表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLUE MARS  作者:
3/10

嫌いな

「はあ、行きたくないなー」


1人で小石を蹴りながら学校へ向かう。


空には太陽


大地には草木


学校で数学や化学や物理を学ぶより、宇宙図鑑を眺めるか星の観察をしたい。


だいたいこの国、いや、この惑星はおかしい。


なぜ国民全員が学問を学ばなければならないのか。


好きなことを好きなように学んで何が悪いのか。


その上成績優秀者は首都カスティリャで国家公務員にならなければならない…


ソラはそんなことのために勉強してきたんじゃない。


ソラは宇宙を学びたかったんだ。


そんなソラを無理矢理連れて行ったカスティリャの連中を、私は絶対に許さない。


いつか宇宙における大きな発見をして、その第一人者としてソラをあそこから引っ張り出してやる。



それが、私の夢。



「キララちゃん、おはよう」


目線を上げると、教師のクセルクセスが立っていた。


マース=クセルクセス、32歳。


私が7歳になって学校に入学した年に、この土地に赴任してきた。


気づかないうちに学校に着いていたらしい。


「…おはようございます」


また目線を下げる。


私はこいつが嫌いだ。


学問がなんだとぬかすから。


それにこいつ、


宇宙を否定する。


それはソラをも否定することだ。


「また外のこと考えてたの?」


上っ面な笑顔を浮かべて尋ねる。


そんな仮面に騙されるわけないのに。


「そうですけど」


「もったいないなあ、キララちゃんは本当に頭が良いのに」


まだ薄気味悪い表情を崩さない。


「まるで昔のソラくんを見ているようだよ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