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終焉の鐘が鳴る頃に  作者: iv
少年編
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鉄心と炎



 草木も眠る丑三つ時。暗がりが包み込む獣巣の森で、馬の蹄が地面を踏みしめ、小枝が折れる。馬の上には黒い甲冑を着こんだ複数の人影が見える。その数は十や百程度ではない。数千もの大群が、森を突き抜け、アルラが住まう名もなき村へと迫っていた。


 大群の先頭を行くのは、頭に2本の捻じれた角を生やした屈強な大男。背には男の背丈と同じくらいの大きさの大剣を背負っている。そのすぐ後ろに全員が同じような見た目のシンプルな漆黒の甲冑を纏った兵隊が続く。誰一人として言葉は発さず、ただただ馬の足音だけがミシミシと地面に伝わる。

 歴戦の戦士といった風貌の、二本角の大男は横眼で後方を確認すると、再び正面に向きなおし、額に皺を寄せた。

 その眼はまるで感情が存在しない機械のように冷えきっている。しかし瞳には一点の曇りもない。この目は、何かを心の底から信じている者の目だ。そこに善や悪など関係ない。自分が信じたいものを信じる。少なくとも、この男は心の底から自分の君主を信頼しているのだろう。

 命令を確実に遂行するという、決意に満ちている。


 やがて明かり一つとして灯らない静かな村が見えてくると、捻じれ角の大男が右手を挙げ、軍全体に合図を出す。黒甲冑の兵隊はやはり誰一人として言葉を発することなく手綱を引き、馬を止めた。


「持ってこい」


 捻じれ角の大男が一言だけ短く発すると、規則正しく並んだ軍隊が左右に分かれ、列の後方から全長10メートル程の大きさの大砲のようなものと、ドラム缶サイズの容器が運ばれてきた。更には最前列の黒甲冑の兵が馬から降りると巨大な大砲の後部に容器を接続し、中の液体がコポコポと音を立てて巨大な円柱の中へ流れ込む。やがて容器の中は空になり、全ての液体が大砲の中へ納まると、今までだんまりだった黒甲冑の兵の一人が声を出した。


「完了しました。シュタール様。」


 シュタールと呼ばれた捻じれ角の大男は、視線だけその兵へ向けると、何も言わず再び前を向いた。無数の黒い鎧が光沢を放ち、村へと向けられた巨大な黒い砲はまるでこれから起こる災を象徴するかのように地に佇む。

 『戦将シュタール』。世界に災厄をもたらす魔王が一人、『強欲の魔王』の右腕である。


 一人で一国の騎士団にも勝ると言われる戦闘力を持つ戦将は、その鋭い眼を今回の侵攻の目的地である名もなき村へ向ける。"咎人を集めろ"。この男の主、強欲の魔王からの命令である。

 本来であれば、生涯訪れることはなかっただろう名もなき村へと赴いたのも、主の命令あってだ。

 主の命令こそがこの男の行動原理。戦将シュタールにとってそれは何よりも優先すべきこと。魔王が"自ら命を断て"と命じれば、この男は一切の躊躇もなく自らの命を断つだろう。

 シュタールにはそれほどの覚悟と忠誠心があった。


「この村に潜伏しているという【逃避】の咎人を探し出せ」


 シュタールの命令を受け、黒甲冑の兵隊が次々と馬から降り、進軍を開始する。

 戦将の表情に一切の変化はない。



 誰もが寝静まったのどかの村、その一角にあるアルラと家族が住む家のドアが静かに開く。

 ベッドから抜け出したアルラは、一人、夜の薄暗い森の中へ足を運ぼうとしていた。森の木々に、ホーホーと鳴く鳥の声が木霊する。急ぎ足で森の中を進むと、目的の場所へ辿り着いた。


「あった~。やっぱりここに落としてたか...」


 その視線の先にはアルラが今日の昼過ぎまでこの森で読みふけっていた本が見える。地面に落ちている分厚い本を拾い上げると、アルラはほっと胸をなでおろした。どうやら昼間本を落としたことについさっき気が付いたようだ。


「鐘と父さんの話ですっかり忘れてたよ」


 本についた砂を軽く手で払い落とすと、左手に持って来た道を引き返していく。


 現在時刻は深夜2時過ぎ。頭上を見上げれば、コンクリートジャングルの日本の都会では見られなかった美しい満天の星空が飛び込んでくる。今となってはすっかり見慣れた光景だが、それでもなお美しいと感じてしまう。


