他力本願
「ほう!ジノよその策とやらを聞かせてくれ!」
「私の経験上、将軍1人が兵1万人程の価値があると思っています、そこで私から1人将軍に推薦したい者がいます、名はザンギ、強さは勿論、自由軍として多くの兵を抱えています彼が力になれば軍は活性化すると考えられます」
そんな人物がいたんなら早く言ってくれよ!!ルドめなぜ黙ってやがった!!ん?ルド?
ルドは暗雲の表情を浮かべていた
「ですが問題があります、その者は北の山に住み着き滅多に国政に関わってくることがありません、唯一動くのは山を荒らされる危機に面した時のみ、故に山を荒らすものは我が国の者であろうと関係なく殲滅対象となります、ゼノス様も何度も交渉を行ってきましたが受け入れられず、、ですがその存在そのものが北の防衛になるので今まで放置されてきました」
なるほど、ルドが不安になるのも頷ける
だがそんな事も言っていられない俺のハーレム、、、違う違うこの国の未来の為に是非力になってもらわねば!!
「なるほど、一筋縄ではいかないなだが来てもらわねば!私が直々に出向く!」
「危険ですサノス様!!ゼルド様の時は多くの護衛があったから良かったものの今は兵も少なく国力も弱まっています!あなたが出向けば命を狙われかねません!」
ごもっともだ、ザンギとやらがもし残虐な性格ならこの隙に国を乗っ取ることもできるだろう、だが俺の営業センスが物語っている、これはチャンスだ!!※彼の営業成績は平均以下です
「構うものか!今は国の一大事だ!すぐに馬車を用意しろ!北の山へ向かうぞ!」
手土産は、、酒でいいか
北の山を登った先に大きな門と見張り台があり囲いの中に集落があった
こんな山の中にこんなに人が住んでんのか
門番に事情を説明すると案外すぐにザンギの元に案内された
ザンギの第一印象は、とにかくデカイ
2メートル程の巨体と見事な肉体美、両手に女を抱え俺を待ち受けていた
「よぉお前が新しい王か?随分とわけ〜じゃねぇか、こりゃ国も終わりだな俺はお前らの力にはならねーぞ」
いかにもな風貌にこっちの意見を全く聞く気のない様子が気に食わないがこういった輩を相手にするのは慣れっこだ
「新たに王になったサノスだ、北の山に戦力になる男がいると聞いてきたがどうやら期待はずれだったようだな失礼するとしよう」
さあ、この挑発にどうのってくる?
「おい、おめぇ前の王と違って随分と生意気な口を聞くじゃねーか今ここで殺してやろか?」
こ、こえぇぇ〜〜〜油断したら声が震えそうなんですけど
「俺を殺す?お前如きがそんなことできると思っているのか?体はデカいのに脳みそはみじんこなみだな興が冷めた俺は帰るぞ」
部屋を出ようとするとザンギの家来達に剣を突き立てられ思わず硬直してしまった
やばい、調子に乗って挑発しすぎたかな、、あぁ〜どうにでもなれ!
「おいザンギ、これはなんだ?まさか俺とやるつもりか?」
「おいおいバカ言うんじゃねぇよ、ただお前を痛ぶるだけのショーをするだけだへへへっ」
「バカが考えそうなことだ、いいだろう表に出ろ少し遊んでやる」
「お前自分が何言ってんのかわかってんのか?俺は手加減が下手だからよぉ怪我だけじゃすまねーぞ?」
「くどい!さっさとしろ!」
営業マンの時はクライアントの理不尽な要求に反論したくてもこんなこと絶対に言えなかった
なんか怖いけどスッキリした気持ちだ
よし、じゃあもういっちょストレス発散と行くか!




