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21.首都総力戦:戦士、自衛隊、マスコミ、そして市民

俺は殊更、冷静に、そして感謝の思いを前面に出して皆に語りかけた。


地域担当リーダー戦乙女ヴァルキリーより各員へ。先ずは未曽有の危機に馳せ参じた仲間達に感謝を。戦場の霧はまだ濃いけれど、邪魔な記念碑モニュメントを壊し、こうして言葉も取り戻せた。戦死者達の館(ヴァルハラ)では、日々、神々の黄昏(ラグナロク)に備え、戦い、敗れた者も日没と共に蘇り、夜には大宴会を開き、翌朝にはまたいくさに身を投じると言う。戦友諸君、夢幻の中でのみ生きる戦死した勇者(エインヘリャル)達よ。地獄のようなこの大戦おおいくさも必ず終わる。どうせなら宴の席で勝利の思い出を語り合おう。……っと、大切な事を言い忘れました。自衛隊と共闘して多分、池袋に救援に行くことになると思うけれど、30分待って。その後、方針をお知らせします。それとまだ先は見えない。何よりも戦力を保つように』


やはり、戦乙女ヴァルキリーならば、こんな台詞も言うだろうと、ちょっと気合を入れて話してみたが、インパクトは十分だったようだ。


『どうした、知を欲す者(オーディン)に感化されたか? だがそのノリは悪くないぜ』


雷人トールが笑いながらも突っ込んでくれた。そう、これは現実リアルに近いがそうじゃない。


『ふむ、やはり戦乙女ヴァルキリーとは話が合うようだ。日本人の魂には滅びを描いた北欧神話はよく響く』


知を欲す者(オーディン)もメタな話に触れながらも嬉しそうだ。


『お前達、地域担当リーダーも言った通り、馬鹿話は宴の席にしておけ。雷人トール、戦況情報は夜の風(ナイトウィンド)と二人で話せ。全体通信でやる話じゃないぞ』


『わかった、わかった』


森で隠遁する者(ヴィーザル)に窘められて、雷人トールも個別通信に切り替えてくれた。


 ふぅ。


「演説お疲れ様。さて忙しいわね。30分、間に合うかしら?」


♰預言戦士♰(ガブリエル)が遠慮なく切り込むが、夜の風(ナイトウィンド)は問題ない、と請け負ってくれた。


「自衛隊の参謀本部はスーパーエリート集団だ。必ず方針は出すさ。少なくとも一次回答は出せる」


 狭き門を突破した精鋭中の精鋭だとは雑誌で読んだことがある。

 それに軍人は、与えられた手札と状況から最善手を考えることこそが本業だ。

 何十人もいる専門家達の力が借りられるなら、借りよう。借りられるというのは幸せな事だ。





夜の風(ナイトウィンド)雷人トールから池袋の戦況詳細も入手し、それを踏まえて参謀本部が知恵を絞っている間にも、時は刻々と過ぎていく。


だからこそ、我々、ご当地戦士勢は、我々にしかできないこと、今すぐにできることがあれば着手したい。戦乙女ヴァルキリーなら、都内のどこだって五分もあれば急行して航空支援攻撃を行えるだけの機動力はあるのだから。


……ただ、闇雲に動いてもロスが大きい。何せ戦乙女ヴァルキリー4機がかりでやっと区を一つレーダー範囲に収められる程度だ。そして今回の戦闘エリアは23区。つまり、いくら素早く動けると言っても、戦乙女ヴァルキリーが見える範囲は4%程度なのだ。96%は見えないと言い換えてもいい。


すぐ動ける作戦としては、渋谷の敵をもう少し叩くか、荒川、多摩川流域を捜索して、川沿いに歩いているというクレイフィッシュ達がいれば叩く、のいずれか。どこにいるかわからないフライングオクトパス自体を狙って捜索するのはナンセンスだ。


そんなことを考えていると、運命ノルンが手を挙げた。


「私なんですが、ネットを通じて市民の皆さんへの情報提供をお願いし、集まった情報を分析し、戦域マップに反映していくというのはどうでしょうか? 今はまだ23区内の敵の分布も、その動きも殆ど見えていません」


「つまり市民の目をセンサー代わりとする訳か。多少遅かろうと、不正確だろうと、ある程度の数が揃えば、全体像の把握はできそうだね。自衛隊の情報網を補完もできる気がする」


そう私見も足して、夜の風(ナイトウィンド)に検討に値しそうか意見を求めた。


「一都三県、1400万人の呟きを拾って実用レベルで解析となると、現代科学ではお手上げだ。運命ノルン達が加わって戦乙女ヴァルキリーのレーダー範囲が多少広がっても、23区の大半が見えないことに変わりはない。広域レーダーを自衛隊が担えば、運命ノルンはネットの対応に回った方が活躍できそうだ。ところで、ネットにどう繋げるんだ?」


