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世界変動 ~Y.Tsekaihendou~  作者: 深内 学
第一部 第一章 ー全ての始まりー 
33/44

32夏休み編後編

これで終わりたかったので文字数が増えています。

次からは普通になるはずです。おそらく必ず。

「何でビーチバレーに入らないの?」


俺はレナに聞いてみた。

ボッチにはなりたくないが、レナがなぜ入らないのかを聞いてみたかった。


「界野が、一人さみしくいるからですかね」


「なんか、一緒にいたいっていう解釈になるんだけど」


「そうですか?」


「なーんかレナ変わったね」


「変わらないと思いますよ」


俺の視覚の状況と、感覚的にレナが変わっている気がする。

どこが変わったのかはよくわからん。けど変わっているのはわかる。


多分変わっている...と思う。


もしかしたら、俺の感覚が間違っているかもしれないし。

まあそんな話を、みんながビーチバレーやっているときに話していると。


めっちゃ場違いな気がする。


「俺もボッチを卒業するためにビーチバレーに入れてもらおうかな」


ボッチではないけど話すことが思いつかなかったので逃亡する。

この場の雰囲気から。


「いいんじゃないですか。私も混ざろうと思っていたところですし」


レナも乗ってきてくれた。ありがたい。

だけど、


「大丈夫?その服で」


「何のことですか?」


「その服動きにくいし暑いでしょ」


「意外と通気性高いんですよ」


「へえ。そうなのか」


ワンピースだから動きにくいだろうと思ったけど本人がいいならいいか。


「ならいっか」


それで納得するなよと。レナが怪我してしまうかもしれないぞ。通気性と動きやすさに相関性はないんだぞ!怪我させるなよ、上竹界野。


うちのレナ様は最強なんだぞ!!!

おっと作者の心の声が出てしまった。


というわけで、俺とレナはビーチバレーに混ざることにした。


「俺たちも混ざらせてくれ」


「いいよ」


ビーチバレーのルールは簡単。

試合とかならば、二対二の勝負だが、それだと他の人が、暇なので五対四ですることにした。


チーム的には、俺、レナ、美黒、黒幸さん、宇里vs伊達、最賀、夜空、加藤。

これ力の配分間違えてない?


五人と四人の勝負なのだが、四人の方がレベルチートすぎる。

俺らのチームには宇里もいるから大丈夫だと思うけど。互角になるか?これ?


スキルを使うのは勿論なし。

バレーと同じで、ボールを落とさない、サーブもミスると交代する。


ブロックはありだけど多すぎると、後ろが空く。

戦術とかも考えないといけない。


ルールは、バレーを見てみてくれ。

25点で一セット。24対24の時は二点差つくまで。全部で二セットとるか三セットとるかが主流。


昼も近いので15点の一回だけ。

最初は俺のサーブからだ。


俺はトスを上げて、サーブを打つことにした。

風で少しずれるが、まだ打てる。


ジャンプサーブを、打つことにした。

バレーボールの経験は少ないが、やったことがあるので出来ると思う。


とても遅い回転がかかった。否、かかってない。

何もかかってない。物凄くきれいな無回転。バレー漫画でみた知識を活かせた。


しかしボールはゆっくりと軌道を、変えながらアウトになる。


「ん?」


「無回転だな。あいつ経験者か?」


自分のミスを引っ張らずにすぐ切り替えをして次の点へと入っていた。

次は加藤のサーブだ。


加藤は飛びジャンプサーブを打つ。

すると、ボールがスピードを上げながら、回転がかかり曲がってくる。


「あっぶねえ」


宇里は、ぎりぎりでとった。

そのボールは回転がまだかかっており、トスが難しいものだった。


俺は運よく来たボールをオーバーでレナにトスを上げた。

レナがんばれ。


トスは風に流れながらレナへと向かう。

レナがちょいと飛んで空振った。


「ん?」


ジャンプが低かった。

普通の人でもそんなに、小さなジャンプをするわけがない。


「どうした?レナ」


「この服通気性はいいのですが、動きにくいです」


「そういえば、運動するような軽装備じゃなかったんだ。そりゃあ動きにくいわ」


読者に問おう。ワンピースでバレーボールをする友達がいますか?

