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モデラート・グラツィオーソ・コン・モッソ(中庸の速度で優美に動きをともなって)

 オルテップ・レテプラックは、帝国紀元八七年六月一日、国際都市ナセルデューク近郊の小村ポイミユで産まれた。両親の名は伝わらない。早くに亡くなったからである 。*1 幼き孤児を引き取ったのは、母の弟オルラック・レテプラックだった。レテプラックは母方の姓だったのである。

 叔父は酒造業と酒場を経営していた。幼い孤児オルテップを連れて、よく叔父は酒場を訪れた。部下や親族の働きぶりを監視するためだけではなく、オルテップに「人間を見せるため」という。

「可愛いねえ、ボク(ニェム・レバイル・ドニク)」とエクスード語で酔客が尋ねる、「ぼうや、いくつ?」

「三つ(イェルド)」とオルテップ、同じ言語で答える。

「ぼうや、どこに住んでいるの(キチラム・イェドク・シェテジ)?」と別の酔客、ルブソール語。

「ポイミユに、叔父と一緒に(アフ・アポイミ・ス・ヤヂャト)」とオルテップ、やはり同じ言語で。

「大きくなったら何になりたい?」とまた別の酔客。「止せよ」とさらに別の客が当地の公用語シルニェ語でたしなめる。知的な酔客が、西方世界の教養語テントロイートスで尋ねたからである 。*2

三歳児にする質問ではなかろう。だが。

「私には存じ上げぬことにございます」とオルテップ、テントロイートス語で。

 テーブルの酔客たちは顔を見合わせる。質問者が、おずおずとテントロイートスでオルテップに重ねて尋ねる、「解らないのはテントロイートスが、かね?」

「私が解らないのは、私自身が将来何になりたいか、ということです」と全文を彼はテントロスートスで言いきった。

 カウンターの向こうでグラスを磨いていたバーテンダーのオポーリフは、手を止め、真向かいでビールを飲む店長オルラックに尋ねる。

「社長、あの子にテントロスートスなどを教えたのか?」

「いや」とオルラック、半パイントのグラスからビールを一口飲む、「兄さん。ぼくは何も教えていないよ。あの子が勝手に、あちこちの言葉を覚えていったらしい」

「……三歳で、かね?」とオポーリフは首を横に振る。

「うむ」と頷きながらビールを飲み、オルラックは考える。……あの子を通訳にすれば良いかもしれないな。

 が、次の瞬間、享楽的な酔客の一人が尋ねた。

「ぼうや、君が好きな物は何かね?」とラッティア語で。

「ここのビールとワイン」とオルラック、これまた同じ言語で、「ここの酒は何を飲んでもうまいよ!」

 酔客一同は幼い宣伝係に爆笑する。社長にして孤児の養父、叔父オルラックは顔をしかめて、バーテンダーを睨む、「兄さん、あの子に飲ませたのか?」

「まさか!」とバーテンダーは慌てたように首を横に振る、「いくら俺でも子供に飲ませやしないよ」

 もう一口、社長はビールを飲む。バーテンダーにしてやるのも良いかもしれない。すると、ウェイターから始めて……。

 一同が見守る中、オルテップは、壁に掲げられた色紙によちよちと向かう、「ほら、おいしいって書いてあるよ」そして、各有名人が残した賛辞を読み始める、「至高のワインをありがとうございます、ドレヴィエ。旅の思い出に残るビールがうまい、クッピーニ…… 」*3