「私の電子戦装備なんですけど、実は万能接続ケーブルという怪しいのがあります。接続ポートに合わせてその場で形状を変えて繋げられちゃう、と説明にはあるんですよ。これまで繋いだことはなかったんですけど。なのでネットと繋がっている自衛隊さんの機器に繋がせて貰えれば、何とかなります」


運命ノルンもいやー、凄いですねー、と苦笑してる。


コネクタ形状だけじゃなく、電気か光か、通信プロトコルは、と仕事としている身としては突っ込みたいところだらけだが、まぁ繋がるというなら繋がるんだろう。何せ、全ては泡沫の夢、メカを纏った少女が空を飛ぶのに比べれば、なんてことはないさ、きっと。


血讐フェーデに一次処理をさせて、必要な情報だけに触れること。感情的なノイズは除外すること。他に何かあるかな?」


♰預言戦士♰(ガブリエル)から血讐フェーデに、ご当地戦士アプリの非公開API情報が提供されました。この情報は戦乙女ヴァルキリー運命ノルンのみへの限定公開です】


「上手く協力を得られれば、フライングオクトパスが何匹いるか、飛行コースなんかも絞り込めるかもしれないわね」


♰預言戦士♰(ガブリエル)の言うこともその通り。ただ、夜の風(ナイトウィンド)には非公開、つまり彼に公開すると、自衛隊にもその情報が渡る、となれば芋蔓式に色々と手が伸びてきそう、ということか。


血讐フェーデがご当地戦士アプリの非公開APIの取説を確認中。同APIを用いることで情報解析の効率向上が期待できます】


「やってみます。1匹ならソレとの戦いに専念できますが、2匹以上いるなら、目の前の敵と戦いながら、超長距離狙撃にも注意が必要ですから」


身体制御を血讐フェーデに任せている運命ノルンの振舞いに隙はない。夜の風(ナイトウィンド)も気付いた様子はない。


「自衛隊の情報と、運命ノルンに集めて貰った市民情報、それらを地図に記してマスコミの協力も仰ぐか」


「マスコミ?」


ここ20年、マスコミも頻繁に襲われて商売優先、針小棒大、火が無くとも煙を立たす体質もだいぶ改善されてはきたものの、どうしても小市民的感覚としては胡散臭く感じてしまった。


「そう毛嫌いするな。未だにネットを利用しない世代は多いし、海外まで含めて協力を頼むとなると彼らの繋がりは馬鹿にできない力がある。彼らに求めるのはネットの補完。ネットは世界中からアクセスできるが、ネットに繋いでない奴は知る余地がない。だからマスコミにそこを補完させる。どこで戦いが起きているのか、どれだけ増援が必要か、どんなご当地戦士が求められているのか、それを広めて貰うんだ」


伝説枠レジェンドに情報を届けて参加を促すのね」


夜の風(ナイトウィンド)の目指すところを、♰預言戦士♰(ガブリエル)が補足してくれた。


 なるほど。


そもそも、伝説枠レジェンドは、戦闘から足が遠のいている半引退勢だ。となれば、ご当地戦士向けの通知も普段はOFFにしていて煩わされないようにしている可能性も十分ある。ネットは利用する情報を優先的に表示する仕組みがあるせいで、興味がない分野はまるで存在しないかのように、目に留まらなくなる。


他に意見も出なくなったところで、夜の風(ナイトウィンド)は参謀達に声を掛けて、今の提案を彼らの検討議題に加えて貰った。


運命ノルンがネットに繋ぐにしても、市ヶ谷のビル内から繋ぐのか、即応部隊の車両から繋ぐのか、いくつか選択肢がある。何が最善手かすぐには判断できないところだ。





「それと補給ポイントの設置も急務ね。戦乙女ワルキューレ達はいずれも多少だけど被弾しているし、戦乙女ヴァルキリー身代わり(デコイ)も使い切ってる。長距離狙撃を受けて撃墜されるか、僅かに耐えて残るか、その差は出るんじゃないかしら?」


♰預言戦士♰(ガブリエル)の指摘はその通り。


「確かに大盾シールドなしで直撃したら一撃死しかねないから、補給が受けられるなら受けたいかな。身代わり(デコイ)も補充しておきたい。ただ、市ヶ谷なら5か所の要塞フォートレスのどれとも近い位置にあるから空組の補給にはもってこいだけど、池袋が補給ポイントの設置について相談したいと言ってるから、攻略を考えるとそちらがいい気もするね」


「でも、地下の攻略に向いた深部に設置されたら、二人は補給できない、それは避けるべきだわ」


 確かに。


「あと、私の移動に二人を協力させるのも勿体ないのよね。攻略支援なら私が例えば池袋に移動するとして、それはここにある車両に乗せて貰ってもできる話よ。空を飛ぶよりは遅くても、そうすれば、戦乙女ヴァルキリーを航空支援に回せるわ」


