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攻略を終えた悪役令嬢への聖女の反撃

作者: 箱崎裕治

私の名前はエミリー、下町のパン屋の娘だが6歳の時のスキル判定で聖女の資格が有ると判定されて聖女の見習いとして神殿に勤めている。

そして私には前世の記憶があり、この世界が乙女ゲームの通称マジラバ、正式名はマジカルラバーズの世界だと知っており、私は主人公のヒロインだと思い出した。

修行をしながら貴族階級のお嬢様たちの噂話を聞くと悪役令嬢のアナスタシア侯爵令嬢も転生者らしく、色々新しい発明をしたり婚約者の第3王子やその側近たちを攻略し終わっているようだ。

このまま学園に入るとざまぁ返しを食らわされそうなので聖女の修行に更に励む。

そして正式な聖女になり15歳になると学園に入るかと聞かれたがそれを断り神聖王国のカールス国に大聖女になるための修行に行きたいと神官長にお願いする。

すると神官長は私の修行態度と聖女の力を考えて許可を与えてくれた。

私は神聖王国の大神殿で必死に修行に明け暮れ18歳になる前に世界に4人しかいない大聖女になり生まれ故郷のアルスト王国に凱旋する。

そして春のデビュタントのパーティーにて私の大聖女の御披露目となるので大聖女の衣装で参加している。

そのデビュタントのパーティーは重要な報告が有ると王からの命令で主要な貴族は全て参加している。

そして貴族のデビュタントが済み私の御披露目になろうとしていると、第3王子が側近と婚約者のアナスタシア侯爵令嬢を連れ私の前にやって来た。

そして貴族達の前で大声で断罪を始める。

「極悪非道の偽聖女め、貴様など認めないし我が国には要らぬから国外追放とする」

その声を聞いた王太子や宰相などが駆け寄って来るがその前に私の護衛の聖騎士が取り押さえる。

やって来た王太子が第3王子に怒鳴りつける。

「何の心算だ此の馬鹿が、我が国初の大聖女様に何のつもりだ」

第3王子達は狼狽える。

「大聖女様申し訳ありません、この馬鹿達は私達が厳正な処分を下しますのでお許しください」

アナスタシア侯爵令嬢が鬼の様な表情で叫ぶ。

「この偽ヒロインは学園に来ずに魅了を使って誰を騙してそんな格好をしているのよ」

第3王子や側近達は大声で同意する。

「そうだ、そうだ偽ヒロインめ」

そして王太子がやっと追い付いた親達を見て話し出す。

「この馬鹿王子は去勢の上側近達と共に北の砦に派遣し、アナスタシア侯爵令嬢は北の修道院へ送る事とする。大聖女様申し訳ありません」

現れた親達も反対しないのを見て全員絶句している。

「全員準備が整うまで地下牢に閉じ込め準備が整い次第送り込め」

アナスタシア侯爵令嬢は最後まで叫びつつ、その他は絶句して連れていかれる。

「この度は大変な騒ぎに巻き込んで申し訳ありません、どうかこの国をお守りください」

こうしてわたしのざまぁ返し返しは終わった。



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