 いつまでもこんな日常が続けばいい。

 そんなことを思う少年から、現実はあまりにも突然に、そして残酷に、全てを奪い去ろうとしていた。


 ドガアアアアアアアアアアアアァァァァァァァッッッ!!!と。

 突如響く轟音があった。


 それもかなり近い。森の暗闇、を彷徨うアルラの体を凄まじい音と同時に突風のような風圧と衝撃が叩く。その形容しがたいとてつもない爆発音はまるで超至近距離で花火が爆ぜたようだった。今にもはじけ飛びそうな鼓膜への入り口を手で塞ぎ、思わずしゃがみ込んでしまう。

 やがて音が収まってから恐る恐る音の方角を見ると、大きな黒煙が上がっているのが目に映る。


「村の方角だ...!」


 アルラが急いで来た道を走り抜け村へと戻ると、そこには今までにない異様な光景が広がっていた。

 黒い甲冑を纏った大量の兵隊。今もなお燃え、黒煙を上げる建物、村の住人は皆外へ出て怯えた顔をしている。

 その炎のそばで明らかに一人、戦力の違いが見て取れる大男が、右手を超巨大な砲台のようなものに手を置いて佇む姿が見て取れる。左腕には鋼色の義手が見え、ギシギシときしんだ音を立てる。

 男は周囲を見回すと、すうっと息を吸い、脅しつけるような声で話し始めた。


「我々は強欲の魔王軍である。この村に《逃避》の咎人がいるという情報を掴んでいる。その者を出せ」


 男の言葉に、話を聞いていたおばば様がぴくりと反応する。


「咎人?そんなの奴、この村にはいないわい。分かったらさっさと回れ右して大層立派なおうちに帰るんじゃな」

「確かな情報だ、この村に潜伏していることはわかっている。そいつをさっさと出すのが身のためだ」

「存在しない人物を出せと言われて出せるわけないじゃろう」


 互いににらみ合う戦将シュタールとおばば様。アルラはいまいち状況をつかめずにいた。

 当然だ。魔王やら逃避やら、知らない単語だらけの会話を理解しろと言われてすぐ「はいわかりました」と言える者はいない。だが会話を理解できずとも、アルラは自身と村のみんなに、とてつもなくまずいことが起こっているのは体で感じ取っていた。


 隻腕の戦将がゆっくりと大剣を引き抜こうと背中に手を伸ばす。

 まさしく瞬間の出来事だ。

 突如として、巻き角の戦将シュタールの顔面目掛けて凄まじい勢いの稲妻が走る。まるで横向きの落雷。理科室の実験程度で済むはずもない莫大たる電圧が牙を向けた。

 が、首を傾けるだけであっさりと躱してしまう。


「戦将シュタール...帰ったほうが身のためなのは貴様のほうだ。残ったもう一本の腕も斬り飛ばしてやろうか」


大自然の怒りを凝縮した上で放出されたような横殴りの稲妻の発生源。焼け焦げた地面に仁王立ちで稲光を纏うアルラ・ラーファの父、ダリルの姿があった。

しかし、普段から振りまく人のいいあの顔はどこへ行ったのか。村の誰にも見せたことのないような憤怒を浮かべ、チリチリと空気が焼ける。


「雷鳴のダルク、何故貴様がこんな所にいる」

「さあな。それより相変わらずの気持ち悪いほどの無表情だ。なんなら真っ黒焦げのナイスガイにでもしてやろうか?」


 驚いたような口調ではあるが、表情からはそんな様子は全く見えない。変わらず無表情のシュタールだったが、どうやら内心は本当に驚いていたようだ。対して忌々し気に言葉を切り分けたダリル。むしろこの場面において、誰よりも禍々しかったのは彼だ。

 よく観察してみると父の体は細かく震えているし、しかもそれは『怯え』からくる震えなんて臆病なものではないらしい。


(父さんの知り合い? いや、そんな雰囲気じゃない)


 対峙する2人。互いに動く様子はない。様子を見ている。眼前の敵がどう動くのか。濃厚な殺気がぶつかり合い、それを感じ取った村民の恐怖がさらに膨れ上がる。しかし一人だけ。たった一人だけ、恐怖ではなく、違和感を感じ取る少年がいた。

