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世界変動 ~Y.Tsekaihendou~  作者: 深内 学
第一部 第二章 ー全ての始まりー 修学旅行編
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40円卓会議

界野の「麻2」を解説したあと、どうしようかなと思ったんですけど普通に日常にするよりこの作品の強さ上限を見せておこうと思ったので中盤からは一旦地球から離れます。

次話からは修学旅行を存分に書きます。

グリカゴンのところにくごーがいった後の界野視点


鎖の動きが完全無くなったので、スキルを切ろうとしたが「麻2」の能力詳細に不可視の物体を顕現できるって書いていたからそれをしてみようと今、思った。


くごーに鎖巻き付いているけどいっか。消せばいい話。

鎖を見えなくする方法分からんけど。二本目の出し方も分からんし。


念じたら駄目だったから次は口に出してみようかな。


「見えなくなれ!」


周りには最賀や白井さん、倉崎さんもいた。

俺の方を見てきて「何言ってんだこいつ」みたいな顔をしていた。


さらに鎖は見えなくなっていない。

気まずい状況だが今の俺には「麻2」の不可視の条件を探すことに必死だった。


次は鎖にもう片方の手で触れてみた。

すると両手に鎖が出ていた。さっきくごーに巻き付けたものとは長さは違うが確かに存在している。


複製みたいな感じだろうか。さらに一本目の鎖とは違う位置から出ている。

手のひらの真ん中から出ているのではなく少し下から出ている。


次は指で触れてみる。人差し指で触れてみると三本目が人差し指から出てきた。

つまり鎖の本数を増やすにはオリジナルに一番初めに触れた部位ということか。


けど、くごーを投げた時は複製はされていなかった。

鎖に触れていたはずなのに。複製以外の別の用途で鎖に触れたからなのか?


もう一度「麻2」の詳細を見るか。

麻2「束縛」

最大六本の鎖状の物体、もしくは鎖状の不可視の物体をこの世界に顕現させることが出来る。


破壊不可能、使用者の意思で距離制限の範囲内であれば自由に顕現できる、距離制限は3000km。


別に今さっき見たのと同じな気がする。

目には見えないが頭に浮かぶスキルの能力詳細を色々と探していると「麻2」の能力詳細に続きがあった。




麻2「束縛」

最大六本の鎖状の物体、もしくは鎖状の不可視の物体をこの世界に顕現させることが出来る。

破壊不可能、使用者の意思で距離制限の範囲内であれば自由に顕現できる(一本目)距離制限は3000km。


不可視、本数の補足

本数を増やす方法:一本目の鎖に最初に触れた場所に付与できる。また触れる時間が10秒経過した場合、本数の増減なし。


本数を減らす場合:「麻1」を使う。


上限本数に達した場合:一本目から順に消えていく。一本目が消えると二本目が一本目とみなされる。


不可視の鎖を顕現させる方法:鎖に対してイメージを流す。鎖が分解され素粒子まで小さくなるような感覚。




とまあ、こんな感じだった。

不可視はイメージの構築らしい。


それよりも驚いたのは麻のスキルはつながっているということだ。

わかりきっているものだと思っていたが持っている麻のスキルは次の麻のスキルに応用できるみたいだ。


もしかしたらすべての麻のスキルはつながっているのかもしれない。

麻のスキル系統って書いてるし当たり前っちゃあ当たり前かもしれないが。


さて、鎖を不可視にしてみよう。

素粒子まで小さくなるような感覚でするのか...


「麻1」もそんな考え方で銃弾サイズから原子レベルまで到達させた気がするな。

その感覚の状態を思い出しながら「麻2」を知覚していく。


徐々に鎖は薄くなっていき目に見えないところまではいけた。

しかし素粒子はおろか原子レベルまでは出来なかった。


原子は無理だったが分子レベルまではいけた。

気を抜くとすぐに戻りそうだ。


集中を鎖に向けなければすぐに実体化してしまう。

維持をするのにすげえ労力がいる。


数分後....

