4あの方
小説は難しい。文字一つで意味が変わるから。
付け加えました。神天とかの言葉を。これは大事なので覚えといてください。
俺はアジストの「密閉空間」というものに捕まった。
「このスキルは優秀でな。つぶすことも可能なんだ。入り込んだやつを殺すことなんて造作もない」
アジストは手をパーからグーに変えていき、「密閉空間」をつぶしていく。
俺は抵抗して、つぶされないようにしている。
「お前との戦いは楽しくはなかったが暇を持て余すにはちょうど良かったぞ。だからとりあえず死んでくれ」
「意味わかんねえ。俺が死ぬのはあと千年後っだつうの」
「ただの人間が千年も生きれるわけないだろ?」
「言葉の綾ってやつだよ、俺は千年くらい長生きできるほど死なねえってこと」
俺の力がなくなってきて押しつぶされ始めていく。
そして俺の右手と左手がつぶれていく。内臓が張り裂けそうだ。
アジストが俺にとどめを刺すために密閉空間を潰そうとした瞬間、
アジストが消えていた。
「虚間空間力」を使って、骨の部分を少しずつ治す。
「すまないな。うちのアジストが」
急に頭の中に直接声が聞こえてきた。
「うちのアジストっていうことは、お前があの方っていうやつか」
「五十あってて、五十違う」
「どういうことだよ」
「まあ時期にわかるさ。けど、そのときは戦うことになるけどね」
「もしかして俺と?」
「君だけではないよ。全人類が巻き込まれる"我々"と"人間"が」
「我々っていうのは神か?」
「そうだね。いずれ来るその時までに我々を倒せる実力を持ってきてね。そうしなければ地球は、“九惑星支配計画”に巻き込まれて支配されてしまう。もしかするとそれ以上のことだって起きるかもしれない」
「九惑星支配計画?お前らを倒せる実力をもってこい?なんのことだかさっぱりなんだけど?、というか言葉的に俺とお前は敵みたいなニュアンスなのに、何でこんな情報を?何で俺だけに?」
「君があいつの支配から逃れたからだよ」
「どういう、、、」
「ごめん、もうこれ以上話せる時間は残っていないみたいだ。この後の話は僕の部屋においで、"神天"という世界で待ってるよ」
そいつの声は聞こえなくなった。トイレに戻って、扉を開けると、先生が待っていた。見に行った時にトイレにいないことがばれてしまい、こっぴどく怒られた。
結局職員室呼び出されて、「何をしていたのか」。とそのことに対する説教をくらった。
放課後に数十分くらい。
因みに有村は全身ぼろぼろの状態で裏庭に倒れていたらしい。
その後目を覚まして、先生に何があったのかを聞かれたが、何も話さなかったらしい。
とりあえず先生は親に連絡し有村は早退したみたいだった。
「はあ、宇里も伊達も最賀も夜空も帰っていったし。一人で帰らんといけんのか」
俺はとぼとぼ俺の家へと帰っていった。
アジストとの戦いに勝つためにはどうすればいいのだろうか。
そんなことを考えながら俺は帰る。九惑星支配計画みたいな話もあったし。時期にわかるって、知りたいじゃん今。
俺の家の玄関の少し離れたところで俺は止まった。
誰かいんだけど。その子?は、俺の家の玄関の前に立っておりずっと扉を見ていた。
「えっとどうしたの?」
「...」
「この家に用があるの?」
「...多分」
「多分?まあいいや」
俺は警戒もせず家族の知り合いなんだろうなと思い、俺はその子を家に上げた。
何故か分からないが、その子を知っているような気がしたからだ。記憶にはないけど。
その子は女の子?で髪は薄く青い整った髪だった。
普通に長すぎず短すぎずの髪だった。
背中の半分くらいまでの長さだった。
「おかえりなさい」
お母さんの声が聞こえた。
「ただいま」
「?、何か言いたそうな顔だけれどどうしたの?」
「この子のこと知ってる?家の前に立ってたから誰かの知り合いかなって思ってあげちゃったんだけど」
俺は後ろに隠れていたこの子を母さんに見せた。
母さんは驚いているようだった。
「そ、そうね。知らないわね」
「ふーん。そっか。じゃあ父さんにも聞いてみるよ」
「待って、お父さんには母さんが話しておくわ。それよりもその子の今の状態を知るべきだと思うの」
何か話をそらされているような気がするが、まあそっちも大事な気もする。
「そうだね」
俺はその子に聞いてみる。
「ここに来た理由は?」
「わからない」
「生まれた場所は?」
「わからない」
「どうやってここにきたの?」
「わからない」
年齢が俺の二個下の15歳だけわかった。年齢だけ覚えてるっていう状況があるのか。
すると二階にあがっていった母さんが戻ってきた。
「お父さんに聞いたら知り合いの親の子供らしいわ。今その親との連絡が取れなかったから心配していたって言っていたわ」
「じゃあ父さん、名前とかわかるのかな?」
「親とは仲いいらしいけれど、子供の名前は聞いてないらしいわ」
「そっか」
「どう?界野?どんな状態だった?」
「記憶喪失ぽかったよ」
「じゃあ記憶が戻るまでか親を見つけるまでは界野がこの子の世話をしてくれない?」
「何で俺?母さんとかの大人の方が世話できるんじゃあ...」
「界野じゃなきゃダメなの」
母さんの言った言葉が今まで言われてきた言葉のどれよりも重みがあった。
何か隠してるっぽいけど、これって聞いていいもんなのかな。
いつか言ってくれるだろうし詮索はしないことにした。
「わかった」
「ありがとう」
「ところで記憶は日常とかで治るもんなのかな?」
「わからないけれど、何かがきっかけで戻ることもあるから日常での生活も意味があると思うわ」
「まあいいや。これからよろしく。俺は上竹界野」
「上竹奈都姫よ。美黒にも事情は説明しておくわ」
「ありがと。そういえば名前無いからどう呼べばいいんだろ?
