24アジスト戦
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希は、アジストのスキルを探ることにした。「身体能力・中」を使いアジストに対抗をすることにした。
「まだか?早くしてくれよ」
「どうして攻めてこないんだ?」
そう希が質問をしてみるとアジストは、返答をせず希の攻撃を待つ。希はアジストのいる方向に足を踏み込んでアジストに一撃を入れる。
しかし、、、、
「分かったか?」
アジストは余裕そうな顔をして、希の攻撃をいなしてしまう。希は危険を察知してアジストから一歩引く。
「分かった、、っていうのは何のことだ?」
「格の違いっていうやつをだ」
アジストが希の質問を拒んだのは格の違いを当人に理解させるためだったのだ。言ってしまったら面白くない。という感情だったのだろう。
「それを見せられたところで俺はこの場から逃げないからな」
「そうか、そうでなければ面白くない」
希は考え方を改めることにした。「筋力上昇・中」も自分に付与してアジストにまた立ち向かうことにした。
「次はどう戦ってくるんだ?」
アジストは楽しそうにしていた。希が本気で勝ちにいこうとしているのにアジストは戦いができることに対して感動しているというのだろうか。
アジストの気持ちも希は理解していた。その分希の闘志は燃え盛っていた。そんなやつに負けたくないと。
「次は一味違うぞ」
「早く来い」
筋力が上がったことにより身体能力にも派生されている。動きが速くなっている。希はアジストに攻撃を再発させる。
アジストは、希の攻撃を同じようにいなそうとしていたが、前のスキルにもう一つのスキルを付与しているのでアジストは押されてしまう。
希は体重全てをかけている。アジストは一歩を後ろにするがまだ希の攻撃を抑えきれていない。希はこのままの流れでもう片方の拳を出す。
アジストは焦っていたが一度息を整えて冷静になった。すると、いきなりアジストの体が重くなり防御力も高くなっていた。
「二重を使えるのか。だが、その力では勝てないぞ」
「何!?」
希はすごい勢いで飛ばされるが「分解」のスキルで衝撃を吸収していく。いいように受け身をとり体勢を整える。
「まさかスキルを使わせられる羽目になるとはな。一度来たときは運動用に使ったが、追い込まれているときに使うのは久しぶりだ」
アジストの言葉に耳を傾けながらアジストの次の動きを警戒していた。
「二重を使えるのは簡単なことではないのにな」
「何だそれ?」
警戒をしながらアジストとの会話をする。
「高い潜在能力とそれに耐えうる体が必要なスキル称号だ」
二重はその名の通り身体能力や筋力、脚力などの体に関する力を2つ重ねた状態のことである。
重ねれば重ねるほどその人の才能に関わってくる。さらにその人の体の力にもよる。スキルも人を選ぶということだ。
二重の上は三重、四重というように重ねられていく。同じスキルでも重ねることは可能だ。
使いまくると体に重りがかかったかのように鈍くなっていく。なのでおすすめは出来ない。二重と一回の付与はあんまり変わらないだるさだ。
何回もスキルを重ねるときは最終手段として使うことだ。能力を倍にして出すことが可能だからだ。アジストでもただでは済まない。
どんなに強くても重ね技はよく使うらしい。因みにボリアマは使ってない。
「そうか、あの方の言うことがよく分かった」
アジストは気づいたのだ。あの方が危険視していた理由は「分解」のスキルを危険視したわけではなくそいつが持っている可能性に危険視をしていたことに。
「次からは手を抜かん。本気で行かせてもらう」
急にオーラが変わったことに気づいた希は、深呼吸をしてアジストの前に立つ。冷静になってアジストの攻撃を分析することにした。
「いくぞ」
アジストは、スキル「筋力上昇・中」を使っていた。そしてその上に三重「筋力上昇・中」をつける。
「身体能力・中」も二重をかける。希は、スキルの二重しかしていないので戦力差がありすぎる。
