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104_閑話_その頃黒幕達は

本日2話投稿予定

百香がツァオガウを倒した後の魔族と黒幕ジギスムントの様子です。


胸糞回です。

魔族が百香にビビって、色々と悪事を働くだけですので飛ばしても大丈夫です。

ジギスムント一族はクズとだけ覚えておいて下さい。

104_閑話_その頃黒幕達は


遡ることツァオガウ撃破の数日後

王都フラム、郊外の某屋敷


「昨日、モニカ=ローゼスベルクを回収しに向かったはずの軍師が遺体で発見された。

しかも『魔人化』した状態でだ。」


如何にも信じられないと言った風情で語る魔王軍_宰相のこの言葉にここにいる残りの者、魔術長と将軍が驚愕の表情を浮かべる。


この屋敷は宰相がジギスムントに用意させた屋敷の一つで、宰相の呼び出しにより四天王(今は3人)が集まった次第である。


「それは本当の事であるか。軍師は我らの中で現時点で最も力を与られていたはずであるぞ。」


「そうだよ。『魔人化』も8割以上進んでいて、後もう少しで完全体に到達するところだったんだよ。

その軍師が一体なんで死ぬんだよ。」


「それがわからんから調べるのだ。幸い軍師の遺体は回収できている。」


「つまり、また死体の情報を読め、と言いたいわけだね。」


「ああ、すまないが頼む。今度も損傷が激しい。

前回のモニカ=ローゼスベルクの時とそっくりだ。」


「考えたくはないが、またモニカ=ローゼスベルクであるか。」


「まあ、すぐわかるよ。ちょっと待ってくれるかな。」


そう呟いて、魔術長は軍師の死体に魔法を施す。

魔術長の顔色がみるみる悪くなり、脂汗を吹き出しながら情報を読み取っていく。


「・・・・はぁ・・はぁ・・なんだこの化物は、これはもはやこの世にいていい存在じゃないぞ!!」


「一体どうした。ただ事ではないようだが。」


「お前がそれほど声を荒げる等、滅多にないのである。

早いところ説明するのである。」


「わかったよ。ったく、人使いが荒い。」


明らかに様子のおかしい魔術長に対して、宰相と将軍が説明を促す。

それに悪態をつきながら、魔術長は水鏡の魔法で先ほど自分が見た映像を映し出す。


「なんだこれは。モニカ=ローゼスベルクも『魔人化』するのか。」


「それはないね。軍師の思考も読ませてもらったけど、魔王様のお力ではなかったようだ。

だが、気になるのはこのよくわからない言葉だ。

この言葉って、魔王様が時々呟く言葉に似てないかい。」


「言われて見ればそうであるな。

つまりモニカ=ローゼスベルクと何かしらの関係を持っているという事であるか。」


「それについてはわからない。ただこれ以上の深入りはやめた方がいいだろう。

魔王様にも魔王様自身を探る事は禁止されている。

もし、魔王様の不興を買えば、力を頂くどころか滅ぼされてしまいかねない。」


「・・・そうだね、僕達が知っておかなければいけない事は、相手が化物だという事だ。

そして一刻も早く嘆きの力を集めて魔王様を完全復活させないと我々が危ないという事だ。」


「それはそうであるが、拙者はこの化物と手合わせしたいのである。」


「ちっ、これだから戦闘狂は。」


この惨状を見て尚モニカと戦いたいと言う将軍に魔術長が悪態をつく。

その状況を見かねた宰相がその場をまとめる為に声を上げる。


「お前達!身内で言い争っている時ではないぞ。

今後の方針についてだが、まずは嘆きの力を集める事からだ。

幸い我らには軍師が残してくれたモンスターの軍勢がある。

それを用いればやり様はいくらでもあるだろう。

取り立てては『炎の勇者』の血筋の殺害からだ。

できるだけ惨たらしく殺す事、よいな!」


「じゃあ、手始めにジギスムント殺しとく?

あいつ態度がムカつくから盛大に殺しときたいんだよね。」


「拙者はそういう趣味はないのでパスである。」


「魔術長、ジギスムントはまだ利用価値がある。

国を腐らせるのに大いに役に立っているし、奴が起こす悲劇も我らの力になる。

まだ生かしておいた方がいいだろう。」


「・・・わかったよ。しかし勇者の血族が魔王様復活に一役買っているというのは皮肉な話だね。」


「ふっ、全くだな。さて、私はジギスムント公爵様にお会いしに行くとするかな。」


そして黒幕達は再び暗躍を開始した。


その数日後

王都フラム、ジギスムント邸の応接室


部屋一面キンキラキンの如何にも成金趣味の豪華な部屋に2人の男が密会していた。


1人はこの白髪で豚のように肥え太った老人、この屋敷の主、ジギスムント公爵である。

そしてもうひとりは金髪に金の目の中肉中背、見た目は30前半の特徴に乏しい男、内務省事務次官_キリエ子爵である。


「キリエよ、よく来てくれた。首尾のほうは?」


「はい、閣下。上々であります。

既に学園、王城、両方に手のものを数名配置しております。

あとは閣下の準備が整い次第行動に移らせて頂きます。

これで王室の血を汚した愚か者アズイールと王族とは名ばかりの汚れた血のギルバートをこの世から亡きものとし、正統なる血筋である閣下とそのご一族が王として君臨する日も近いと愚考いたします。」


「うむ、結構。そなたの働きには期待しているぞ。」


「は!ご期待に添えるよう全力をもって事に当たらせて頂きます。

それから閣下、今回はお孫様へ玩具を用意させていただきましたのでどうぞお納めください。」


「うむ、そなたはいつも関心だな。孫も新しい遊び道具が手に入って喜ぶだろう。

この間、そなたからもらった玩具は壊してしまったからな。」


「そうでしたか。また壊れたらいつでもお申し付けください。

すぐに用意させて頂きます。」


「ああ、それからワシの玩具のあるのだろう?」


「もちろんであります。閣下。存分にお使いください。」


そう言ってキリエはジギスムントの前に2人の子供と若い女性1人を差し出す。

それを見たジギスムントが下卑た笑いを浮かべる。

3人とも王都にいる浮浪者であったのをキリエが拾い、今日まで丁重に世話をしている。

その為この3人はキリエの事を信頼している。そしてキリエはこの3人に今日からジギスムントの元で働くように言い含めている。

実はこのジギスムントは若い女性に対して肉体的そして性的な暴力を行うことを趣味とする下衆野郎である。

そしてこの男の孫も自分より弱い子供に拷問まがいの事をして甚振るのが趣味という屑である。

信頼していたキリエに裏切られ、屑どもの玩具になって死ぬとなればその嘆きの力は相当の物である。

しかもそれを行っているのが『炎の勇者』の血筋なのだから魔族への恩恵は計り知れない。

おそらくこの日からしばらく屋敷の地下室から悲鳴が鳴り止まないだろう。

そしてこの悲劇を止める術もないだろう。

何故ならこの事をヒーロー達は知らないのだから。

筆者はこれを書いていて、胸糞悪くなりました。

こいつらを列人達にぶちのめして貰うため、筆者も頑張ります。

こいつらの最後を拝むまでは何があろうと執筆はやめません。

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