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転生した先は神聖な場所かと思ったらそうでもなく、現代風な場所で突然命じられて皆にどう思うか聞いてみる。

大晦日中に書いたif小説を書いてみました。

これで1500文字は書けそうなので1話含めて合計3000文字で冬童話の方に出せそうです。

「なんなんだここは……」


俺はどうしてるかというとよくわからないところに来ていた。

あたりを見回してみると三途の川とか神殿のようなものではなく 、どこかの事務所的なオフィスの中の建物に入るのであった。



「お目覚めのようですね。利一さん」

「うわわわ」


後ろで突然声をかけられて驚く俺、ちょっと身をたじろかせる。

だって、そこにはこのオフィスに似つかわしくないシスターがよく着る衣装を着ている人物だったからだ。

てかなんで俺の名前知ってんの!?


「驚かれても無理がありませんね、驚かして申し訳ありません」

「いっいえ……ていうか、俺って死んだのですかね!?どうなんですかね?」


確かに俺は死んだという実感があったのを俺の体と心が記憶している。


「まぁ確かに貴方は死にました」

「じゃあドッキリじゃないと……」

「はい、そしてここは若くして死んだものの魂が集まり、ここでどうするかというのを決める場所でもあります」

「つまり、ハローワーク的な何かですかね」

「そうですね形式上はそうなりますね」


俺はどうやら、若くして死んだためにここに来たらしいのだった。

逆に老いて死ぬんだったら三途の川なのだろうかと聞いてみた


「じゃあ逆に老いて死ぬんだったらどうなるんですか?」

「そうですね、その場合は裁判所に行き着来ますね」

「そうなんですか!?」

「はい」

「時代のニーズっていう奴ですか!?」

「そうですね、はい」


俺の予想してたのに反してどうやらここでは時代に合わせているのだと思うとここがオフィスの中の建物のようなものであるのも納得がいく。


「ここで話すのもなんですし、あそこでどこに転生するか決めませんか」

「そうっすね、そうしましょう」


とりあえず、俺とシスター(?)は向かい合わせに座る。

小柄な体をしていて、顔も可愛くてなおかつ巨乳なせいかちょっと視線がついつい胸にいってしまいそうになる……だめだ!あーギャルゲーやりたい!これが噂のロリ巨乳か!?

今更ながらギャルゲーをやれずじまいであることに未練たらたらになっている。

早速席に着くとここのオフィスには似合わない上にパソコンを少しいじると俺に見せて来た、そこにはほほやかな笑も含めて


「ギャルゲーそんなにやりたかったんですね」

「まぁはい……ってうわー!」


パソコン(?)の 画面には俺がやれずじまいだった泥だらけだがギャルゲーのパッケージ画面が見えているのである。

そして、画面が次に切り替わると次は動画のようだ。

何も言わずにシスターは再生するとそこには俺の母が泣きながら映っていた。


「うちの息子がまさかこんな悲劇にあうなんでうっうっ」


俺の死を悲しんでいるんだな、悲しませてごめんな、そう思うと俺自身、浮かれていた自分に反省したい。


「そして、最後に持ってたこれを利一が最後まで生きていた形見として大切にしますうっうっうわぁぁ」

「俺たちも利一の意思を継いで全クリしてやるからなぁー!」


そこで動画は終了する


「うわー恥ずかしい!最後までの苦労がぁー」


恥ずかしさを含めて身が悶えるとはこういうことを言うのかと俺は床を上下に激しく転げ回る。


「恥ずかしそうですね」

「当然ですよ!だって、ニュースにまで残っちゃったわけだし、しかも最後に俺のオタ友の奴らが意思継いでゲームするってそんなことって許されませんよねぇーそうでしょ?」

「まぁはい……そうですね、あっちょうどよかった!そんな貴方に朗報があります!」

「えっななんと!」


軽く流されたショックを受けるまもなく突然通販番組的な返しをしてしまった。


「そういえば、そんな貴方に適任な転生先があるんですけどどうですか?」

「えっなんですか、気になる気になる」


なんだろうか?俺に適任な転生先ってもしかしてギャルゲーやれなかったから、チート能力与えられてハーレム作っちゃう的な何かって!ラノベみたいな名前だなおいっ!