 その少年はこう思った。なぜ剣士であるはずの父の手に剣が無いのか。


「ダリル!俺たちも手を貸すぜ!」

「あんな奴らに村をめちゃくちゃにさせてたまるか!」


 アルラが思考を巡らせているうちに、二人の男性がダリルの前に桑とスコップを構えて立つ。

 ダリルと共に戦うつもりだろう。得体のしれない相手に立ち向かう勇気ある行動だが、敵の情報もないぶっつけ本番の場合、それは蛮勇とも呼べる。


「奴は危険だ。ここは俺に任せて村のみんなを避難させてくれ」


 ダリルが忠告するが、躍り出た村の2人は聞く耳を持たない。それどころか、じりじりと目の前の敵へと向かってにじり寄っていく。

 そんな二人に歴戦の戦将シュタールは目もくれず、辺りの村人を注意深く、一人一人観察していく。

まるで品定めをするようにゆっくりと鋭い視線を動かし、やがてその目はとある女性に行きついた。

 遠まわしに自分たちは眼中にもないと言われたように感じたのか、2人の男性はぎりぎりと歯ぎしりの音を立て、今にも襲いかかろうと武器を握る拳の力を強める。


「うおおおおおおおおおお!」


 意を決したらしい鉄製の桑を持った中年の男性がまず巻き角の戦将へと向っていく。柄を両手でがっしりと握りこみ重心を低く保つ。一撃で脳天をすりおろそうと、凶器が上から下へとお手本をなぞるかのように滑る。


「よせ!そいつに近づくな!」


ダリルの忠告は、激高する彼の耳に届かない。

 敵の大将まであと5メートルといったところで、その足は突然、糸が切れた人形のように動きを止めた。

 ギチギチギチギチッッ!?と異物を挟んだ歯車にも似た音が炸裂する。


「あっあがっ!が、ががが...」

「!」


 ダリルの顔に、酷い怒りと焦燥の色が見える。

 瞬き一つできず、その場に立ち尽くす桑を持った男性の顔が、みるみるうちに内側から赤く染まっていく。こめかみのあたりを大粒の汗が流れ落ち、背中に氷塊を突っ込まれたような悪寒がアルラを襲った。


「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


 聞きなれた父の声で、聞きなれない絶叫が響く。

 瞬間、ボゴッ!と曇った爆発音共に中年男性の頭がはじけ飛んだ。先程まで頭部を支えていたはずの首から夥しい量の血液が噴水のように流れ出し、頭部を失った体はその場にへにゃりと力なく倒れこむ。突如目の前で起こった非現実についていけず、ポカンと口を開いていた村人たちは、仲間の死をようやく理解すると、恐怖に染まった悲鳴をあげている


「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」


金属製のスコップを持っていたほうの男性は腰が抜けたらしく、武器と呼ぶには頼りないスコップを手から落とし、地面に尻をついてガクガクと震えている。彼のこれも当然の反応だろう。

 つい先ほどまで自分の隣で、俺たちが村を救うんだ!と息巻いていた仲間が驚くほどあっけなく、虫けらのように殺されてしまったのだから。

 しかもそれをやったと思われる敵はかつての仲間に触れてすらいない。近づいただけで、まるでトマトでも握りつぶすかのように頭が吹き飛んだのだ。

 この現象を理解しているのはこの場ではただ一人、雷を操る騎士ダリルだけだった。


「相変わらず厄介だな【鉄心】とは、みんなは出来るだけ遠くへ逃げろ!エリナ、アルラを頼んだぞ!」

「でもあなた!」

「いいから行け!」


 エリナの声を遮るように叫ぶダリルの体には、先程放ったものと同じような稲妻が纏われている。

 本来剣士であるはずのダリルが剣を使わないのは、先程シュタールが見せた異常な現象が関係しているのだろう。父親の剣の腕は、息子である自分が一番よく知っているとアルラは確信している。

ある時は大岩を、ある時は巨大な猪を、またある時はそれ以上のサイズの魔獣だって。

 父はたった一閃で、全てを斬り伏せた。その自慢の剣術を使わない。あるいは使えないのかもしれない。アルラの心に、謎が煙に姿を変えてまとわりつく。


 シュタールは向かい合ったダリルを一瞥すると、逃げ惑う村人を軽く見まわし、一人の女性に目を付けた。肩まで伸びた黒い髪、透き通るような白い肌、小さな少年の手を引いて森へと走る女性。

 アルラの手を引くエリナだ。


「アレか」 

「走れ二人とも!」


 言い終わる頃には既に、その姿はそこにはなかった。しかしエリナに手を引かれて走るアルラの前に突如現れたのは、金属製の禍々しい気を放つ右腕を。銀の手のひらをこちらへ突き出すシュタールだった。


 バッチィィィィィィィィィィィィッッ!!と。

 重く鋭い雷が、突如アルラの目の前をはしる。


「お前の相手は俺だって言っただろう」


 ダリルの放った雷だった。あまりの閃光と衝撃に目が眩む。カメラのフラッシュにも似た閃光が数度瞬いて、当たり前の常識を置き去りに異常へと絡みつく。


「む...」


 巻き角の戦将シュタールの頭上を雷で形成されたいくつもの球体が漂い揺らめく。

 その数は優に百を超えるだろう。風に流れるしゃぼん玉のようなその球体同士を一筋の細い放電が繋ぎ、けん玉の玉の先にさらに数百の玉を繋げた合わせたような形状を成す。

 雷のしゃぼんを繋ぎとめる細い電気の糸は、ダリルの左人差し指から始まっていた。雷を帯びた大量の球体が生み出したのは落雷。それも球体の数だけ。上空から降り注ぐ雷は、容赦なく巻き角の戦将を貫く。