 将来は書記も良いかもしれぬ。いや、まだ三歳だ。字も満足に書けぬ今、即断するわけにいくまい。

 酒場の「まかない」の夕食を食べ終わった叔父と甥は連れ立って、家路を急ぐ。ふと叔父は、甥が足を引きずっているのに気づいた 。

「足をどうした?」

 甥は答えない。

「……痛いのか?」

「少し」*4

 翌日、叔父は甥を医者に診せたが、「どこにも異常はない」と告げられた。

「だが、足を引きずっているだろう?」

 医者は叔父を患者から遠ざけて耳打ちする、「外傷がない、というだけの意味だ。痛みは、おそらく精神的なものだろう」

 叔父は「それではバーテンダーは無理かもしれないな」と、楽観的に考えた。

 次の日、太陽は見えなかった。一日中雨だったからである。「叔父さん」とオルテップは雨空を見上げながら尋ねる、「今日は、外に出ないの?」

 オルラックはオルテップの頭を撫でながら言う、「お前をずぶ濡れにして風邪をひかせるわけにはいかぬからな」

 オルテップは、蕩けるような笑顔を見せた。昼食は自宅で摂ることとなる。彼はレテプラック一家の集う(毎食がパーティーのように賑やかで楽しい)食事が大好きだったからである。

 始終むっつりとしたモロトラプがレテプラック家に帰ってきた。

「長兄」とオルラックがモロトラプを呼ぶ、「その様子では、昨日は赤字だったのかね? そんなはずはないと思うのだが……」

 長兄ことレテプラック家の経理係モロトラプは「いいや」と沈鬱な顔をしたまま、首を横に振る。

「では、長兄、もっと景気良さそうな顔をすればどうだよ」他の者の士気にかかわる、という社長の言葉は続かなかった。

「三歳の子供に帳簿の間違いを指摘されるとは思いもしなかったよ」

「いつ? 今日? 昨日?」と社長はびっくりする。……そのような報告は受けていなかったからである。

「いや、もう一週間も前のことだ」と長兄。

「それでは……」と社長、報告のなかったことで長兄を咎めようとする。だが、長兄の言葉に思いとどまった。

「あの子が『おかしいよ』と言ったときはまさか、と思った。しかし今朝再計算してみると……」そして長兄はオルラックにすがるような視線を向ける、「なあ、オルラック、三歳のあの子、いつ、複式簿記の帳簿が読めるようになったのだ?」

 すると経理の道に進ませても良いかもしれない、と社長オルラックは思った。

 だが叔父は、食事の最中、その考えも改める。オルテップが「食事を楽しんでいる」のは、蕩けるような笑顔ですぐ解る。しかしオルラックにとって、自身の妻レビアの表情が危うい。彼女は蕩けるような視線で甥を凝視している。塩の瓶を手渡す時、幼い手に触れて、顔を赤らめている。あれは、子供が好きというよりも、「男が好き」という目だ。

「早い内に妻から甥を遠ざけたほうが良いかもしれないな」

すると寄宿舎の経理学校か。確かに、いくつかそのような学校がナセルデュークにある。だが、ナセルデュークなどで寄宿させるのは、近すぎて危うい。もっと遠くに。妻が浮気を思わなくなるぐらい遠くに。

 ……では、経理の道は無理か。いくつもナセルデュークに優秀な経理学校がある。経理のみを理由に、遠い寄宿舎に住まわせるわけにもいかぬ。

 オルラックは撥弦楽器エチュールを取り出した。レテプラック家の一同は音楽好きで、アマチュアながら独学で相当程度にいろいろな楽器を嗜んでいた。

 一曲弾き終わった後で、オルラックはエチュールを凝視するオルテップに気付いた。

「触ってみるか?」とオルラックはエチュールをオルテップに差し出す。

 だが、オルテップは叔父に答えなかった。代わりに、叔父の演奏を寸評したのである。

「三か所間違えた」*5

 オルラックは聞き違えたか、と思った、「え?」

「今の曲、三か所、間違えた」とオルテップ、「それだけでなく、指を押さえない時の音も、どれも何か、変」

 オルラックはエチュールの開放弦を確かめる。……確かに、チューニングが合っていない。

「……すると、音楽か。しかし、音楽は、なあ」

 次の日は曇天だった。鍵盤楽器ファルク奏者と弦楽器エレオイフェン奏者を、社長は酒場に呼び寄せた。座興に、音楽を演奏させるためである。

 座興としては成功した。演奏が酷すぎて、聴衆が爆笑していたからである。あまりにも酷い演奏に、酔客たちは、音が出る都度ヘボ楽師たちを嘲笑した。おずおずとチップを求める楽師の手を酔客たちは見る。しかし、その手をも酔客たちは嘲笑した。

