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弐 ――出発の日――

 この世界に来て何日たっただろうか? 謎の携帯を手にした後、この世界に来た。そして、運の良いことに妖精に会うことが出来た。その後、妖精の女王もとで訓練を受けている。初日に意識を失ってから一日後に目が覚め本格的に訓練を始めた。まずは五日間、魔力の器を大きくする訓練を受けている。今日はその最終日の夜だ。


 ● ● ●

 

 龍夜と凜華が寝床に向かおうとするとレイラに呼び止められた。

 

 「二人とも明日からの事について話がある」

 

 頷くとレイラの向かった外に行った。外に出てみるとまずイスとテーブルが目に付いた。続いて満天の星空と二つの月が見えた。この世界では不定期の三日間だけこの二つの月が見られるそうだ。

 

 「二人ともここに座ってくれ」

 

 レイラの座っていない椅子正面に凜華。凜華の横に龍夜が座った。

 

 「二人は十分に魔力量が上がった。今日の昼陰から量ったのだが……凜華が100000000位だ。これは大体……私とほぼ同じくらいだから平均の約1000000倍だ」

 「凜華、凄いじゃないか。で、で、俺はどれくらい」

 「龍夜は……1000000だ」

 「それだけ……」

 「普通よりも何倍もあるんだぞ」

 「でも、凜華より……」

 

 龍夜がっくりと肩を落として何かをぼそぼそ言い始めた。それを見て何とかしようと凜華が頭を抱え独り言を言いだした。

 

 「安心しろ。まだ話は終わっていない……」

 『本当に』

 

 期待をした目でレイラを見つめだした。

 

 「龍夜お前は魔力を入れる器が100000もある。すべてを合わせると100000000000になる」

 「やった~~‼」

 「しかし、そこまで魔力を出すと今のお前ではパンクして国家一つ無くなる。いやそれで収まればいいのだが……まっ、そんな事にならないためにこれをやろう」

 

 突き出した手には宝石が付いた首飾りがあった。

 

 「これには器の90000個分の魔力が100日は貯めこむことが出来る。しかも魔力切れの時に中から魔力も補充できる。さらに、大量の魔力の気配も抑えてくれる優れものだ」

 「私には、何も無いの?」

 「えっと……」

 「無いの」

 「分かったよ。これをあげるよ」

 

 凜華は綺麗な水色の水晶の付いた首飾りをもらった。

 

 「これは?」

 「これは魔力を凜華の全魔力の100倍は貯めておける他は龍夜と同じだが……もう一つ魔法の威力を10倍に上げてくれる。この時使っている魔法で水晶の色が変わる。最後に龍夜のもだが魔力をためるとだんだん中心部分に液体の様な物が溜まっていく、それが満タンになると補充以外の効果が切れるから要注意。魔力は合言葉で補充できるそれは自分の一番好きなものだ。それを心の中で思い浮かべることで出来る。それと魔力を欲しがってはいけない。これで話は終わりだ、明日は魔力の補充をしてもらう。ではお休み」

 

 レイラは木の根元に戻っていき、二人も戻って寝ることにした。


 ● ● ●

 

 翌日

 

 龍夜はこれまでの習慣通りまだ夜が暗いときから魔力の器を大きくする訓練をした。東の空が白み始めたころ凜華も起きてきた。

 

 「おはよう。凜華」

 「おはよう。龍夜君」

 

 はたから見ているとまるで夫婦の様な感じである。しかし、そのあとは何も話さず静かに訓練を始めた。

 それから1~2時間後、龍夜が顔を洗い、凜華が洗った顔をタオルで拭いているとレイラがパジャマのような格好で降りてきた。子供の様な服装だが気にも留めず顔を洗ったり、拭いたりを続けた。初日のころレイラの服装を見て「子ど……」と言いかけ睨まれて以降、無視をしている。


 「二人とも後で森の奥の山まで来てくれ」

 

