堕天使 アザエル
俺達は、すぐに外に出た。
そしたら、白い翼の悪魔らしき男が待ち構えていた。
地上に降りて。
「なんだ?お前は?お前が雷神刀を盗んだのか?」
と、俺が言ったら、刀を持った悪魔が、
「超ウケる。分からないの?この刀が雷神刀だよ」
と、悪魔が言った。
「返しなさい!!」
と、華子さんが言うと、
「返す?超ウケる。元々、俺のなんだけど。お婆さんのご先祖が奪ったんじゃない」
と、悪魔。
「ウソいうじゃないよ!!悪魔が!」
「だから、お婆さん、俺のだって。オマケに、何百年も俺、封印されたし。キレてんだけど!」
と、悪魔。
「お前!何者だ!?」
と、俺が言った。そしたら、
「超ウケる。この翼を見て、分からない?堕天使だよ。名前は、分からないか。アザエルだよ。超ウケる」
と、悪魔もとい、アザエル。
「君は、本当に関係ないけど。雷童家の人間は、関係あるよね。この借りは、返さないとね。アハハハ、超ウケる」
恨みがあったから、待ち構えていたのか。
「さてと、準備はイイよね。超ウケるんだけど!」
と、いきなり、華子さんに雷が落ちてきた。
アザエルが雷神刀を天に掲げたから、
おそらく、雷神刀の力だろう。
すると、華子さんが、式神?紙を出して、
「式神!雷の章!!」
と、式神らしき、紙が消えて、
「雷虎!!」
と、いきなり虎が現れた。
そして、雷が雷虎に直撃した。
雷の虎だけに、効かなかった。
「虎かよ。超ウケる」
と、余裕がある、アザエル。
どうしてだ?雷は、雷虎がいる限り、効かないのに。
「雷神刀だけじゃないんだよ。俺の力は。元天使だからね」
と、アザエル。
「ハッタリは、するもんじゃないよ。
「雷虎!雷撃の舞!!」
と、華子さんが雷虎に指示して、
雷虎が稲妻のように、踊るように、走る。
「超ウケる。ムダ。アハハハ、超超超超超、超ーウケる。
「光盾、アンド、百光槍」
雷虎の攻撃が、光の盾で防がれ、
百の光の槍が、雷虎の周りに現れた。
そして、百の光の槍が雷虎に貫き、
雷虎が消えた。