「えっとありましたこれです!」


シスターさんが見せて来たそれは


「これから迫り来る鬼に対して倒してくれる勇気ある転生者募集中!君の活躍を祈ってる!って自衛隊かなんかですかね?いやですよそれ」

「ねっぴったりでしょ?」


シスターはそりゃ当然でしょう的な顔を向けて来る


「いや、全然全然違いますよ、一体こりゃどう見てもハードな感じじゃないですかね、あんた一体、俺のどこを見て判断したんだよなぁ!」

「男に好かれているところ?」

「違いますよ!」


あっこの人、絶対あかんやつだ、この人絶対俺をとんでもないところに行かせようとしてるわ


「検討違いですいません……とりあえずいってください報酬は転生先で」

「えっいきなり謝られても困るんですけど……あっ!」

「あってなんですか?いきなり」


何か後ろにポテチとコーラとゲームがあるのがちょっと見えるのだが……。

シスターはなんなのかという顔でこちらを向けて来るなぜ、早くそうさせたいのかの真相がわかったような気がしたからだ。


「なーんか、お菓子とコーラとゲームが傍らに置いてあるのが見えるなーなんですかねー普通はそういうのオフィスていうかまさかこんなところでもおくバカなんていないよねーフツー」


声をわざと気づかれるような感じで声を大にしていってやった


「はっ!?」


シスターは気づかれたのか呆気にとられた顔をしている

こいつの本性がわかったような気がする

なぜ、俺をそこまでして転生させたいのかというか 理由が


「さてはお前!」


「なっなんですか!いきなり、驚かせないでくだしゃいよ」


突然のことだから、すごく驚いているシスター、後半焦りしすぎて舌がおかしい感じである。


「あんた!もしかして、本当は厄介なことを俺に押し付けようっていう魂胆じゃねーのかよ!」


「……果てなんのことでしょう?」


完全にシラを切ってやがる私そんなこと言いましたっけ的な顔で


「さぁ時は満ちました解放の時は来た。貴方は自分の大切な使命を果たしなさい」


そう言って扉に指さすと扉が開きそこは光輝く渦を巻いて俺を待っていた。

いきなりかよ!どうやら何がなんでも行かせて、早くぐーたら生活がしたいらしいなんというだらしなさ、俺がギャルゲーできなくてこんなに惨めな思いをしてるというのに!よし、こうなったら


「はいはいわかりましたよシスターさん行けばいいんだろ!」

「やっとわかってくれましたか……安心しました。」


シスターはホッと息をし、安心しきっている。


「それじゃいって来る!じゃあな!シスター」

「はい、神の加護を祈ってます」


シスターは俺に対して祈るようにしていた。

最も形だけに思えるのが普通だが……


「そんじゃーなってさせるかよ!」


俺はすぐさま身を翻して脇にあったところまで行くとポテチとコーラを


「こうだ!」


俺はコーラをぶちまけ、ポテチを足で潰した。


「あっぁぁ」


シスターはとてつもないショックを受けているそして、ゲーム機を持つと


「これは俺が持ってくぜーじゃあなクソシスターさんよあははは」


意地悪く笑ってやった、適当に転生先を選ばれて無抵抗で行くほど俺は良心的な奴ではないからだ。


「ちょっと!私のゲーム機を返してよー!この悪魔ー!」


シスターは急に涙目になって俺を追いかけて来る、悪魔はどっちだってんだこの野郎!


「さぁ欲しかったらここまでおいで」

「うーうわー!」


よし、引っかかった笑笑、俺はゲーム機を持って行くのが目的じゃなく


「お前も道連れだぁーこのクソシスター!」

「よっしゃあゲーム機ゲッチュって放してよこの変態セクハラ親父!」

「ふふん放してやるものか!つか!セクハラ親父じゃねーし」


ジタバタするクソシスター、相手が俺より小柄であったことに安心する


「この罪はきっと高く付くわよ!」

「そんな罪あんたの方が重いんだよ、残念だったなこのクソシスターさんよ俺とともに転生しちまおうぜー!あははは」

「いぃーやぁー!」


俺と一緒にクソシスターは叫びながら渦の中に入って行くのであった。

ざまぁ見やがれ、これは渦に対する恐怖よりもこのクソシスターに対してざまぁ感で胸がいっぱいな感じだったのであった。









1500文字といっていたのに3000文字いってしまいましたね。(笑)

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