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しるし3(詩集)

優しい夏

作者: さゆみ




情熱の陽射しだ

憂いを焼き尽くす

鳴り物は木々に連なり

深煎りのクワイア


殴りかかる太陽

振りほどく空

不意を突くシムーン

蹌踉めく景色


俯く雲が問う

なぜ人は行くのか

酷道であっても

なぜ人は続けるのか

諦めない汗を零して


誰だって

何にもなかったら

無論歩けやしないさ

理屈じゃない

計算はしない

その先を想像するんだ

漠然と輪郭を描ければいい

その中を染めていこう

君はあと何歩行ける?


木漏れ日の尾鰭

用水路を擽って

ピオーネの房が溢れる

瑞々しい詩歌の輪


雲が蕩けていく

はっきりと見えるものは

緑の木陰

ビルの狭間

小さなカフェ

佇む図書館

どこでもいい

君の好きなところは?

辿り着こう

まずはそこまで








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― 新着の感想 ―
[一言] twitterからやってきました。 わからない単語があるのに、なんだか涼やかな風の吹く夏の木漏れ日を歩く情景が浮かんできました。 汗の滴る感覚とか、行く先に見える図書館のそのさらに向こうにあ…
[一言] 蒸し暑い夜に読んだら、ちょっとだけ爽やかな気分になった (///ω///) 言の葉の魔力だ……。
[一言] 詩というのは、どういう風に楽しめばいいのか。 ちょっとまだわからないですが、難しい単語とか表現が多いので、解説とかあったら少し助かります。
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