 首を横に振って、社長はファルクの蓋をぱたんと閉じる、「明日から来なくていいよ」

 楽師たちは、そそくさと退散した。

 首を横に振るバーテンダーの元に社長は戻る。彼は苦笑しながらグラスを丹念に磨きながら言う、「いっそオレがエチュールをつまびいてやろうか?」

「よしてくれ……兄さんも僕も、あの田舎楽師たちと大差がない」

 ぐびっと、一パイントのグラスから苦いビールを社長は飲む。

「違いない」とバーテンダーはグラスを棚に置いた、「今日はオルテップを連れてこなかったのか?」

「幼児を毎日酒場に連れて来るわけにもいかぬ」もっとも、妻の元に置くのも危険であるが。「だが……田舎楽師か」

 社長は黙考する。……ナセルデュークは田舎なのか?

 国際河川ファンデン川の港町。商業のみならず造船業などの工業も盛んである。が、町に美術館はない。博物館もない。大学はできたばかりだが、経済学・経営学のみ人気があり、哲学・神学の教室は閑散としている。他の大都市にはある「音楽院」というものも、当地にはない。……金銭的には都会でも、文化的には田舎か。

 うんざりと首を傾げながら社長が呟く。「そういえば、トラーソムの作品に『田舎楽師』という曲があったな」

 天真爛漫な性格と思われたためか、「神童」とも称されるトラーソム。『田舎楽師』はトラーソムらしい遊び心に溢れた、そして田舎楽師を徹底的に揶揄した作品である。まず、和音も旋律もめちゃくちゃ。どのような素人も、『田舎楽師』の最終楽章を聞けば、一種の音楽の冗談とわかる。というのも、曲の最後において、全部の楽器が異なる音を奏で、壮絶な不協和音で終わるからである。

 酔客にも音楽にも顔をしかめていた理知的なテントロイートス氏が、社長の呟きを耳ざとく聞きつけた。彼は微笑を浮かべながら、つかつかとカウンターに近づいてくる。

「いかがですかな?」とテントロイートス氏は汚い紙を二枚、社長に差し出す。

「何でしょうか」と社長は常連客に愛想笑いを向ける。

「トラーソム交響曲第四〇番『木星』*6 の演奏会、桟敷席を二枚、であるが?」

「いや、それは解るのですが。私に切符を売っていただけるので?」

「時々お酒をオマケしてくれるお礼に、君にあげよう。……トラーソムが好きなのだろう? 私も、だよ」

「ははは、別に好きというほどのものでもありませんがね」

「いやいや、『田舎楽師』という曲は、相当トラーソムが好きでなければ、知らないはずだ。遠慮は無用。さあ、受け取りなさい。どうせ、大学が数十枚単位で、タダでくれた切符なのだから」

「はあ……では、まあ」

「奥さんとご一緒にいらっしゃればよろしかろう」

 このテの曲を聞けば妻は寝てしまう。代わりにオルテップを連れて行ってやろう。そのようにオルラックは考えた。

 オルテップは目を閉じて泣いている。声も立てず、口を開け、静かに涙を流している。耳だけでなく、口からも「木星」の旋律を飲み込もうとするかのように 。*7

まばらな客席から散発的な拍手。

「ふん」とグルプカーレン管弦楽団の奏者たちは皆、嘲りの笑みを浮かべる。同じ表情で同楽団の常任指揮者キェニエルが客席を見下ろす。……このような田舎の聴衆にトラーソムは百年早い。

