目次 1/1 受験、それは野望の始まりの第一歩。 ツッパリは嫌いだった。暴走族はもっと嫌いだった。 でも、自分が生まれ育った街は、全国でも有名な暴走族の本拠地で、街にはその名前を冠したジャンパーを着てリーゼントを決めたツッパリと、日米海軍の軍人で溢れかえっていたし、夜になれば不眠になるほど、毎晩バイクの爆音に包まれていた。 そんな環境で育った14歳の春、県内最古の女子高が男子生徒を受け入れると云うニュースが周囲を騒がしていた。 その時、自分の中にハッキリと、或る野望が芽生えたのを感じた。