いたらその人を大切にしましょう。天才か変人なので(偏見)


「飛ばない方がいいね」


「わかりました」


「ねえ次のサーブ打っていい?」


俺は元の配置に戻る。

加藤のサーブは曲がってくるサーブだ。


ということは曲がるところに待っていればいい。

加藤がサーブを打った後、俺はボールの対角線上へと動く。


そしたら、ボールが縦に回転して、曲がらずにボールが落ちる。

俺は思考へと入る。


加藤のボールは、横回転で曲がるボールと、縦回転で落ちるボールの二つ。

手の動きで次は行動してみる。


俺の視覚の情報では、縦回転に見えた動かずに、レシーブをする。

すると


「斜め回転っ!?」


縦回転と横回転のハイブリット型。つまり加藤には三種類のサーブが存在する。

手の動きや向きでは判断できない。


反応なら追い付けるかもしれないが、砂のせいで動きが制限されている。


でも、回転がわかっていれば体の動きを変えるだけでとれる。

上に上げれば宇里がとってくれる。


加藤は宇里を狙っていない。ワンタッチからの攻撃を防ぐためか、もしくは俺のミスが増えているからか。


とりあえずとることに専念だ。


加藤からのサーブのあと、俺は完全に回転がくると読んでいた。

すると無回転。俺がたまたまできたサーブが出てきた。


そのボールは目の前で、不規則に動いている。

俺がとろうとした瞬間、グインと曲がる。


確信した。加藤のサーブは三種類ではなく四種類。

さらに無限に俺のところに来る。


俺が下手だからか?

