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悪い”癖”だよ

作者: オハセ

私に親友には癖がある

その癖はすごくたちの悪いものだ、そのせいで親友は女子からの評判が最悪で同じ学年の女子大半に嫌われている。

でも私はその”癖”が大好きだ。

「あん!」

「どうしたの?まどかは元気だね」

私の親友はまどかという。

髪はサラサラでハーフアップをしている、顔は小さく顎にはほくろがあって小柄で少しムチッとしてて身長は中ぐらい、かんたんに言えば男にモテるタイプの体型だ。

いつも甘えてきてくれて悩みを聞いてくれる


恋愛相談になると彼女の癖が出る。

その癖は、すごくたちの悪いものだ私が好きと言った男や仲が良い子が付き合ってる男を満たしてしまう、簡単に言うと友達の男を奪うということ。


最初は絡んでくれた人もその癖でみーんな離れていく


なぜ私がまだ彼女と一緒にいるのか、それを話したい、彼女の”癖”を愛している、心から。

私には前好きな男がいた、その男は 本庄崇人 といった、サッカー部で身長が高く顔もきれいで悪いところがなかった。崇人とは小学生の頃から仲良くなんでも言い合える仲だった

中学に上がりそこでまどかと出会う、この出会いにより崇人との関係が終わった

意気投合し仲良くなった私とまどかは放課後恋バナをしていた、そこで崇人の話をした、すると次の日何故か3人で帰ることになった、少しおかしいなと思ったがその場では言わないようにし家に帰った。

次の日から崇人は冷たくなった、メールの返事もなくなり関わらなくなった。

私はちゃんと話し合いがしたいと思い彼が門に現れるの待った

数分が彼は横にまどかを連れ現れる、私が混乱しているとまどかと目があってしまった。

「ち、ち、違う!」

あからさまにまどかが混乱しているのがわかった、でもなぜか私は怒りよりもまどかを失いたくないと思った、何も考えれなくなった私は崇人からまどかを奪い思いっきり抱きしめた、

「え、え」

より混乱してるまどかをみて私は理解した。


これが彼女の”癖”だ。


断われなくなるというより、めんどくさくなって後のことを考えない癖

考えを一回放棄した彼女は自分のことなどどうでも良くなる、相手が満たされることしか考えれなくなる。


彼女を愛してしまった私はこれを利用した。


人には誰しも知られたくないものがある、私は周りの人間の弱みを握ることにしたまず友達の彼氏のからだ。

ある程度良いものをしれたらそれで脅し協力してもらう

その後、友達の彼氏を彼女と会わせる、断われない性格の彼女は言い寄られてすべてを許してしまうだろう

そのうち噂は広がり、嫌われていった。


これで彼女は私のものになる


なぜ私がこんなのも彼女に執着しているかは分からない。

でも、愛してる。 この気持ちは本物だ、私は毎日この気持ちを日記に書き残している


「まどかが一人になっても私は一緒にいるよ」

一人になった彼女に私が耳元で告げる。


彼女は黒く機械のようなものを握りしめて笑って言う

「それがあんの悪い”癖”だよ」




【最後の一言の解説】

簡単に言えば、主人公のあんとまどかはお互いに愛し合っている。

でも、主人公のあんはそれに気づいていない、まどかはあんに愛されていることを知っており(最後に握りしめていた黒い機械は盗聴器)あんの鈍感さに拗らせた愛し方に対し言っている。

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