 そう言うとまた木の中に戻っていき数分後、大量の袋が中から飛んできて山程になると下の土ごと浮かして飛んで森の奥の方へと進んでいった。


 「五分後までに準備して出発しよっか」

 「ああ」


 また木の中に戻り5分後ほどで、また同じ場所に戻ってきた。龍夜は、全体的に黒い服に腰にポーチをつけて、凜華緑色の服に青色のミニスカートを着て、小さいバックを持っている。


 「あの山だろう」

 「ええ」

 「急いで行った方がよくない」

 「確かに……走る?」

 「いいぞ」


 二人は山の麓まで走っていき山を登って行った。頂上付近まで行くと地面の土が浮き龍夜と凜華は地面ごと山の裏の平地に頂上の門の様なところを通って着いた。


 「ここは……」

 「ここは大きい魔法を使う時に使う結界が張ってある特別な訓練場だ」

 「木の中にもあるのじゃだめなの?」

 「膨大な魔力を使用すると人間に察知される。変な誤解をされると人間と戦争になりかねない、だからここでやるのだ」

 「なるほど」


 レイラは一つの袋を持ち上げると中から二つのプレートを取出し龍夜と凜華に渡した。

 

 「プレゼントだ。ステータスプレートと言う古代の遺産でそこの針で傷をつけ、血を二つある窪みの上の方に垂らす。そうすれば今の自分のレベル、力、魔力、防御力それと使えるようになった技があると自動で描かれ血を垂らした窪みの下にある窪みに指をあてると完全に習得できる。それをすれば体の使い方、弱点などを知ることが出来る。質問はあるか?」

 「なぜわざわざそんなことをしなきゃならない」

 「コントロールなどがしやすくなるからだ。まっ、損はないのだからやってみろ」

 

 凜華は恐る恐るではあるが針に軽く人差し指を刺した。少し痛そうにして窪みに血を垂らした。少しプレートが光って文字が表示された。


|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

名前 早乙女 凜華

レベル 13Lv

 適性 火 木 水 土 雷 光 闇

 力 1000R

 魔力 129239168E

 防御力 8931G

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 

 「あの、数字の後の「Lv」は分かるんですけど他のRとEとGは何ですか?」

 「それは良くわからないんだが意味はそれほどないと思うから無視してくれ」


凜華は少し首をかしげ何か考え込んでいる。龍夜も凜華に(なら)って針で人差し指を少し傷つけ血を窪みに垂らした。光が出て文字が表示された。


|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 名前 霊鬼 龍夜

 レベル 7Lv

 適性 火 木 水 土 雷 光 闇 操

 力 16000R

 魔力 137934175296E

防御力 12729G

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


「凜華よりレベル低いのに凜華よりいろいろ高いし、それに操って何?」

「もう一つの隠された力だろう。操って文字を触ってみろ」


言われるがまま触ると少し光が出て表示されていた文字が変わった。その様子が気になったのか凜華も考えるのをやめプレートを覗いている。


|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 操

 素粒子を操ることが出来る。

 レベル10Lvで以上で使用可能

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 「あと3Lv上げれば操が使えるようになるからすぐにレベル上げに行くぞ!」

 「ええ~~~~~~……」

 龍夜がレイラに手を引っ張られてどこかに走って行った。途中で止まって思い出したように戻ってきて凜華の手も掴み引っ張って走って行った。森の奥へと……。


 ● ● ●

 

 引っ張られながらどんどん森の奥へと進んでいくこと10分電車並みのスピードで上手く木と木の間を縫うように走り抜けて少し開けたところで止まった。反動で前に飛んでいきそうになったがレイラが止めてくれた。

 

 「ここは?」

 「モンスターの出る結界内の唯一の危険地帯だ」

 「えっ……」

 

 凜華はこの世界に来て直ぐの事を思い出して辛い顔をしてしまった。

 

 「安心しろ。ここら辺に出るのは弱いやつばかりだし少し強くて大きいのはさらに中心で私の許可なしには誰も入れないし出れない。それに妖精の女王が付いているのだぞ」

 「そうですね」

 「そろそろ本題に入るか」

 