もう無理かもしれない。維持をすればするほどその維持を乗り越えようとしてくる。

不可視にするのはそれだけ強く、その代わりに弱点が存在する。


不可視の持続時間が極端に低い。時間経過で不可視のハードルが上がり続けている。

だめだ、もう無理。


いつの間にか止まっていた呼吸に体が気づき体が酸素を求めてくる。

死にそうになりながら徐々に見えなくなっていた鎖が見えるようになった。


不可視は難しい。使うときには気を付けないとな。

満足したので「麻2」を解除した。


「あっちは大丈夫かな...」


ふと最賀がこぼす。

黒い雲は未だにあるままだ。しかし今さっきよりも薄くなっているように見える。


戦闘は終わったと言わんばかりに少しずつ雲が灰色になり白へと変わっていった。

そして何事もなかったかのように雲一つない空になっていた。


「終わったのか?」


「多分な」


勝敗は知らないがくごーが勝っていることを祈る。


「久郷と連絡繋がらない...」


倉崎さんがくごーに電話をかけているようだった。

口ぶりからして何度もかけなおしてるみたいだな。


「くごーに何かあったのかなぁ...」


最賀が少し弱弱しい声で俺に話しかけてくる。

俺は勝っていると思っているがもしかしたら死んでいる可能性だってある。


そんな悲観的なことは考えないようにしよう。


「多分、くごーは大丈夫だと思うよ..多分...ね」


「そうだな、あいつなら、くごーなら大丈夫だよな」


「一旦市賀島に行こう、すげえ遅れてるから」


俺がそういうと、最賀も六田も倉崎さんも白井さんも前に足を出そうとしていなかった。


当たり前だ、くごーのことを心配しているのだから。

六田も意外とくごーを心配しているみたいだな。


何かくごーも六田も見た目よりも優しいんだな。

何か俺すっげえ酷いこと思ってるな。


(ごめんなさい)


と心の中で謝った。


「今心配しても結果が変わるわけじゃない。信じるしかないんだよ、くごーをね」


空気が静まりかえる。


「...そうだよな。心配しても意味ねえよな。今を楽しまないといけないよな」


「私は久郷を確認しに行く。大怪我してたら病院に運ばれていると思うし」


「私も行く。私も久郷の状態を見たい」


「多分鎖が飛んだ位置的に東平雄公園の周辺だと思うからその近くの病院を探せばいいと思う」


「確かにそうね。ありがとう上竹くん」


「どういたしまして」


二人はその後駅に歩いて行った。

今日はくごーに誘われたのだからくごーがいなければここにいる必要がない。


さらにあの二人はくごーが信じる友達みたいだし心配して当然だ。

俺たちよりずっとくごーのことを知っているのだから。


心配するな、といって心配しない方がおかしい。


「俺たちは行くか」


「そうだな」


俺と最賀、六田は列に追いつくために駆け足で向かって行った。


海ノ中路(なかみち)で俺たちは列に合流した。

右左どちらを見ても海だった。凄いところに市賀島ってあるんだな。


先頭の先生が市賀島の目の前に来た時、市賀海神社に向かいます。といって俺たちから見て右斜め方向の道に進んでいった。


俺たちもそれについていった。

数分歩いた後俺たちは二の鳥居に来た。


どうやら市賀島神社は3体の海神を祀るところらしい。

なんか言葉に表せない雰囲気がある。


心霊スポットとかにいってもこういうのを味わうのだろうか。

なんかこういう何かの不思議な現象が起きる場所はいつもの生活とは違うものを感じる。


別の世界にいるみたいだ。

俺たちは階段を上り櫻門(さくらもん)をくぐった。


その先に見える神社に歩いていき参拝することになった。

本殿ではお賽銭が出来そうなところがあり二礼二拍手一礼をしてから五円玉を賽銭箱に落とした。


二礼二拍手が終わった後願い事を頭の中で唱えた。


(幸せに生活できますように)


