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ミツコ  作者: ラフテム
3/4

流行り

PPAPが子供の学校でも流行っていたころの話です。

3.流行り


「ただいま」と中学校から帰宅したお兄ちゃんが居間に入ってくるのと同時に、待ち切れないようにミツコが話しかける。

「お兄ちゃんPPAPって知ってる? 今学校で流行っているんだよ。」


「さっきから何回も真似をしていたんだよ。

テレビでは見たことないのだけど、子供はすぐに覚えるからね。

はい、お茶ね。おやつは林檎でいいかい。」


お兄ちゃんは「ありがとうお祖母ちゃん。

テレビでなくてネットで流行っているだよ。

林檎よりも蜜柑がいいな。」と言いながら台所に入っていく。


「えー、お祖母ちゃん。リンゴを切っちゃいやだー。

お父さんとお母さんにもやってみせるのー。」


「大丈夫だよミツコ、お兄ちゃんは蜜柑がいいって。

ミツコも蜜柑食べるでしょ。

あら、お兄ちゃん。缶ジュースなんて持ってきてどうするの。」


お兄ちゃんは居間のテーブルに缶ジュースと蜜柑を置きながら、ミツコに向かって

「ミツコ、PPAPってこんなのだよね。」


「ディス イズ ア ミカン。ディス イズ ア アルミ缶。」と言いながら缶の上に蜜柑を置く。

「アルミカン ノ ウエニ アルミカン(アルミ缶の上に在る蜜柑)」


「お兄ちゃん、Pが全くないよ。」


時事ネタは趣味ではないのですが、これは流行が終わっても

少し説明を加えれば大丈夫なようなので、投稿します。

1話,2話と違って、このミツコはすでに簡単な英語は分かる小学生です。

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