しかし、希には切り札がある。「禰摩(10の28672乗)」攻撃を一度だけ倍にすることができる能力その能力は累乗に比例する。
一度だけという縛りが存在するが、一発逆転を狙えるスキルだろう。因みに禰摩は塵劫記の中に入っている数字である。
これより上の数字も塵劫記には書かれている。一番上は不可説不可説転である。希は、禰摩の攻撃を当てることのできる瞬間を狙う。
不利なのでアジストの小さなミスを見逃さないようにもう一回り集中をする。アジストは来いよと言わんばかりに指を自分の体の方に動かす。
希はアジストの方へと体を向かわせる。アジストも、足に力を入れて地面を押す。ものすごい衝撃音からアジストの拳が希に向かって飛び出てくる。
希は咄嗟に、その拳をギリギリで避ける。避けた先に風圧がのしかかっている。当たればただでは済まないということを察知した。
希はそこから反撃を狙おうとするが、アジストはスキルで身体能力に二重筋力上昇に三重がかかっているので難なく避けられる。
身体能力の重の数は同じだが筋力上昇を使われると体幹などの体の差で攻撃が全て不発になってしまう。希はアジストの動きにギリギリついていっているので一度でも遅れれば差がどんどん開いていく。
そのため出来るだけ早くとどめを刺さなければならない。希は知らないがアジストには「密閉空間」のスキルもある。
希は守りに徹したままであまり攻めをすることが出来ていない。アジストの方が有利なのでこれ以上守っていれば完全に負けるだろう。
「どうした?守っているだけではいずれ負けるぞ」
アジストも希との戦いには勝利したと確信しているようだ。あまり自分の攻撃についていけていないと思っているまさに緊迫感がない余裕の状況。
希は必死に避け続けるがアジストのスキルの差に圧倒されていき徐々に押され始める。さらに体力に底が見え始めた。
「おい、反撃してこないのか?」
「、、、、」
希はアジストの言葉に耳を傾けず、ただアジストの攻撃を避けるだけに集中を張り巡らせていた。希の狙いはアジストの攻撃パターンを読み解くことだった。
「禰摩(10の28672乗)」を完璧に当てるためである。反撃を素早くしたいので今見極めている最中と言うことだ。
一瞬のズレでもあればすぐ修正されるであろうと仮定し、一秒の世界で戦うことを頭においていた。希はアジストが右手を力強く振ったあとは、もう一度速い左の拳が来る。
それを利用して、反撃を入れるという考えである。その思考はもう終わっているのだが、アジストが中々その攻撃をしてくれないのだ。
なのでアジストの会話に入らずイライラさせてその攻撃を出すのを誘導しようとしていた。逆にそれにのらなくともその攻撃が来ればいい話だ。
アジストは自分の話にのってこずただ単に集中して自分の攻撃を避けていることにイライラしていた。そのため速い攻撃をして早く終わらせようと考えた。
アジストが右手の速い攻撃を出す。まさに狙っていた通りの状況である。
「(ここで外せばもうチャンスは来ない。気を引き締めろ)」
と心のなかで強く思いアジストの腹に焦点を向けて、「禰摩(10の28672乗)」を体全体にかける。全身全霊をかけて攻撃を仕掛ける。
左手の高速の拳がとんでくる。それを逃さず、アジストの懐に入り込み腹にどでかい一発をぶちまける。「禰摩(10の28672乗)」は体に対して使うとその部位を一定時間動かすことができなくなる。
希は体全体にかけていたのでもう体は動かなかった。アジストはその一発で核スキルに損傷が出た。アジストは動きが鈍くなった。
「まさか、、、核スキルにまで届くとは、「密閉空間」使ったのだがな」
アジストが意識が無くなりそうになったとき、「核スキル損傷により極限開放を実行」と声が聞こえた。アジストの体がその声のあとにどんどん修復されていき、元通りとなった。さらにスキルも強力になった。
「使いたくなかったが見せてやろう。我らが神の配下の最終手段"極限開放”を
お読みいただきありがとうございます。
次は十月とかかな