「民間車両よりは頑丈で、多少の攻撃なら耐えるのも利点だね。というか、82式指揮通信車(コマンダー)もあるから、運命ノルンも一緒に移動してもいいんじゃないかな? ネットに繋がりさえすれば、運命ノルンはどこにいても構わない。それに♰預言戦士♰(ガブリエル)が傍にいてくれるなら安心できる」


なんか、良い案に思えてきた。


「となると……ねぇ、夜の風(ナイトウィンド)。貴方、補給ポイントを移動物体の上に設置したことある?」


♰預言戦士♰(ガブリエル)が妙なことを言い出した。


「いや、無いが」


「ちょっと、設置できるか確認してみましょうか。そうねぇ、これなんか大きいし平らな面が広いから設置できそう……本当に設置可能だわ」


♰預言戦士♰(ガブリエル)がふわりと浮かんで、広場に停まっている即応部隊の車両群を見比べて、その中から、96式装輪装甲車(クーガー)II型の上に降り立ち、車両に対して補給ポイントが設置可能であることを確認できてしまった。


「つまり、アレか。必要に応じて移動できる補給ポイント、そいつがあれば、池袋に移動して攻略が終わったら次の要塞フォートレスまで走って行けば使いまわしが効く、それに車両の上にあれば空の二人も補給しやすい。地上にあって補給に手間はかかるが。……そいつはナイスな案だ」


そう言うと、返事を待たず夜の風(ナイトウィンド)は参謀達の元に走っていき、検討案件に捻じ込んだ。言われた参謀達も驚いたものの、その有用性を考えると目の色が変わった。





そんな意見交換をして、参謀達の出す答えを待っていると、突然、自衛隊員達が慌ただしく動き出した。

ちらほらと混ざる単語からすると、自衛隊のレーダーが敵の出現を検出したらしい。

謎の敵が行っている情報欺瞞ジャミングによって、戦乙女ヴァルキリーのレーダーが阻害されているのに対して、使っている技術体系が違うからか、自衛隊のレーダー網はその能力を十全に発揮しているようだ。


夜の風(ナイトウィンド)が参謀達と相談していたが、我々に声を掛けて、立体地図の周りに集めさせた。


「敵に動きがあった。戦闘エリア外で三か所、神奈川県川崎市、埼玉県戸田市、千葉県松戸市から都内に向けて、フライングマンタが1機ずつ飛行しているのを確認した。あと数分で戦闘エリアに侵入してくるだろう。それと、荒川河口付近と多摩川河口付近にそれぞれ3機のクレイフィッシュを確認した。これは河川に設置されている監視カメラ映像で確認した情報になる」


「5か所も……」


他の戦士達には頼れないし、♰預言戦士♰(ガブリエル)を運んで飛ぶくらいなら、戦闘時間は多少伸びても戦乙女ヴァルキリーだけで先行した方が結果としては殲滅も速いだろう。ただ、五か所。どこから対応するにせよ、他四か所は手が回らない。


「いや、ここは分担していこう。フライングマンタはここ市ヶ谷にあるパトリオットPAC-3システムで対応する。それから、荒川、多摩川の河口にいるクレイフィッシュについては、木更津からコブラ対戦車ヘリを飛ばして片付ける。それと要塞フォートレスから溢れて徘徊しているテクニカルは、軽装甲機動車ライトアーマーの重機か01式軽対戦車誘導弾(軽MAT)で叩く。戦乙女ヴァルキリーは補給を優先し、終わり次第、手近なファンファンを叩き、もし、フライングオクトパスが見つかれば、これを殲滅して欲しい。前3つは自衛隊でも対処できるが、後ろ2つは自衛隊の装備と相性が悪過ぎるからだ」


「補給ポイントの設置や運命ノルンの位置は?」


「補給ポイントは96式装輪装甲車(クーガー)II型に設置し、即応部隊と共に♰預言戦士♰(ガブリエル)運命ノルンは池袋へと向かってくれ。途中までは補給の為に戦乙女ヴァルキリーも同行する」


「貴方は、ここに残らないと効率悪いわよね」


「自衛隊の中枢はここだからな。日本各地から呼び寄せている兵力の把握や指示をする意味でも、俺はここにいた方がいいだろう。どうしても手が足りないとなれば、俺も前線に行くが、それは最終手段と考えて欲しい」


「それじゃ、その作戦で行こう。特に反対する理由はないから」


俺がそう話すと、皆も頷いてくれた。


夜の風(ナイトウィンド)が参謀達にGOサインを出すと、即応部隊の出動をする為の準備が始まった。外部と繋いでいたケーブルを取り外したり、車両を固定していた器具を外したりとその作業は迅速だ。


