次回作予告
――――その男は死なない――――
誰が言ったのであろうか。
それはわからない。
ただあるのはその言葉。
西涼に居た馬鉄。
彼は不利な状況が多くありながらも当初は優勢な攻撃を繰り出していた。
それはまるで第二次世界大戦の日本のように。
強く願われた彼との再会は新たな外史によって叶うことになる。
【三傑の如く】
そう有名な人物評定家である許子将に評された者が居た。
彼は幼いころからとても頭が良かった。
運動はあまり褒められるほど出来たわけではないが【神童】と呼べるほど頭が良かった。
漢王朝に就職した彼は現実を見て、現実に流されるように賄賂などで行き通していた。
そんな彼の目の前に現れたのは【董】の旗――――
「いくら生きるためとはいえ賄賂をしてるとはな……皮肉なもんだよ」
「いつも悲しそうな顔をしていると言われた。しかし、あの方が来てくれたおかげで毎日が楽しくなった」
「仕事にやりがいを感じた。今まではなすがままだったけど、民のためにこうして働けるのだから」
「不利な条件など地理的な問題だ。全員、奮闘努力せよ」
「漢王朝は再び再統一しなければならない。それは避ければ乱世は続く」
「どんな名将をそろえていようがこちらには一騎当千、万夫不動の将が揃っている」
「どんな役職につこうとも目指すものは代わらない」
――――その男は再び生を得る――――
これにて完結です。
今まで多くの感想、お気に入り登録ありがとうございました。
西涼の鉄ちゃんの次回作にご期待ください。