「界野が決めてあげたら?」
「え..?荷が重いんですけど」
「お願いします。界野」
その子もこう言ってるし、仕方ない。
「んーー」
五分後、
「んじゃあ玲奈で。」
「わかった。私は上竹玲奈?」
「うん、それでよろしく」
「そういえば、あと一部屋物置部屋として二階が一部屋空いてたよね」
「ええ」
「そこ使ってもいい?」
「いいけれど」
「そっありがと」
俺はレナの手を引っ張って、物置部屋の場所へと連れていく。
「これから掃除しておくから、俺の部屋で待っといて。トイレとお風呂はわかる?あと洗面台」
「これがトイレ、ここがお風呂、そして洗面台」
「わかってるんだ。そういう日常的なのは覚えているんだね」
「うん」
「まあいいや。物置部屋を整理して、綺麗になったら言うよ」
一時間後
「やっと片付け終わった」
「ご飯の時間よ」
「まじで!?もうそんな時間?」
夕食後、玲奈の部屋にはベットが無いので、ベットを注文しといてね。と母さんに言った。
「やっと掃除終わった。これでいいかな」
「玲奈、終わったよ。今からここが玲奈の部屋」
「ありがとうございます」
「礼儀正しいね」
「眠くなったらねてね。ベットもあるし」
俺は俺の部屋へと入っていく。
玲奈もついてくる。
「何でついてくる?もしかして部屋汚かった?」
「そういうわけじゃなくて、スキルの話」
「ん?スキル持ってんの?」
「うん」
「どうして俺に?」
「界野になら、言ってもいいかなって」
「それはありがとう」
玲奈のスキルはたった一つ
「自由」
名前的にかっこいい。
何でもできるみたいな感じ
あらゆる固定概念にとらわれない感じでかっこいい。
能力としては、ある程度なら何でもできる。
スキルの作成もできるらしいが今は出来ないらしい。
このスキルには限界がなく何度も使うことが出来る。
使いすぎると体に負担が来るらしいので、使うのは避けているらしい。
スキルに限度はないが体に対しての限界はあるということだ。
これは人の性格で使い方が変わってくるな。
「なるほどね」
玲奈のところにこのスキルが渡ってきてよかったと思う。
もしもこのスキルを悪用するような奴に渡っていたら、この世界をなんだってできた。
そういうのもあるのかな。
スキルも人を選ぶということをするのだろうか。
スキルにも自我があるのかな?
そう考えるとぞっとするけど。
まずは自分の体のことだな。
スキルのことよりも、自分の体を強くしていかないといけない。
自分の体が、スキルの反動に耐えられるようにならないとスキルを扱うというのは出来ないと思う。
あと、新しい戦略とかも考える必要がある。
アジストに負けた悔しさを力に変えて、明日も頑張ることにする。
脳に直接聞こえてきた、あいつの言葉も気になるし正体にも気になる。
答えを知らない人は、こういうような気持ちなんだ。
知ってるの今のところ作者だけだけど。
絶対に強くなってやる。
おっとまた自分の癖が出てしまった。
一度考え込んでしまったら、人の声も届かなくなってしまう。
「ごめん玲奈」
あれ?俺の見た先には、玲奈が寝ているところが見えた。
洗面台の目の前。俺の部屋だ。
ということは玲奈は俺のベットで寝たと。
相当疲れがたまっていたのだろう。
玲奈に床で寝させるわけにもいかないし、しょうがない。玲奈の部屋の方で寝ることにした。
ベットが無いので、床で寝ることになるけど。
ベットが届くまでは俺は玲奈の部屋で寝ることにしよう。
それまでは俺の部屋のベットを使ってもらおう。
「俺、寝違えるかもな」
そういう時は、明日の自分に任せよう。
ということで明日から絶対に、強くなるための努力をしていこう。
俺は決意した。全てを倒せる力を持つこと。必ず来る戦いにも対応できる力をつけようと。
だが俺は気づいていなかった。
この世界、いや宇宙でとんでもない常識外れなことが起きていることに。
何が起きて常識が覆ったのかを知るのはまだ先である。
そして九惑星支配計画がどれほどなのか。
それを知るのはあと一年もかからなかった。
お読みいただきありがとうございます。
次話もお楽しみに
九惑星支配計画って何なんでしょうか。