♰預言戦士♰(ガブリエル)が操作して、96式装輪装甲車(クーガー)II型の上面に補給ポイントを設置。


「情報連携は情報欺瞞ジャミングされているから、AI同士の会話で敵の位置を伝えて欲しい」


「了解です、フィルタリングしてAI同士のやり取りは再生対象から除外します。それでえーと、82式指揮通信車(コマンダー)ってこの小っちゃいのですか?」


「こちらになります、運命ノルン


確かに手狭に見えるが、まるで軽自動車のような物言いに、車両から顔を出した車長も苦笑していた。96式装輪装甲車(クーガー)II型が八輪車なのに対して、82式指揮通信車(コマンダー)は六輪車で確かに相対的には小さいのだが、3ナンバーの大型乗用車より更に一回り以上大きく八人乗りなので、人視点なら、コレを小さいとは思わないだろう。

ただ、大盾シールドと長大なライフルを構えバックパックを背負っている運命ノルンからすれば、下手をすると車幅から飛び出かねないので、小っちゃい訳だ。


万能接続ケーブルを渡して中に繋いで貰い、僚機も含めて車両の上に降り立った。


と言っても、サスは僅かも沈むことはない。


「車両の動きに追従して飛んでいくので負担はないと思います」


まぁ、確かに運命ノルンの飛行能力を持ってすれば、リアルタイムに車両の数ミリ上を飛んでいくことなど造作もないことだろう。


ぱっと見、車両に対して運命ノルンが二人乗るとかなり手狭でアンバランスに見えるが、これなら大丈夫そうだ。


運命ノルン、帯域は上手く分け合っていくように。無線だからそれほど帯域は太くない」


「はい。画像データの確認は参謀本部に任せるとか、分担して軽くしていきます」


 プレーンなテキストデータだけなら、どれだけ件数があってもデータ量は大した話にはならないだろう。


「あと、現在も行われている敵の情報欺瞞ジャミング、こいつの元凶の捜索は空自の無人偵察機グローバルホークと、海自の護衛艦が主体となって実施することにした。戦闘時、無人偵察機グローバルホークに流れ弾が飛ばないようにだけ注意してくれ。地上にいるなら運命ノルンがネットで目撃情報を見つける可能性もある。空に浮かんでいるなら、フライングオクトパスのように熱光学迷彩ステルスを使って隠れている可能性が高い。何かわかったら報告しよう」


「宜しく」


6機がかりの力技でも、これまでの移動経路では、情報欺瞞ジャミングを行っている敵を発見できなかった。ただ、自衛隊のレーダーもそうだが、ご当地戦士達には見つけられなくても、他の方法なら見つかるかもしれない。今は上手く行くことを祈ろう。




……さて。


ここまで決まれば、後はどの順番で潰していくか、だ。


要塞フォートレスは、池袋、新宿か渋谷と片付けて、大手町、東京は最後でどうだろう?」


「補給ポイントの設置これで五か所全て行った。五か所の要塞フォートレスのうち、池袋だけは補給ポイントがない。だから、♰預言戦士♰(ガブリエル)と共に即応部隊で補給ポイントを運んで、池袋から片付けよう。次をどこにするかは、片付けた時点で判断すればいい」


「そうね。それじゃ、戦乙女ヴァルキリーから補給開始、そろそろ出発できそうだから、私達は池袋に向かうわ。地域担当リーダー戦乙女ヴァルキリーだけど、前線に出るから、全体の統括は夜の風(ナイトウィンド)に任せるしかないわ。大変だけど頑張って」


♰預言戦士♰(ガブリエル)は消去法でそれしかないわね、などと意地悪く笑みを浮かべた。


「それだけ信頼されていると満足することにするさ。戦乙女ヴァルキリーの可愛い声が良かったなんて言われそうだが、そこは我慢して貰おう。……俺も含めて最後まで見送る役処だ。♰預言戦士♰(ガブリエル)運命ノルンを支えてやってくれ」


「わかってるわ」


車両に自衛隊員達も乗り込み、16式機動戦闘車(キドセン)を先頭に即応部隊は池袋駅に向けて出発した。



これまではご当地戦士達が殆どを担っていた敵との戦い。

それが、未曽有の事態に、今回は自衛隊が戦いの一翼を担い、マスコミが情報提供に協力し、逃げ惑うだけだった市民もまた、敵を見つける為の目となって参加する流れとなった。


今ここに首都総力戦は始まったのだ。

ブックマーク、いいね、ありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

誤字・脱字の指摘ありがとうございます。自分では気付きにくいので助かります。

2022年3月13日(日)、26パートまでは毎朝7:05まで投稿していきます。

 ※全30~35パートの見込み。

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