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守護獣とともに  作者: ふるしき
3/3

03

プスプス・・・


黒焦げになったアイギスから煙が出ておる。

彼は犠牲になったのだ。


(主に俺の為に。そして自身の性欲のせいで。)


しかし詳しい話は面倒だから省略するが話の流れから推察するに

一応この世界は一夫多妻が有りのようで。


「まぁお前がシェルを(かか)えたときから察してはいたし

 すくなからず聞いていたがな」


とはベティさんの弁である。

しかし理解と納得は別物であり、俺をだしに告白まがいの事をしたのは

ベティさん的にはややNG寄りとのことで半殺しに至ったようである。


(俺のせいじゃないな。)


なんにせよ、俺という存在がアイギスたちに迎えられ

晴れてシェルの子供に俺がなったというのは、俺的には


(よかった・・・のかな?)


という感じである。

ちなみにシェルとベティは二人して顔を見合わせ笑って終わった。


(仲良いなー。)


女性の間で話がついているなら問題無しか。

黒焦げのアイギスはビクンビクンしてるが。


「では、コッコは私が処理しておきますので

 お二人は湯浴みでもなさって体をきれいにしてください」

「そうさせてもらうよ・・・おいアイギス起きろ」


げしげしと蹴られたアイギスが起き上がる。

丈夫だなアイギス。


「ん・・・あぁ・・・スマンかったな」

「もういいさ。甲斐性だろ。」

「・・・助かる。」

「いいさ。」

「シェルも・・・」

「いえ、どうあれ・・・ありがとうございます。」

「ん」


何だ今の会話。色々端折りすぎて何の会話か分からんぞ。

ツーカーか?

仲良すぎるだろう。


「さて、体を洗いますかね!」

「あ、その子も一緒に湯浴みさせる?」

「コッコを処理した後に私も湯浴みをしますのでその時に。」

「そうか。」

「はい。」


そうして二人は奥に湯浴みしに向かう。

二人が見えなくなったところでシェルが


「私はアイギスさんとの子供を授かれませんからね・・・

 あなたが私の子になってくれる。というのは嬉しいです・・・。」


と悲しいような嬉しいようなそんな顔で俺に話しかける。


(子供が授かれない・・・?.)


気にはなったが目の前には泣きそうになっている美人がいる。

精一杯慰めようと俺はてをわきわきしながらシェルに笑いかける。


「ふふっ/// 慰めてくれているのかしら・・・」


と笑い


「さて、お二人が湯浴みを終わるまでには

 コッコの処理を終わらせなければいけませんね。」


と外に置いている長椅子に俺を優しく寝かせ

俺が落ちない事を確認するとコッコの処理に向かう。


この世界に転生して、アイギスたちに拾われ、久方ぶりに一人になる。

見える範囲にシェルがいるけど。


(ふむ・・・)


落ち着いた俺は、異世界・・・来ちゃったなぁ・・・と思った。

漫画や小説でよくある神様転生とは違うようだけど

まごう事なき異世界である。


(夢でもなさそうだし)


神様転生なら魔王討伐のようなミッションがあるが

それもなさそうである。


(とりあえず好きに生きたら良いか。)


アイギス、ベティ、シェルは善性MAXの聖人だし。文句ねぇな。

おれ自身が出自不明の地雷感はあるが気にしない方向で。


そういやステータスなんかもあるのかね。

と思い


(ステータス!)


と唱える。

すると、視界の端にステータスが表示される。


(出た!)


と思い確認すると。


====================

NAME:(未定)

--------------------

HP:10/10

MP:5000/5000

ATK:1

DEF:10

--------------------

SKILL;

鑑定

異空間庫

精霊眼

====================


(あ、駄目なヤツだ、)


と思った。


どう足掻いてもチートといえる能力を保持している。

MP・・・多分多いよな。

スキルはチートやね!

鑑定と異空間庫は言わずもがなだけど、「精霊眼」って何やろか。

このラインナップでみるとこれも大概ヤバ目な気がするけど。


と、いつの間にか時間がたっていたようで、

コッコの処理を終わらせたシェルが戻ってきた。


「おまたせ・・・っと名前・・・決めていなかったかしら。」

(あ、シェルさんお疲れ様。 確かに俺の名前決まってないね。)


ステータス画面でも(未定)ってなってるしな。


「アイギスさんに決めてもらわなくちゃですね。」

「ゼクトだよ。」


(お?)


そこにアイギスとベティがやってきた。


「その子の名前、ゼクトだ。」

「ゼクト・・・いい名前ですね・・・。」

「ゼクト・デイブレイクだな。」


(おお。名前決まってたんか。)


そしてアイギスさん苗字あったのね。

と思いながらステータスを確認する。


====================

NAME:ゼクト・デイブレイク

--------------------

HP:10/10

MP:5000/5000

ATK:1

DEF:10

--------------------

SKILL;

鑑定

異空間庫

精霊眼

====================


確かに、ゼクトになってる。


「コッコの処理ありがとな。 シェルもゼクトと体洗ってきたらいい。」

「ありがとうございます。 行ってきますね。」

「おう。」


シェルさんと湯浴み。

テンションぶちあがりである。


(美人の!ダイナマイツボディの!!)


はー・・・天国。お風呂文化があるのは良い。


「ゼクトー、体洗いましょうねー。」


シェルさんが俺を抱えながら小分けにしたお湯で俺を洗う。


(気持ちよい・・・天国や。)


一通り洗い終えたところでベティさんから声がかかった。


「シェル、ゼクト洗い終えたなら預かる。」

「あ、ありがとうございます。お願いします。」

「うむ。」


ベティさんに預けられた俺はベティさんに体を拭いてもらった。


「気持ちよかったか?」


俺はベティさんに手をわきわきして返事をする。


「そうか。」


ベティさんはふわりと笑って俺をなでてくれた。


(シェルさんといいベティさんといいマジで美人だな。)


最高か。

アイギスは果報者だな。


そして風呂を終えたシェルが夕飯を作り

4人で夕飯を食べる。

ちなみに俺はシェルからお乳をもらった。


バブみ度高い!!


さらに守護獣から遠ざかる3話。

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