目でなれるわけではなく、感覚的に動いて、手を動かす。


「ほっ」


俺は無意識的に動く体に対して、素直に動く。

視覚の感覚が研ぎ澄まされており、さらに体がうまく動くようになった。


何とかサーブを返せるようにはなった。Aパスまではいかないが他の人にはつながるようになった。


何とか加藤のサーブ後のレシーブから美黒のスパイクで加藤のサーブを切ることが出来た。

最初はどうなるかと思っていたが、何とか拮抗している。


しかし、加藤のサーブがまた回ってきた。さらに加藤チームのマッチポイントである。

加藤のエグすぎサーブは今のところ百発百中だ。


来たボールは無回転。風も相まってまじで不規則。

完璧を求める必要はない。誰かの近くに行けば誰かがとってくれる。


俺の胴体から野球のようにホップし頭のところまで飛んでくる。

もう顔まで来てる。手を出す感覚なし。


咄嗟に体を後ろに傾けてギリオーバーでとる。

美黒がすぐにそのボールをセットアップ。


そのボールはこのセットの中で最高の球。

風に流されながら宇里のもとへと飛んでいく。


宇里はそのボールをよく見極めて大きな助走をつける。

そのジャンプは地面、というか砂を抉るようだった。


高くそして長い滞空時間。その全身が運動連鎖を起こし、強力なボールを生む。

ブロックに飛んだ加藤と伊達の壁を貫き相手コートに突き刺さる。


加藤のサーブを一発で終わらせれた。

次は宇里のサーブ。ドライブがかかっている。


だが加藤のアンダーで完璧に上げられる。

そこから流れるように加藤がスパイクを決めた。


悔しい。

次やるときのために練習してみようかな。


てな感じで、ビーチバレーは幕を閉じたとさ。

一時間くらい遊ぶとみんなの体は少し日に焼けていた。


アウトドア勢じゃない人は日焼けしたら次の日めちゃめちゃ痛い。

なので、陰で休むことにした。その間に日焼け止めを塗る人もいた。


「涼しい」


みんなが涼しく、休憩しているときに俺は、冷たい飲み物を取り出す。

俺だけ、何でこんな重労働をしているのだろうか。暇だからかな。


人がいる中でなにかしていないと気持ち悪い。

俺は、冷たい飲み物を並べておく。


「準備できたぞ」


「「「「「「やったああ」」」」」


五人が飲み物を取りに行く中で、美黒とレナはゆっくりと歩いていく。


「ありがとうございます」


レナは飲み物をとった後、お礼を忘れずに俺に言ってきた。

レナは今さっきのビーチバレーでは、トスをしており、風とかを考えてしていた。


レナは手の使い方が上手いのだろうか。コントロールがいいのか。


「兄ちゃんありがと」


美黒も言ってきた。

美黒はセットアップそしてスパイクにたけていた。


地面の使い方。つまり体の使い方が上手いのかもしれない。

美黒とレナは飲み物を持って、陰に入りに行った。


「さてと」


俺は、飲み物をとってすぐに飲む。

冷たい飲み物は、ひんやりしているので暑さを忘れさせてくれる。


逆にひんやりしていてもこんなに暑かったらすぐぬるくなる。

早く飲もう。


こんな日に海に行くのは初めてだ。

あまり海に行ったことがない俺からしたら、楽しい。


もう昼だった。

ご飯の時間だ。


「んじゃあ、みんな自由に食べ物買いに行くか」


「わかった」


「おk」


ということでみんな自由に食べることにした。

俺はというと、焼きそばでも食おうかなと思っている。


店の人に、焼きそばを頼んだ。

そして焼きそばの入っている、プラスチックの箱を開けて飯を食べた。


「美味しい」


俺は、パラソルの下で食べていた。

レナも美黒も伊達も、最賀も、宇里も夜空も飯を持ってきた。


みんなで一緒に食べることにした。

みんなといっしょに食べるとご飯がおいしく感じる。


レナは俺と同じ焼きそばを買っていた。

他の人たちは、かき氷とたこ焼きなどの他の飯を買っていた。


一時間が経過したころ、ご飯を全員食べ終わっている様子で、海に遊びに行っていた。


俺はちょっと休憩をはさんで、海でぷかぷかと黄昏ている。

ボケーとしながら空を見ていた。


新幹線までここまで来たので、俺たちは四時くらいに帰る。

あと二時間くらいだ。


本当に今午後二時なのか?って感じ。太陽がまだまぶしい。

夏は夜が短いらしいから昼は必然的に長くなる。


午後二時は一番太陽が高く上がる。

一番気温が高い時刻だ。


くそどうでもいいことを考えながら、ぷかぷかずっと浮き続けている。

するとレナが、靴を脱いで浅瀬に来た。ワンピースのスカートをたくり上げて、膝まで入っていた。


「どしたのレナ?」


俺がぷかぷか浮いているところは浅瀬に近いところだった。


「いや、みなさんが楽しく海で遊んでいるところを見ていると私も入りたくなってしまって」


「ふーん。そうなんだ。、、、でなんで俺の方来た?宇里達はあっちだけど」


俺は人差し指を宇里達の方に向けた。


「いえ。ちょっとあっちには人がたくさんいるので」


「それな。わかる」


「そうですよね。どう入っていけばいいかわからないですよね」

 

俺もレナの気持ちがよくわかる。

大勢の中に入るのは苦手だ。


だけどそれじゃあ楽しめないし一緒に来た意味がない。

苦手なりに出来ることがある。


友達といっしょにいるとそういうのは忘れられる。

一旦楽しめれば苦手なんてゴミみたいなものだ。


「それでも中に入ると楽しいと思うよ」


「...そうかもしれないですね。ビーチバレーは楽しかったですし」


「俺もそろそろあっちにいくからレナも行こうよ。一人よりも二人でいったほうが入りやすいよ」


「そうですね。いきましょう」


二時間後、

時間はあっという間に経過した。友達と遊ぶ海は楽しかった。新幹線に乗るために、駅へと行く。巳縞(みしま)駅へと向かって戸鵜海道(とうかいどう)新幹線で帰る。


全員で九人いるので三列全てとっている。

今はトランプで遊んでいる。俺も、トランプに混ざらせてもらっていた。


大富豪をしているところだ。

二が一番強くて、三が弱い。八つ切りと、七渡しと、jバックはありとした。革命もあり。階段も勿論あり。


そして何回かしたあとみんながうとうとし始めた。

疲れたのだろう。海であんだけ遊んで、眠くならないわけがない。


みんな連れられるように寝ていく。

俺は外を眺める。暗いからあんまり見えない。


俺は一番外側。窓の近くの方だ。その隣にはレナ、そしてその隣には宇里がいる。

前には窓から順に最賀、伊達、加藤。


そして後ろには、夜空、黒幸さん、美黒がいる。

座席は最賀がいるところを動かして俺達と対面するようにしている。


目視だと目の前は全員睡眠中だ。

ふと隣を見てみる。レナの目はまだ開いていた。


「寝ないの?」


俺はレナに聞いてみる。


「眠くならないんですよ。楽しかったんですけどね」


「そっか」


「界野はどうなんですか?眠くないんですか?」


「俺はそんなに。夜行性人間だから」


「そうなんですか」


「うん。そう。そういえば思い出したけど一週間後に家族と旅行に行く予定だからレナも着いてくる?」


「いきます」


家族の旅行は、番外編でださせていただきます。

どこかの祝日とかに出すかもしれません。


「そっか。まあ聞かなくても親は連れて行くと思うけどね」


「確かに」


レナの顔から笑みが少しこぼれる。

俺がレナ笑う顔を見るのはレナが家の前にいたときから初めてかもしれない。


変わったところがわかった。

レナの表情筋だ。少し柔らかくなっている。


自分で言ってて自分にひいてしまう。めちゃくちゃキモい。

自分の思考をそらすためにレナと話そう..そうしよう。


「今日は楽しかった?」


「はい。この一日ずっと。界野は楽しかったですか?」


「うん。楽しかったよ。俺も一日ずっとね」


「また行きたいです」


いつもより言葉に強みがあった。


「そうだね。また行こう」


俺は外を見ながら話す。普通は人と話すときは顔を見て話したほうがいい。けど今レナを見ると今は表情筋しか思い浮かばないから見れない。しかしレナは俺を見ながら話す。


レナのほうが正しい。俺は申し訳無さを感じながら外を眺める。

話は途切れ途切れながらも続いていた。


東京に着くまでに今日の思い出を二人で話をした。

修学旅行編になります。

読者の皆さんが面白く読めるように頑張っていきたいです。

でも、好きに書かせていただきます。

因みにレナ様は最強と言いましたが"作中"最強はボリアマです。

第二部で格闘系がボリアマと互角くらいのやつが出てきますがあくまで"格闘系"です。

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