 近くに置いてあった大きい袋を手に採ると中から武器を出した。剣に杖に槍、斧、小刀などなどが出された。


 「好きなのを取ってみてくれ」

 「じゃあ俺は剣だ」

 「私は……どれがいいの」

 「杖とかどうだ。女子が剣や斧を振り回すのもどうかと思うし杖なら魔法のコントロールを手助けしてくれる。魔力の高い凜華にはいいと思うがな……」

 「じゃあ杖にします」

 「そんなにすぐ考えてからでもいいぞ。これからの事にも関係あるし」

 「良いんです。悩むと時間がかかるので……」


 龍夜は長さ1mくらいの木の鞘に入った剣を凜華は長さ1m50cmくらいの背丈と同じぐらいの木製の杖を取った。龍夜は剣を鞘から出すとそれらしく振っている。二人が呼ばれて集まるとこれからする訓練についての話が始まった。


 「これからこれを使って少し訓練をする。まず龍夜は剣と体に魔力を纏わせる訓練と基本魔法の習得、その応用。凜華は基本魔法の習得および合成属性変化、圧縮属性変化、そしてその応用まで習得してもらう。まず基本魔法だ。手を前に突き出せそして炎をイメージしろ」


 レイラは手を前に突き出すと手の先から炎が出た。


 「このようにして行う。他も同じ様にして行う1時間後もう一度見に来る。それまでに七属性全て出せるようにしておけ」


 言い終えると羽を出し飛んで奥へと向かって飛んで行った。そこからは静かに淡々と10分程で一属性を二人とも完璧に使えるようになっていた。レイラが戻ってくる時には龍夜は闇属性を出せそうにしていて凜華はもう威力を上げたり形状を変化させたりできるようになっていた。

 

 「二人とも、もしかしてもう全部習得した?」

 『はい』

 「嘘でしょ~~。普通なら一属性一日以上かかるのよ」

 「えっ、そうなんですか1時間もあれば習得可能だから1時間後じゃないんですか?」

 「ほんと規格外な子達ね」

 

 呆れて頭を抱えてしまったレイラだったが、何かよからぬことを思いつき飛んだ。

 

 「もう威力の調整はできるんだろう。龍夜剣を抜け剣を自分の一部だと思え。そして、自分を炎や水とかだと思って魔力を出せ服を想像しろ。成功しなければ痛い思いをすることになる」

 「それって……」

 

 言いかけた途端木々が揺れ始め三つ目の犬が走ってきた。

 

 「凜華、魔法を使え、龍夜早くやらないと凜華が食われちまうぞ‼」

 

 凜華は襲ってくる犬に炎や水などを浴びせているが一向に数が減らないどんどん押されている。龍夜は怯えて腰が抜けてしまった。

 「龍夜、凜華が死んでもいいのか」

 「凜華!、うぉぉぉぉぉ~~~~」

 雄叫びをあげながら体にムチ打って起きた。そして剣を握り体中に魔力の膜を張ろうとした。(くそ、できない剣を自分の一部と……炎を出していた時炎をイメージしていた。イメージが分からない。なら魔力をすべて体の外に出しちまえぇぇぇ)不完全ながらも成功。魔力の膜を張れた。

 

 「いける」

 

 犬に向かって何も考えずに走っていき剣を振り下ろすと牙で剣を折られてしまった。そして凜華が後ろに吹っ飛ばされ気絶してしまった。剣を折られ凜華が気絶してしまい。さすがにレイラが犬を倒そうとしに行くと龍夜も吹っ飛ばされてしまった。その衝撃で折れた剣も手から落ちて倒れてしまった。龍夜は直ぐに立ち上がると急に雨が降り出した。そして剣を持っていた手に水で出来た剣を持っていた。その剣で突っ込んできた犬を真っ二つにした。水で出来た剣が赤黒く染まり龍夜が前に走り水で出来た剣で次々に切って行った。50匹ぐらい切ると龍夜の服には返り血でベトベトになっていて【バリン】と言う中央の結界の壊れる音がして妖精の精鋭部隊で抑えていたSSS級危険モンスター5体が出てきて龍夜の方へ向かってきた。

