挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

ブックマークする場合はログインしてください。

メイクアップ

作者:桜宮 雨

 「すっぴんが可愛い子が良い。」ってよく言われるけど、「すっぴん」って何だろう、ってよく思う。

 私は、地顔がとにかく地味だ。
腫れぼったい一重瞼に、そばかす。大きめの鼻に薄い唇。癖の強すぎる髪の毛。

 そんな地顔をメイクで変身させるのが、私の趣味。

 カラコンに、アイプチ、つけまつげ。様々な可愛いコスメに、ヘアアイロン。女の子を美しくしてくれるアイテムは、巷に溢れている。
 それらを使って、私は「美女」になるの。

 メイクアップ、という言葉は、そのためにあると思う。
 自分をより良く、よりステキに見せるための手段。


 でも、人前でメイクを落としたことなんてない。だから、みんなから見た私は常に、メイクアップ後の顔をしている。誰も、私の「すっぴん」なんて知らない。

 それなら「私」にとって、すっぴんに何の意味があるのだろうか?

 誰から見ても、「私」は美女なのに。

 そんなくだらないことを考えながら、アパートの洗面台でメイクを落とす。
 鏡に映った「私」じゃない誰かの顔を見て、言葉が零れた。

 「あんた、誰?」

 不思議と、その顔が泣いている気がした。


 メイクアップ
 (本当は隠しているだけのくせに)

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