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049_ヒロインの色

本日7話目です。


エレメンタルズに亜美を加えた初戦闘です。

ここまでアップしたくて頑張りました。

049_ヒロインの色


「ちょっと待って。あなた、あの『亜美』ちゃんなの。」


「落ち着け。百香。わ、わかるけど。慌てるのはわかるけど落ち着け。」


「はい、エレメンタルズの皆様に8歳の時に助けてもらった鈴代亜美です。」


列人と百香が慌てるのも無理はない。

アメリアの前世、鈴代亜美はエレメンタルズに助けられ、その後ヒーローの施設で育てられていた子供だからである。

その時からエレメンタルズを慕っており、お兄さん、お姉さんと呼ぶのはその名残である。


「でも驚きました。まさか列人お兄さんが『氷の暗殺者_アルフレット』に転生しているなんて。」


「えっと、亜美ちゃん。もしかして『アナスト』知ってるの。」


「はい、今はコルト病の攻略中です。」


「そうか。・・・百香、そのローブの下、亜美ちゃんになら見せてもいいかもな。」


「どういうことですか?」


「亜美ちゃん。百香の今の姿って見るのに少し覚悟が要ると思うんだ。百香、頼む。」


「列人、人を珍獣みたいに言うんじゃないわよ。」


そう言って百香がローブを外すと亜美は目を見開いた。


「え!モニカ=ローゼスベルク公爵令嬢。・・・・え、でもなんで。」


列人達はここでお互いの事情について情報交換することにした。


「つまり、列人お兄さんの覚醒が10年前、

百香お姉さんは覚醒してまだ1~2ヶ月ということですか。」


「それで、亜美ちゃんは物心ついた時から覚醒していて、しかも前世では80年の天寿を全うしている、と。

俺達より亜美ちゃんの方が年上って事。」


「それについては今まで通りでいかせてください。

どうも精神が肉体に引っ張られているみたいで、自分を80歳のおばあちゃんと思えないんです。

それに年下の子供がいきなり年上になったら混乱すると思いますし。」


「じゃあ、そういうことで行きましょう。

それじゃ、亜美ちゃんとは一旦ここでお別れね。」


「え?どうしてですか?」


「いや、だって俺達これから盗賊500人潰しに行くんだよ。

さすがに亜美ちゃんを守りながらは厳しい。

亜美ちゃんにもしもの事があったら困るだろう。」


「ああ、なるほど。そういうことですか。

それでしたら心配いりません。私自分の身くらい自分で守れます。

これでもハンターですから。ランクもBですよ。」


亜美は自慢げにない胸を張る。ちなみに胸もB(自己申告)である。


「まあ、Bランクなら大丈夫だろう。同行を許可ってことでいいか百香。」


「ええ、いいわよ。報酬に関しては歩合制ってことで。」


「分かりました。よろしくお願いします。」


3人は盗賊『砂漠の荒鷲』の本拠地へと向かった。

ちなみに場所を前回襲ってきたモヒカンに吐かせた。

移動手段はストームワンである。

これに乗せられた百香と亜美はなんだか遠い目をしていた。

列人は移動中、ずっとドナドナを歌っていた。


道中は特に何事もなく『砂漠の荒鷲』の本拠地の1キロ手前に到着した。


「亜美ちゃん、遠距離の攻撃はできる?」


「はい、できますけど。」


「じゃあ、俺がまず突っ込んで敵を撹乱するから百香と亜美ちゃんで援護。

敵はなるべく惹きつけるけど500人いるから撃ち漏らしも出てくるだろう。

そのときは百香が亜美ちゃんを守る。

百香は必ず1分間持ち堪えろ。どんな状況でも1分以内に救援に行く。

亜美ちゃんはとにかく敵を減らすことに集中、何か意見は。」


「私からは特にないわ。亜美ちゃんは?」


「初撃は私が担当してもいいですか。一応私の攻撃射程は1キロ以上ありますので、それで少しは数を減らせます。」


「ちょっと待って、アメリアって回復術師で攻撃はオマケ程度だったわよね。

それに『アナスト』で射程1キロの攻撃ってなかったわよ。」


「・・・百香、亜美ちゃんができるって言うならできるんだろう。

まず俺が少し近づいて攻撃ポイントを亜美ちゃんに指示する。

それを合図に俺が突っ込む。後はさっき言った通り、作戦は以上。

何、失敗してもいい。そのときは俺がフォローする。」


「・・・了解、ごめんね。亜美ちゃん余計なこと言って。」


「いいえ、当然の懸念です。それに失敗なんてしませんから。」


打ち合わせを済ませ、列人が作戦開始を指示。

百香が『メッセージアイリス』を全員に渡し、列人が盗賊団に近づく。


「こちら列人、亜美ちゃん聞こえる。」


「こちら亜美、大丈夫です。列人お兄さん。」


「亜美ちゃん、俺から見て前方500mの地点に攻撃頼む。」


「了解、攻撃開始カウント5 5,4,3」


亜美が攻撃開始を宣言したと同時に真っ白な弓が亜美の手の中に現れる。


「2,1,0、いっけー、『烈風(れっぷう』」


それをカウントしながら引き絞り、0と共に直径5mはあろうかと言う巨大な風の矢が盗賊団に向けて放たれ、次々と蹴散らしていく。


「ここはヒーローらしく名乗りましょう。私は鈴代亜美。

青葉総司師匠と青葉百合先生の一番弟子『二代目エレメンタルホワイト』です。」


亜美の突然の爆弾発言に作戦中であるにも関わらず、思わず固まる列人と百香であった。

亜美は列人達から見て、未来のエレメンタルズメンバーです。

しかも列人達の同僚であるブルーこと総司とホワイトこと百合の弟子です。


これで主要メンバーが揃ってきたのですが、ストックが減ってきていますのでもしかしたらペースが落ちるかもしれません。それでも可能な限り1日1話は守っていきたいと思っています。

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