな美女が目の前にして、年頃の俺と二人っきりってうひょーな状況なんですけど。
ま、襲っても返り討ちにされるだろうけどさ。
「・・・で、どんなお話なんでしょうか」
椅子に座る翡翠さんの前にお茶を差し出す。
いつ準備したかって?
紳士に不可能はないさ。
翡翠さんはお茶を一度、口に含むと話し出した。
「貴方はこの未来どう見る?」
そりゃあ、もう、いろんな人と語り合ってましたから。
「・・・確実に乱世は到来しますね。というか、すでに乱世ですよ。単に乱世の範囲が広まったような感じですね。最初は宮中だったのが、大陸中に広まった感じですよ」
「その乱世の英雄は」
「やはりかかせないのが、【乱世の奸雄】の曹操、まだ勢力は小さいですが【仁君】劉備。今は袁術の支配下ですが、いずれ江東で名をはぜるでしょう【小覇王】孫策」
「・・・その中に翠はいないのね」
「翠は主君としては、あまりいい方ではありませんからね。それに【西からは兵、東からは官】でしたっけ。ま、俺は彼女がいるだけでやる気になりますが」
「やっぱり西涼名士筆頭はすごいわね」
「といわれても俺だけなんですけど」
ぶっちゃけ西涼は辺境の地なんだよ。
常に異民族と争っているせいで名士の人が集まろうとしないんだよね。
だから、いないんだよ文官。
多少頭良いくらいで、無駄にプライドが高い奴はいるけど本物の名士からは良い評判はないのさ。
文官はいるが、ぶっちゃけ名士には程遠い。せいぜい字が読めるくらいだ。
「…やっぱり連合には参加するつもりですか」
「私が漢の忠臣を公言してるからね・・・迷惑をかけるわ」
「いえ、迷惑なんて。むしろ、今回ので勢力を伸ばしましょう」
「策があるのかしら?」
俺はニッコリと笑って
「もちろん、西涼にその人ありと言われた人物の右腕ですから」
「そう、なら・・・」
「っ!?」
おぉ!翡翠さんの巨大な胸が俺の胸板に・・・!
「褒美くらあげようかしら?」
「な、ななな・・・・」
むきゃあああああああああ!?
むむむむむ胸が・・・や、柔らかい!
って冷静に感触を楽しむな俺!確かに柔らかい!うん最高!普段は嬉しいけど、なんというかこの状況って!?あー!うー!興奮はするけど!はわわー!?あわわー!?
「玉は初めてだったわね?・・・私は旦那が亡くなっていらいね」
「はにゃあ!?」
耳たぶを甘噛みされたー!?
うおおお!?なんという破壊力!?翡翠さん最高!大人の女性最高!もちろん翠は愛しているぞ!
おおう!?
うおおお!?
大人の会談のーぼるー♪幸せは、どこにあるんだ?・・・じゃない!
こ、このまま俺は褒美ということで翡翠さんにあーんなことやこーんなことや、むふふなことが・・・
「ぶほっ!」
俺の意識はそこで途切れた・・・・。
side翡翠
・・・まさか、普段あんなに積極的な玉が鼻血で気絶するとわね・・・。
私は乱れた服を調え、気絶している玉を膝の上に乗せる。
くかーと眠る玉の髪を撫でる。
翠のように柔らかい感触。
・・・亡くなった夫を思い出すわね。
それに・・・
「確実に感づかれてるわね・・・」
私の体調のこと。
玉は何故だか分からないけど、私や翠の体重まで詳しく知っているらしい。・・・なぜかしら。
玉は私に「体重が減ってますよ?女性なんですからもう少し、ふくよかの方が美しいと思いますよ」と。
「はぁ・・・」
思わず溜め息が出る。
医者に見てもらったところ治療が出来ないらしい。
漢中にも赴いたけど・・・不可能らしいわね。
・・・すでに時代は次の世代に移っている。
私も時代から見れば心のこりはない。次の盛大である翠や玉がいるのだから。
ただ・・・ただ、私はまだ、こうして翠や玉達と子供達と一緒にいたい。
こう思うとやっぱりつくづくと歳を取ったと感じる。
・・・連合は・・・玉や翠に任せましょうね。
私は病気と戦おう。西涼の馬寿成の名にかけて。
蒲公英:
やっほー♪ガサツな西涼に咲く花こと蒲公英だよー♪
なんかお兄様悩んでるみたいだけど…本当に悩んでるのかなぁ?ずっと翡玉ちゃんとイチャイチャしてる気がするよー。ずるーい蒲公英もー。
うー反董卓連合に参加するんだってさー。面倒だねー。お兄様もずっとめんどくさーい、めんどくさーいって呟いていたもん。
…あ、やめてお姉様!手をぐーにしないで!や、いやぁー!
…うぅ、痛いよぉ。お兄様に慰めてもらってく…ご、ごめんなさいお姉様。
とりあえず行ってきまーす!
次も応援よろしくね!
以上西涼の馬超の従妹馬岱こと蒲公英でしたー♪