その時、桟敷席からの幼い大声がキェニエルを驚かせる。

「叔父さん」とオルテップ、「ぼく、大きくなったらトラーソムになりたい」 *8

 トラーソムの曲が理解できたわけではなかろう、と指揮者キェニエルは思う。トラーソムの旋律に、神を見たのではなかろうか。神が少年の心に、トラーソムの音と共に宿ったのであろう。

 しかし、とキェニエルは渋い顔で桟敷席に向けて一礼する。少年よ。君は、トラーソムになろうと猛烈な努力をするだろう。だが、努力してもトラーソムになれるとは限らぬ。

 キェニエルは客席だけではなく楽団員たちにも不快そうな顔を向けて、舞台裏に下がった。

 さらに翌日、快晴。夜、自分の酒場で社長オルラックが痛飲している。珍しく、カウンターの椅子に座り込んで。

「……音楽、なあ」

社長は蒸留酒アクトーフ(アルコール四〇度)のショットを、きゅっと、飲み干す。

「社長、社長」とバーテンダーがオルラックを呼ぶ。

オルラックはバーテンダーを見る。彼は「そこそこ」とオルラックの背後を神経質そうに指さしていた。オルラックが背後を見ると、弦楽器エレオイフェンのケースを提げた男が、むっつりと立っていた。

「そこはワシの席のはずじゃが?」とエレオイフェン奏者レオ・リュプが社長を睨む。

社長は無言で、隣の席に座った。

 リュプは「まあ良いわい」と空いた席に、社長の隣に座った、「席は良いとして……。楽師を雇ったそうじゃね?」

「もうクビにしました」と社長、「リュプ先生ほどの音楽家は、ナセルデュークに居そうにありません」

「おだてても何も出ぬぞ」とリュプ。

「いいえ」と社長、「そろそろまた決算の時期ですので、売掛金を回収したいと」

ツケのたまっていたリュプは、社長から顔を逸らす。その日は、幼いオルテップがいた。

「……あの子は?」

「姉の子なのですがね……訳あって僕が預かっています」

「左様か……」とリュプは幼子を凝視した。その当時、乳幼児も成人も死亡率が高く、継子は珍しくなかった。

「ところでご注文は?」と社長、リュプに尋ねる、「……いつものやつで?」

 そっと手を上げ、リュプは幼子の後をついて歩く。……珍しいことにエレオイフェンのケースをカウンターに置いたまま。

三歳児オルテップは、よちよち歩いて、ファルクの椅子に座った。彼はファルクの蓋を開けようとする。重い。

「開けて進ぜよう」と、ぱかっと、リュプがファルクの蓋を開いた。

「ありがとう」とオルテップは微笑み、小さな手を鍵盤に滑らせた。ぽんぽん、ぽんぽん、ぽんぽんぽん……。

 リュプは微笑む。無名の作曲家の作った「ママ、私、好きな人ができたの」だったからである。通俗的なだけでなく容易で、まさに幼児が弾くに相応しい。

「かわいいねえ」とリュプ、母国語のエクスード語で、「ぼうや、いくつ?」

「三つ」とオルテップも同じ言葉で応じた。

 ……まあ、こういう楽師がナセルデュークにいても良いかな。そう思ってリュプが踵を返した瞬間。柔らかな旋律が、軽やかな分散和音に乗って、響いてきた。たーん、らーん、りーん、らーん、と。

 うん? とリュプが振り返る。楽曲は、うんったったったっ、たん、たかたか、たったかたったか、たかたか、たかたか……と軽やかに続く。

「……『木星』!」

 じゃん、じゃかじゃか、じゃん、じゃかじゃか……と、三歳児がトラーソム交響曲第四〇番『木星』の終楽章をダイナミックに奏でていく。酔客たちの酔いは覚める。そして、一同の目は幼いファルク奏者にくぎ付けとなる。

 社長オルラックに、甥の人生を考える余裕がなくなっていく。

 ……ファルク奏者? 指揮者? 作曲家? それとも?