 

 「なんで、結界が……。龍夜は凜華を連れて逃げて! 時間稼ぎくらいはできるから」

 

 龍夜に反応はなかった。走り出すと飛んだそれに合わせて土で出来た足場が現れどんどん高くまで上がり一体のモンスターと同じくらいの高さまで上がると剣を大きくして切ろうとしたが手で押さえられ投げ飛ばされグチャという鳴っちゃいけない音がしたが龍夜には何の怪我もなく溶岩の様に真っ赤な剣を投げた。また抑えられてしまうかと思ったが掴もうとした瞬間腕が溶けてしまった。そして岩の足場で近寄るとまったく届いていないが水で出来た剣を振った。モンスターの首が落ちて倒れた。それに気が付いてクモの様なモンスターが糸を吐いてきた。冷静に手をかざし炎を出したその炎を殴るとマグマの様に赤い炎が勢いよく前に飛び出し糸を焼いた。右手を天にかざし雷を撃つとその手を相手に向かって一直線に振り下ろした瞬間、雷が落ちクモの体が真っ二つになってしまった。残っている像とカニとトカゲを睨むと急に体が切り刻まれてしまった。そして、凜華のもとに返ってくると目の前まで来て倒れてしまった。レイラがゆっくりと近づくと二人を運んで森から出た。


 ● ● ●

 

 3日後

 龍夜はあれから寝たきりだったが凜華に看病され3日間寝たきり、目が覚めたのは夕方頃だった。

 

 「ここは……」

 「戻ってきたのよ、起きてよかった。もう目を覚まさなくなってしまうかと思った」

 「そういえば……森で凜華が吹っ飛ばされて……」

 

 思い出そうとした瞬間、頭にこれまで経験したことにないような痛みが走った。思わず頭を抱えてうずくまり再び気絶した。だが今度は直ぐに目が覚めた。またあの声が聞こえた。今度は前よりもはっきりと聞こえた『待っています』とそしてまた起きてしまった冷や汗をかいていて服がぬれている服は変わっていて体には包帯が巻いてあり隣では凜華が寝ていた。起こさない様に起きると上着を羽織り、外に向かった。もう外は真っ暗で空には月が光り星がきらめいている。そして椅子に座りお茶を飲みながら星を見ているレイラを見つけた。

 

 「目が覚めたか。こっちに来て話し相手をしてくれないか?」

 「いいぞ」

 「あの後何があったんだ」

 「あの後とは?」

 「凜華が吹っ飛ばされ。俺も吹っ飛ばされた後だ」

 「私が二人を連れてここまで飛んで帰ってきた」

 

 レイラは唇を噛み締めて思いつめたようにして話せずそのまま1時間ほど経過した。

 

 「本当は何があった」

 「聞いても後悔しないか?」

 「ああ。後悔しない」

 「ではまず見せてやる。言っておくが相当ショックだと思うぞ、いいんだな」

 「いいぞ」

 

 そのころ凜華は目が覚め龍夜がいないのに気づき探してレイラに何か聞こうと思って外に向かっているとき声が聞こえ外に出ると龍夜とレイラが飛んで行ってしまい置いて行かれてしまった。

 龍夜達はあの結界内の森に向かっていた近くまで来ると血生臭い匂いがしだした。そして木や岩の隙間にグチャグチャニなっている死体の数々が見えその近くの崖に降りた。

 

 「これは何なんだ。誰がこんなこと」

 「お前だ、龍夜。おそらく魔法が暴走したんだろうな。引き金は凜華だ、彼女が気絶した後お前も吹っ飛びたかが外れたんだろう。見たこともない魔法を使い私でも一体が限界なのをものの10分で五体も倒してしまいお前も気絶してしまい目が覚めたのはそれから3日後」

 「そんな、これを俺が……。ありえない」

 「だったら、ステータスプレートを見てみろ。何か更新されているはずだ」

 