とまあ、こんな願い事にしたが随分抽象的なものにした。

だが幸せならOKです、だ。


願い事もしたことだし市賀島を歩いてみようかな。


__________________________________

≪未知なる時空世界≫


ここは宇宙とは分離されており、どこにあるかもわからない時間と空間をもつ余剰空間を入れた11次元空間。


ボリアマやオドバロなどの宇宙でも最強格のモノたちが宇宙を管理、監視するためにボリアマがつくった場所。


我々の理論では超弦理論やM理論、11次元重力理論という現段階では到底理解できない世界。


時間と空間はどのように動いているのか、空間がどのような状況なのか、それぞれがどう及ぼしているのかもわからない。


ボリアマはオドバロとともにこの場所に来ていた。


今日(...という概念がここにあるかは知らないがあるとしよう)は、ボリアマ、オドバロをいれた17の神がここに集まる。


続々と神が集まる。

全員が集まるとボリアマが指パッチンをする。


すると1つの玉座と16個の椅子が出てきた。

玉座から見ると右と左にそれぞれ8席ずつ並べられている。オドバロは玉座からみて近くの左側の椅子に座った。


そしてボリアマが玉座に座る。ボリアマとオドバロが座ったのを確認してから15の神は座っていく。


左右8つある椅子の前には長机がある。


「順にそれぞれの管轄世界の状況を言ってくれ」


この作品の世界では十五神と呼ばれる存在がいる。

宇宙全てを管轄下とし一つ一つの惑星や衛星、恒星の最初から最後までを見守る。


その世界が他の星や宇宙に干渉し影響を及ぼしたりしない限りは手出しはしない。

その世界の運命に十五神が介入することはない。

その世界が滅亡に進もうとも。

ただその世界の最後を見届ける。


何とも無慈悲である。まあ宇宙を十五しか分けていない時点で普通の世界は無視をしないと全ては見れないだろう。


ちなみにボリアマは全宇宙をまわりながら並行世界や無の世界などをまわっている。

一つ一つの世界をまわりどのような成長を遂げているのかを見るために移動している。


オドバロは十五神の情報をボリアマに届けたりボリアマと同じく世界を回っている。


十五神は管轄世界の状況を言っている。

国と国が戦争をしていたり、国が一国になり団結をしたりなどそれぞれの世界で違う運命をたどっていた。


最後の十五神、統括者の番になる。

十五神の中でも役職が決まっている。


この世の存在を管理する役職:管理者


神を創造する役職:設計者


そのほかにも一神(ひとり)ごとに役職が決まっている。


一神(ひとり)一神(ひとり)が宇宙の1/15を管轄下においているため弱いはずがない。

その中でもオドバロ、もしかしたらボリアマにさえ届くかもしれない強さをもつものが二神(ふたり)いる。


一神(ひとり)は身体能力、つまりスキル無しではボリアマと互角に渡り合う。

そしてもう一神(ひとり)は他の十五神を統括する、統括者。


統括者の管轄世界は地球も入れた世界である。


「他の管轄世界と同じような状況になるものもあれば、違う運命をたどっている世界もあります。ですが、影響を与えるような存在は今のところはおりません。ですが、気になることが二点あります」


統括者はボリアマに発言の許可を促す。


「続けろ」


「一点目は太陽系での動きが活発化しています。いきなり地球にスキルが降り注ぎました。地球は太陽系の中で唯一スキルをもっていない星でした。ですが地球時間では約三か月前ほどにスキルが発現。前もこのようなケースはありましたがそれは我々の世界なので、、、」


「つまり、何者かが地球にスキルを降らせた、ということか?」


「はい、そしてそれに関係していそうな者が二点目です」


統括者は昔のことを思い出す。思い出したくもない、あの記憶。今から話すやつこそが...


「あいつが動き出しました」


「あいつが?」


「ええ、ここ100億年間音沙汰なくどこに逃げたのかも分からない状況のあいつが私の世界のどこかにいることが分かりました。それが分かったのは約三か月前でした。一瞬だけしか分からなかったのですが場所が分からなくなってからすぐに地球にスキルが降りました」


「あいつは地球にスキルを与えて何を企んでいる?」


「それはわかりません。ですが、その目的はたった一つでしょう」


「第一次世界存亡大戦と同じことをするためだろうな」


「ええ、おそらく」


「...わかった。報告をありがとう。では解散」


ボリアマが指パッチンをすると十五神が一斉に消えそれにより玉座も椅子も机も消えた。

残ったのはボリアマとオドバロのみ。


「次で終わらせよう」


「そうだな。あのようなことをもう一度起こすわけにはいかない」


「そのためには、私たちももっと強くならないとな。十五神は各々の管轄で忙しいだろう」


「おれたちだけじゃなく他のやつらもだろ...」


オドバロはそう言った直後、あることに気付く。


「まさか....」


「ああ、界野も強くする。そのために会ったんだ。勿論ほかのやつらも強くするさ」


「あいつが動くってわかってたんだな?」


「あいつのことは、私が一番わかっているからな。まあ幼馴染の仲?ってやつだな」


「そうかもな、おれもお前らより遅いし、ボリアマとあいつが最初だもんな」


少しボリアマは思い出に浸り何もない空間を見渡した。


「さてと、私もそろそろ行くとしよう」


「そうだな、おれもさっきいた世界に戻る」


上竹界野の物語が進むように、他の物語も同じように進む。


お読みいただきありがとうございます。

十五神の深堀は第二部です。

それとボリアマと互角としましたが作中最強がボリアマなのは変わりません。(作者公認ってやつです)


因みにですが、十五神とボリアマとオドバロは人間と断定したくないので〇人とは書いていないです。 何か人間っていう認識よりかは人間である自分が想像しえないくらい上の存在として扱ってるので書きたくないというだけですが。もしかしたら気分で変わるかもしれん。


あと、ちょっと意味深な統括者の我々の世界なので....あとの話ですが、第一部と第二部で大事な情報なのでここでは、省きました

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― 新着の感想 ―
とてもおもしろかったです!鎖を操るスキルってかっこいいですよね!大好きです!もうそろそろ4周年ですね 閑話楽しみにしてます!
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