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パーマのかかった髪に長く垂れた福耳、額の謎の出来物的なやつ。

それはばーちゃんの家でよく見た仏壇の仏像の顔とそっくりだ。

仏はスーツに身を包んでいみ、柔和な笑みを浮かべ俺を見つめている仏の男は口を開き言葉を発する。


「吉田様お越しくださりありがとうございます。ご存知の通り吉田様はお亡くなりになられました。ですので、これで吉田翔様の人生は終了でございます。次の生へのご案内ですが、ユグドワールという名の星の人間として生まれる予定です。」

「は?」


死んだことは分かっていた。

電車に跳ねられた時、あんなに痛かったんだ。

死んでいるに決まっている。

だが訳の分からない男から自分の死を告げられることがまず意味がわからないし、なんだユグドワールって

そんな厨二くさい名前の星なんか聞いたことすらない。

それに俺、転生とか生まれ変わるとか信じないタイプなんだよ。

ラノベで転生物はたくさん呼んでたけどそれはフィクションだからだ。


そんな事を考えてる俺をよそに仏の顔をした男は淡々と仕事をするかのように言葉を発した。


「困惑されるのも無理はありません。なにせ急に死んだとかたんせいとか言われたら誰でも困惑するものです。ですが、吉田様はあなた方が異世界と呼んでいる類のところに転生されます。その世界には、地球にはない魔法があります。

しかし文明は中世レベルでして、文明社会で生きてこられた吉田様には少々不便かもしれません。

ですが、こちらの都合で転生されますので、それなりの補償はさせてもらうつもりです。

何か希望はございませんか?

例えば、貴族に生まれたいとか、欲しい能力があるとか、そういうのを可能な限り叶えて差し上げます。」


本当に俺はユグなんとかに転生するのだろうか。

こんな俺でもラノベの主人公みたいにみんなから尊敬されたり、ものすごい力を手に入れる事ができるのだろうか。

確かになんとも嘘くさいが、俺はもう死んでるんだ。転生でもなんでもしてやろう。

そう思い、自分の願望を口にする。


「そ、それじゃぁ 俺、貴族に生まれたいです。あとチート級の魔法の才能なんかが欲しいです。」

「承知いたしました。ではこちらの書類に母印とお名前を記入ください。

それと一つ、吉田様は転生した世界に早く慣れていただくため、あちらの世界の言語は聞くことも話すこともできるスキルがありますので、あちらの世界の言語に関してはご安心ください。」

「あ、はい」


へぇ、スキルなんてあるんだ。

なんか全然、実感がわかない。

話が終わると、仏の顔をした男は引き出しから紙を出し、俺に渡した。

紙には、一番上に誓約書と書いてある。

まあ、内容は俺が異世界に転生することに同意するみたいな内容であとはよくわからなかった。

怪しすぎる書類だったが、男に促されたので自分の名前を署名し、母印を押す。

それを見て男は少しだけ口角を上げて、俺に言った。


「受理いたしました。ご協力感謝します。

あぁ、それと注意事項がございます。絶対にに文明を発達させないでください。分かりらましたね。」

「はい」

「では、ご案内致します。」


なんで発達させてはいけないのだろうか。

いいことのはずなのに。

男は立ち上がり、カウンターから出て俺のそばにくると変わらない柔和な笑みを浮かべてついてこいとでもいうかのように歩き出した。

俺も何故か、ついていかなきゃけばいけないような気がして席を立ち黒いスーツの後ろ姿についていく。


数分歩くと豪勢で大きな二枚扉が目に入る。

扉は白く、天使のような金の模様がある。

それはまるで美術品のようでもあり何か神秘的なものを感じる。

でも先ほどまでこんな扉はなかった。

男はやはり柔和は笑みを浮かべ、扉を開く。


「さぁ、こちらに入ってください。

この扉の先は新しい生が貴方を待っています。」


そう言われ、俺は扉をくぐる。

扉の向こうは、とても白くて不思議な感覚だった。

浮いてるような気もするし、寝ているような気もする、形容し難い感覚だ。

俺は瞼を閉じ眠るかのようにそこで意識を手放した。



俺が目を覚ましたとき最初に見たものは、母親や父親でもなく四角くレンガらしきものに囲われてその四角の中には部屋があった。

周りを見渡すと正面以外の面は全部レンガらしきものに囲われていた。見る限りここは四角くい部屋のような場所だ。

だがおかしなことに俺がぎりぎり入るような大きさで赤ん坊が入るにはおかしなところだ。

そこでおかしいことに気がつき視線を落とし、自分の体を見ることにした。

そこには肌色の赤ん坊のような小さな体ではなく、赤い形が定まっていない何かだった。

それが何か理解するのに10秒ほどかかったが、それは前世で理科の実験なんかでよく見た、火だった。

俺の感想は


はぁ????






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