 壮大な大フーガからコーダを、オルテップは弾き終わった。

 一同の拍手。

「ブラヴォー! ブラヴィッシモー!」と叫びながらリュプが歩み寄る。ばんばんと幼い肩を笑顔でたたきながら周囲に宣言する、「いや、凄い。何と、この子は、ソレンバン首都アナンツォポ音楽院のアナソ君に匹敵する大天才じゃ!」

 組曲『動物園』や『パイプオルガン付き交響曲』で名高い作曲家アナソは二歳でファルクを奏で、三歳で交響曲を作曲したという 。*9

「この子には最高の音楽教師をつけて勉強させよ! 手始めにグルプカーレンで学ばせるように! 良いな?」

 小柄なファルク奏者・作曲家ギェルゲンを見出した時と同じように高圧的に、リュプは天才の縁者に命じた 。*10 リュプは、酒を一滴も飲まずに、旋律に酔いしれて酒場を後にする。

すると音楽か、と社長は思う。グルプカーレンはファンデン川上流レノット湖に面した大都会で、コニギア帝国の首都でもある。ふむ。コニギア留学ならば、幼児を毒牙にかけてたぶらかそうとする妻から遠ざけることもできよう。名演奏家のおめがねにかなうならば、将来性もあろう。すなわち、音楽への投資は見込みがあるという意味でもある。

「よかろう」

 こうしてオルテップ・レテプラックの運命の歯車が動いた。


*1 (以後、章末後書きに注意事項(ネタバレ)を記載)本書は事実を元に創作した作品である。したがって、創作した内容と事実には、かなりの相違点がある。本書の主人公は、ハンス・ロットという実在の作曲家を概ねモデルとしている。が、ロットは孤児ではなかった。不倫の結果による子で、父親の芸名を姓とした。


*2 ロットが三歳で英独露伊の四か国語に加えて西洋の教養語ラテン語にまで通じていたという事実はない。もちろん、複式簿記の帳簿を読んで誤りを指摘したという事実もない。


*3 ロットの実家が酒造業・酒場という事実はない。したがって、その酒場にヴェルディやプッチーニ等の作曲家が訪れた事実もない。


*4 ロットが足を不安視していたという事実はない。足に不安があるのは著者である。


*5 幼少のロットが自身の叔父の弾くギターを聞いて「間違い」を指摘したという事実はない。ただし、幼い頃の著者が叔父の弾くギターを指摘したらしい(記憶にない。が、母が生前に証言している)。


*6 本書には「トラーソム交響曲第四〇番『木星』」という作品が登場する。が、もちろんモーツァルトの『ジュピター』は交響曲第四一番である。因みにモーツァルト自身も、自著をTRAZOMと逆に書く、というお遊びをやっている(「も」と書いた理由は、本書に頻出するカタカナは、「ドイツ」→「エクスード」を含め、だいたい逆に書いて別世界を再構築した私のお遊びした結果だからである)。


*7 幼少のロットがモーツァルト『ジュピター』に感涙したという事実はない。これは、バイエルン国王ルードヴィヒ二世の逸話ワグナーに想を得た著者による創作である。


*8 幼少のロットが「モーツァルトになりたい」と指揮者の聞こえるように言った事実はない。ただし、終演後、客席の幼女による「大きくなったらベートーヴェンになりたい」という発言に「理解できたのではなく旋律に神を見たのではないか」と指揮者・朝比奈隆が感想を述べたのは事実である。


*9 サン・サーンスが二歳でピアノを弾き三歳で交響曲を作曲したのは事実である。が、モーツァルト『ジュピター』をロットが三歳で聞き覚えてピアノ演奏したという事実はない。なお、どうでも良いことながらモーツァルトも変奏曲を作った「きらきら星」は、元々「ママ、私、好きな人ができたの」という俗謡だった。


*10 バイオリン奏者ブルがグリーグを見出したのは事実である。が、ロットを見出した事実はない。

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