補遺1
管理番号 A-3174 に関する分類変更の経過について確認したところ、
以下の点に留意すべき状況が認められました。
分類変更の推移(抜粋)
・思想・哲学(基礎思想)
・宗教思想・教義論(比較宗教)
・宗教思想・教義論(宗教思想史)
・歴史(思想史)
上記の分類変更はいずれも、
日報上は分類基準の見直し、または体系整理に伴うものとして処理されており、
当該時点において、特別な対応や注記は行われていません。
しかしながら、これらの記録を通覧すると、
分類変更の回数が比較的多いこと、
ならびに、宗教思想分野から歴史分野へ、
隣接分野を経由せずに再配置が行われている点が確認されます。
このような分類の移動は、制度上不可能であるとは言えないものの、
通常の整理業務において頻繁に生じる事例であるとは考えにくい状況です。
また、歴史分野への再配置が行われた直後の日報において、
当該書籍の所在に関する利用者からの照会対応が記録されています。
これらの事実については、
個別に見れば偶発的な事象として説明することも可能であると思われます。
一方で、分類変更との時間的な近接性を踏まえると、
両者の間に一定の関連性が存在する可能性も否定できません。
以上の点を総合的に考慮すると、
管理番号 A-3174 に関する一連の分類変更については、
標準的な事務処理の範囲を超えて生じた事例である可能性があり、
書籍そのもの、あるいは当該書籍に対する認識の側に、
何らかの異常要因が介在していると判断する余地があるものと考えられます。