 ポケットを探ると確かにステータスプレートがありそこには驚愕の事が書いてあった。


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 名前 霊鬼 龍夜

 レベル 32Lv

 適性 火 木 水 土 雷 光 闇 操

 力 45800R

 魔力 159198948913E

 防御力 47327G

 技 素粒子保持

 素粒子構築

 素粒子操作

 素粒子分解

 素粒子変換

 溶剣 

 水剣

 斬撃

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 見たことのない技と言う欄が出現していて何も習得していないのに7個も技がある。あの時の様に素粒子保持を触ってみると……。


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素粒子保持

素粒子を持つことが出来る

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次に素粒子構築を触った。


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素粒子構築

素粒子で物を作ることが出来る。

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次に素粒子操作を触った。


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素粒子操作

素粒子を操ることが出来る。

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次に素粒子分解を触った。


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素粒子分解

素粒子を分解ことが出来る。

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次に素粒子変換を触った。


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素粒子変換

素粒子を別の素粒子に変換することが出来る。

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次に溶剣を触った。


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溶剣

マグマの何でも溶かす剣

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次に水剣を触った。


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水剣

水で出来た変幻自在の剣

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次に斬撃を触った。


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斬撃

切った方向に向かって斬撃を飛ばす

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 「これって何の冗談だよ。結局何があったんだよ。俺が何をしたんだよ。これからどうすればいいんだよ。レイラ」

 「君が殺した。君はこの力をコントロールしなければならない。出来なければまた暴走して凜華が死ぬ」

 「凜華が……」

 「訓練をやるかい?」

 「やらしてくれ。頼むコントロールの方法を教えてくれ」

 「ではまず、そこにあるものを覚え使える様にする」

 「どうやって?」

 「技の名前を叫びながらイメージをする」

 「それだけ」

 「ああ、それだけだ。朝までに全部やる。はい、始める」

 

 龍夜は全てを頭の片隅に置いてイメージに集中した。その間に血や死体の片づけをレイラがしている。レイラが死体を一体分片づける間に龍夜は技を一つずつ出来るようにしていった。


 ● ● ●

 

 朝

 龍夜は斬撃を出来るよう成りかけて遠い所の木に傷をつけれるようになって、レイラは森から血を取っていた。

 

 「斬撃」

 

 木が斜めに切れた。

 

 「成功。レイラ全部できたぞ」

 「見てからだ。それで出来てやっと成功だ」

 「やってやるよ」

 

 龍夜は土を手に持つと「素粒子分解」と言った。すると、土が見えなくなった。次に「素粒子保持」と言った。余り変化が分からないが分解した素粒子を手に持っている。次に「素粒子操作」と言い、近くの木に向かって右手を振り保持していた素粒子を投げた。すると、木が木端微塵にあっという間になってしまった。そしてまた「素粒子保持」と言うと今度は「素粒子変換」と言った。見えないが土の素粒子から、鉄の素粒子に代わった。次に「素粒子構築」と言うと剣が出てきた。剣を下に置くと両手を前に突き出して「溶剣」と言うと炎が急速に圧縮され剣の形になっていき真っ赤になって行った、投げると当たった木が溶けた。同じ様に手を前に突き出すと今度は「水剣」と言い水を剣の形にして大きくして溶剣に向かって振り下ろすと水蒸気になって霧みたいになってしまった。また水剣を出し平たくして仰ぐと水蒸気はなくなり水剣を消すと今度は作っておいた剣を拾い「斬撃」と言いながら斜めに振ると木が斜めに切れた。

 

 「これでいいだろ」

 「ああ、成功だ。凄いよ」

 「凄いだろ~」

 「戻るか」

 

 レイラが歩き出すと龍夜も後について行った。

 誰かに見られているような気がして龍夜は後ろの岩陰を見たが何もなかった。

 

 「何かあったか?」

 「いいや、何でもない」

 

 (さっきそこに人影が見えたような)そう思いつつもレイラの後についていき帰りの道を進んでいった。

 完

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