第一章 第三話 招待状とドレス
21/3/13文章追加により細かな修正
ユリウス王子様に庭で見つかってから、数日が経過したある日のこと、私は書斎で本を読んでいると。
私のお付きのメイドがやって来た。
「アリシアお嬢様、読書中失礼します。」誰この人?
「なんのご用かしら?」
「アリシアお嬢様にお手紙が来ておりまして。」お手紙誰から?
「お手紙そう、読むわちょうだい」
「アリシアお嬢様、渡したい所なんですが」どうしたのかな?
「どうしたのよ?」
「手紙の送り主が特殊でして、その件で旦那様がおよびで」うわーめんどくさい事になるフラグだわこれ。
「ふーん、ならお父様の所にそのお手紙があるってことね」
「はい」
「なら、お父様の所に行くわ、お父様は今どちらに?」
「旦那様は、現在談話室にいらっしゃいます」よりによって談話室か。
「談話室に行きますわ、本は片付けて置いて貰える?」
「分かりました、やっておきます」
「お願いね」
さてと、お手紙が来ているらしいんだけど、送り主が特殊で、お父様に会わないと行けないらしいけど、とてもめんどくさいわ、さっさと本の続きを読みたいんですけどね。
お父様が、居る談話室に向かうと、厳しい表情で髭をいじっていお父様が、ソファに堂々と座っていた。
近づくと、お父様は私に気付き手紙を差し出してきた。
手紙の差し出し人の所を見てみるとなんと、第一王子のユリウス王子からのお披露目の夜会への招待状だった。
「アリシア、ユリウス王子からの招待状なんだか、行くしかないと私は、考えている。」普通ならそうだよね。
「そうですわね、ですが大丈夫なのでしょうか?色々と」
「アリシアは、六歳ユリウス王子も六歳なにが問題になるのだ?」
「私はお披露目まだ行っておりませんが。」御披露目やってないんだけど?
「そうだったな、そうなると、どうするべきか」
お披露目の夜会とは、貴族または王族で生まれた子供が特定の年齢になった時に関係者にお披露目することで、交流を円満に行えるようにするための恒例行事になっているが、貴族と王族では、その特定の年齢に差があって、王族は六歳、貴族は八歳となっている。
なぜ貴族と王族ではこうも年齢が違うのには、理由があって、王族になると今後の為にも早めにお披露目が行われるが、貴族になるとお家の品質が問われるため、余裕を取ってこの年齢になっているそうだ。
まあそのせいで、年下王族になりやすいんですけど、今回の問題としては、まだお披露目会の年齢に達していない及び準備もしていない為、貴族の令嬢としての品質が、問われるというよりはプレッシャー物になる。
今回のお誘いの手紙は、一旦保留にしておきたい所なんだが、相手が王族なので、断れないのがとてもいたいところ。
この手紙が、原因で予定されていた。ダンスとマナーの授業が前倒しになった。
結論から言うと私としては、ダンスとマナーに着いては全然問題無いと思われます。なんせ無限の転生をしている者なので、前世の中には王族だった事も有りますので、全然余裕なのですよ。
とりあえず授業に着いては、問題無いので、現在はドレスの用意にとても苦戦することになってます。
まあ、これもなんとかしようと思えば、対策取れますが、お父様が言うことを聞いてくれませんの。色とかデザイン等に文句を言ってきてね。
お母様、お父様になんか文句言ってくれませんか?
言わないんですか?そうですか、お母様もお父様の指示に賛成しているんですね。
私としては、このドレス好みでは、無いんですが。
黄色のドレスにフリルが八枚も重なっていて、薔薇やレースがぐるぐるに巻きつきているドレスですよ。
めっちゃ動きづらいし靴も靴で問題ですよ、なんでヒールがめちゃんこ高いんですか?意味わかんないですよ、しかもピンヒールだし、一応靴もドレスにあわせて黄色なんですよ。
まるで、どっかの野獣と踊る女性みたいなドレス。
私としては、ロリゴシック系が好みなんですが?
まあ仕方ないのでとりあえず、我慢しましょう。
後で、ドレスと靴にエンチャントしておきましょう、重さ軽減と移動速度向上とかを後は、汚れ耐性も着けましょう、ワインとかこぼれて染みになるのは嫌ですからね。
もちろんエンチャントしてあるのをバレない用に隠蔽しておきましょう。
隠蔽しないと、ドレスがエンチャントで光るので、光るドレスなんて着てたら目立つのなんの、隠蔽しておけばなることないし問題無いとして、髪型は悪役令嬢らしくストレートツインドリルにしておきましょう。
私の髪の色が、ピンク色だけどね。
髪の色は、お母様譲りの色になっていて、お父様は赤毛なんですよ。
とりあえず、ダンスの講師が来ましたので、一応学んで置こうと思いますわ。この世界のダンスが違ったら多少困りますもの。
☆☆☆☆☆
ダンスの講習が、始まってから数日が、経過したんですけど、なんか途中で免許皆伝なんか貰いましたよ講師から、なんか教えられる物が無くなって、とっとと去ってしまったわ。
まあ、私のスペックが高すぎだ事だけでしょう、気にする必要有りません。
マナーの方も、講師が来たんですが、匙を投げましたわ数日でね。お母様もお父様からとてもびっくりされましたが、これも私のスペックが高すぎるせいですね。
とりあえず、招待の日までやることが無くなって、やることが有りませんね。
ちなみに、魔法の講習も復帰したんですが、まるで化け物を見るかのように匙を投げましたわ。
まあ講師が、魔力を見れる術を私に対して使ったので、私の中の魔力の深淵を見てしまったせいですね。
これに着いては、うかつでした。ステータスの隠蔽をしておくべきでした。
まあ魔法に対しても、本を読んだ分から推測すると、不必要な物だったので、気にする必要ないかな?
ここまで読んでいただきありがとうございます。
面白いと思ったや続きが、気になると思ったら
ブックマークしてもらえると、読みやすくなります。
さらに、☆☆☆☆☆を貰えると作者の励みになります




