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世界変動 ~Y.Tsekaihendou~  作者: 深内 学
第一部 第一章 ー全ての始まりー 
22/44

22運動会前日

6月16日 木曜日 夜

運動会は一ヶ月もあるので長く感じたが意外とあっという間に終わっていた。前日だ。体育で長距離走や短距離走、中距離などいろいろな距離を走った。


運動会に向けて体力づくりをした。やはり午前よりも午後が戦いのようだ。明日は楽しもうと思っている。全力が出せればそれでいいだろう。


そういう思いを載せて明日には挑むが、それとは裏腹にアジスト襲来を警戒していた。正直、勝てる気がしない。


格闘ならばオドバロと手合わせをしているので互角以上にはいけるはずだろう。問題はスキルが関連してきたらである。


アジストはスキルが未知数だ。一つ分かっているのは「密閉空間」壊しにくい結界を作ることができる。


空間は軽い。だが中身は頑丈だ。「麻1」だったら消せるかな?試しておこう。

多分、出来ると思うけど。


「密閉空間」の数の限度がわからないので、対策の打ちようはない。

少しでも減らす方法は考えておこう。


因みに今、どういう状況かと言うと飯を食べて寝る準備が完了したときである。顔をベッドの布団にめり込ませて考えてるのだ。


とてもシュールに見えるが俺には関係ない。アジストが明日来ないという可能性もある。が、念には念を入れなければ眠れん。


そういえばスキルを作ってくれているレナだがどんなものを作ってくれるのだろうか。不安から一瞬で期待へと変わった。


人任せというのはだめだと思うので今持つ力だけでどう戦うかである。麻のスキルは一つだけなのでどうも言えない。


「未知空間」も腕のみなので意味なさそうな気がする。「虚魔空間力」は、時間を作れれば回復へと持っていけるので有能だ。


準備は大事だと思う。前のアジスト戦はあまり準備をせずに戦ったのでうまく立ち回れなかった。初見相手なので難しいというのもあるが。


備えあれば憂いなしというので入念にしなければいけない。何もなければ別にいい。というか生徒会長がやってくれるような気もするけど。


成るように成れだ。


「どうするかな〜」


考えても仕方がない。そう思ってしまった。そのため勉強机に座って、ルービックキューブを回すことにした。


順序を踏んですればルービックキューブは容易く六面を作ることが可能だ。戦闘もそうなのだと思う。順序よくできれば必ず勝てるだろう。


そういう考え方が浮かんできた。明日もそういうことにしよう。必ずというのかは微妙だが勝利の確率は高いだろう。


そのため計画を立てることにした。前提条件として、アジストの動きの癖、さらに性格などの容姿を知っていること。


その前提条件がわからないのが今の現状だ。初見相手が増えてくるはずなので、そこはどうとでも成れだ

これは手合わせをしたときにだけ分かることなので仕方がない。


別の手で考えることした。今夜も長くなりそうだ。窓のカーテンを開けて、月を見続ける。落ち着いたので、カーテンを閉めた。


_______________________________

<<???>>


「よく来てくれた。アジスト」


「どういうご要件でしょうか?」


アジストは誰かに頭を下げて、地面を見る。その前に立っているのは神なのかもしれない。


「話は簡単だ。明日、簾内高校へと行け。」


「なぜ簾内高校に?」


「邪魔者が二人いるからだ」


「二人?ですか」


アジストは疑問に思ってしまったがこのことに対しての深堀はしないことにした。


「ゼラスにも簾内に行かせているが役に立ちそうな場はもう少し先だからな」


「邪魔者の二人を倒すという任務ですか?」


「その考え方で良い。あわよくば殺せ」


ゼラスは人間の変装の達人だ。能力はイマイチ。


「その二人の名を教えて下さい」


「まず一人目「巻き戻し」のスキル持ち、夜空麻利」


「巻き戻し」の完全覚醒版はあらゆる物を巻き戻し、最初から無かったようにできる能力。今は赤子のスキルのため修理が捗るくらいだ。


「そして二人目、現生徒会長希乃介「分解」のスキル持ちだ」


「分解」のスキルはこのスキルが脅威ではなく、最上位進化した「完全分解」である。全てを分解する力を持っている。


「分解」は物をばらばらにするくらいだ。あまり力は持っていないが時間が経つほど強くなっていく。そのために倒して置かなければいけない。


「倒せれなければ我々は倒される確率が増えていく」


「随分重い任務ですね」


「期待しているぞ。ミスしてしまったら取り返しがつかない」


「わかりました。精一杯頑張らせていただきます」


アジストは頭を上げて、体を動かして、その人の元から扉を開けて去っていく。


「どうしたものか。二人とは言ったがまだ埋もれた才能共が十人は存在しているからな。それはまとめて倒したほうが効率いいからな。ここは全勢力を使ってでも阻止しなければ」


埋もれた才能の十人は、東京に九人。宇里世斗、最賀多芳、伊達強矢、樋澤李帆、崎川七味、丸山実、峰明、千澤高希、水幸黒音。


そして九州に一人先田日々喜。


「見た感じはここから進化しなければ脅威ではない。それは全ての人物にいえるが。ここからまた脅威がでなければいいが」


アジストは上竹界野のことについて考えていた。


「あいつは危険人物ではなかったのだな。一人だけ成長の限界がないと感じたのは気のせいか。とりあえず明日か、、、」


________________________________________

俺は、大体の計画を立てることはできた。アジスト戦のために入念にしておいた。明日使えればいいなと思う。


深夜になってきたので俺はベッドの上に寝転び、明日のことに思いを馳せていた。あまり眠くなかった。


寝ることができなかったのだ。なので外に出て風にでも当たって眠くなったら家に帰ろうと思った。学校にでも行こうと思う。


場所を確認して、アジスト戦に迎えてみたいと思っていた。俺は学校へと行くことにした。家から俺は出ていった。


学校へと向かっていく。運動場の確認。校舎の高さ確認。森林の位置。砂の成分。などを調べてみた。俺の動きを使ってアジストを追い詰めていきたい。


一時間くらい学校を探索しながら誘導しやすそうなところを探していく。意味がなければそれだけでいいのだが準備は大事。


あとは俺がどれだけ抗えるかである。


自分のしたいことは終わったので家に帰ることにした。まぶたが重くなってきた。眠くなってきたのだろう。


「明日のためにぐっすり寝るか」


そう言いながら、深夜のためぐっすりかはわからない。家の扉を開けて二階へと上がり、またベッドに寝転がる。


俺は目を閉じて、体を休ませた。


「おやすみ」


俺しかいない部屋で、誰も聞いていないのにお休みと言った。自分に言ったのだ。明日頑張れよという気持ちだ。


そのころレナは、徹夜である。俺と同じく、まぶたが重い。「重力切り替え」の進化を試行錯誤しているところだ。


「明日までに作らないと」


レナは時間設定には真面目らしい。自分のプライドが許さないのだろうか。約二時間ほどが経過していった。


「やっとできた。目が重くなってきた。あれ、、、」


体の力が抜けた。レナは目を閉じて寝てしまった。どちらも明日のために徹夜をしていたのだ。


「、、、よくねた〜」


俺は早く服を着替えて、母の作ってくれた弁当を持っていき、服の変えも持っていく。


「行ってきます!」


「行ってらっしゃい」


俺は扉を開けて、外へと出る。


「さあ、今日は長くなりそうな運動会だ」


お読みいただきありがとうございます。

アジストの戦いを楽しみに

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