 怨念に満ち満ちた声で、ダリルはその魔装を語る。


雷天使の鉾ラミエルズ・ランスボーラー


 凄まじい、音と衝撃と閃光。すぐ近くにいたアルラとエリナも吹き飛ばされる。幾度となく振り落とされる雷の槍。地面を抉り、空気を揺らす。日本の夏祭りで見られる花火の連鎖。あれを僅か数秒に圧縮したような音が辺り一帯に響き渡った。やがて雷がやみ、先程までと打って変わった静寂と共に、村人の心に安心が取り戻された。


「やむを得んな」


 即死だ。

 誰もがそう思った。あの雷の槍の雨に打たれ、脳を焼き切られた。誰もが疑わなかった。しかし戦将は何の問題もないように、冷たく言い放った。


「やれ」


 命令を受け、大量の黒甲冑の兵隊が行動を開始する。逃げ惑う村人を標準に定めると、超高速で接近し取り押さえた。どこからかうめき声が聞こえる。村人たちは必死に身をよじり、脱出を図るが、まるで石像のように、黒甲冑の兵はびくともしない。

 森の入口付近にいたアルラの一家を除いて、全ての村人が捕まってしまう。


「くっ」


 小さく声を漏らすダリル。どうやら先程の雷の槍の雨は、村人たちまでは届かないらしい。ダリルが足を止める。村全体が人質になった瞬間であった。

 おばば様を取り押さえていた黒甲冑の兵が腰にかかった鞘から剣を抜き、その腹を貫いたのだ。


「貴様ッ!」

「おばあちゃん!」

「おばば様!」


 貫かれた腹とおばば様の口から鮮血が溢れ足元に血の水たまりを作り出す。

 返り血が、近くで押さえつけられているリーナの顔に浴びせられ、溢れ出る涙と混ざり、雫となって頬を流れる。


「リ...リーナ...逃げ...」


 震える声で手を伸ばす老婆の姿にはもはや生気は残されておらず、ただただ朽ち征く時間を待つばかり。やがて全身の力が抜け落ち、腹を貫いていた剣から体が抜け落ちる。足元の血だまりが、再び飛沫を上げた。血にうつ伏せに倒れこんだおばば様。

 その瞳にはもう光は灯っていなかった。


「うっ、うあぁぁぁぁ...」


 リーナの頬を大粒の涙が流れ落ちる。地に伏す曾祖母へ手を伸ばそうとするが、体を強く押さえつける黒甲冑の兵がそれを許さなかった。


「うあああああああああああああああああああああああああ!!」


 咆哮と共にリーナの体が火炎に包まれる。リーナが持つ属性である『炎』の魔法。既に亡き曾祖母から叩き込まれた、リーナ唯一の魔法。数千度を超えるだろう灼熱が、幼い少女を押さえつける黒甲冑の兵を焼き尽くさんと襲った。少女の怒りと悲しみを顕現したかのような巨大な炎塊。

 瞬く間に漆黒の鎧を包み込み、摂氏数千度の灼熱地獄へといざな

 鎧の内部の温度は計り知れない。肉体を構成する水分は水蒸気となり、肉は焼け落ち骨は崩れる。

 ハズだった。


 現実は残酷にも、少女の願いを聞き届けることはなかった。リーナの腹から飛び出したのは剣。血は吹き出ていなかった。体外に出た瞬間には、彼女が放出する凄まじい温度で蒸発し空に消えていくからだ。


「リーナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?」


 アルラは叫んだ。

 涙を流してその名を呼んだ。

 生まれた時から知っているその少女の名を。

 何度も、何度も呼んだ。

 幼いころから幾度となく遊んだ。共に同じ時間を過ごした。

 幾度となく繋いだその手を、炎に包まれる少女へ向けた。

 炎へと飛び出そうとするアルラを、エリナが抑えた。

 喉が裂けるほど叫んだ。今まで何度呼んだかもわからない、少女の名を叫び続けた。


 少女の目がこちらへ向けられていることに気付くと、アルラはさらに叫んだ。少女が浮かべるのは安らかな笑みだった。そして少女は静かに目を閉じると、倒れて、動かなくなった。

 一人の少女を包んでいた炎は消え、少女の閉じられた瞼から、一筋の雫が流れ落ちたのだ。


 最期まで返事が返ってくることはなかった。



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