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4月の窓辺で  作者: こうた
2人の軌跡
3/16

2人の軌跡ep.3 「春の階段で」

卒業式の朝。坂上光太郎は、制服のボタンをひとつ留め忘れたまま、校門の前に立っていた。

校舎の上には、薄い春雲が流れていた。どこか落ち着かない気持ちで靴を履き替えようとしたとき、隣にすっと立つ影があった。

「光太郎、ボタン、ひとつ足りないよ。」

「あ、ほんとだ。」

笑いながらそう言ったのは、もちろん、こうた。今では誰よりも自然に、光太郎のそばにいる存在だ。

あの日、名前を知ってから何かが確かに変わった。放課後の時間は少しだけ長くなり、会話の数も増え、時折手紙のようなメッセージをノートに挟むようにもなった。

恋とか友情とか、名前はつけられなかったけれど、たしかなものがふたりの間にはあった。

卒業式は、思っていたよりもあっけなかった。校歌、答辞、拍手。思い出の詰まった教室も、終わりを迎えるには静かすぎた。

式のあと、校舎の裏手の階段にこうたを見つけた。花びらがちらちらと風に舞っている。

「ねえ、光太郎。これからも一緒にいられると思う?」

問いかけるような声だった。それは、すこし不安を抱えた声でもあった。

光太郎は一瞬だけ空を見上げて、そしてこう答えた。

「思う、じゃなくて、そうする。俺は決めた。」

それは、決意というにはまだ青くて、けれど14歳の心から絞り出された、正直な答えだった。

こうたは、少し目を丸くして、それから、いつものように笑った。

「うん。わかった。じゃあ、また一緒に物語を作っていこう。」

「うん、これからもずっと。」

二人は並んで階段を降りた。制服のまま、少し背筋を伸ばして。

春の光が、優しくふたりを照らしていた。

基本的に生成aiを使用してます。

イラスト、政治関連、田所沢、下北沢、アイスティー関連の話は人間が細かく指示を出しています。

政治関連の話は人間が書いた部分もあります。

他作品からの引用や模倣がないことを確認して、完全オリジナルで作成を指示しましたが、万が一著作権上の問題が疑われる場合はご一報ください。現状小説家になろうの利用規約に生成aiに関する規制はありませんが規約変更などによりこの作品が規約に違反していることが疑われる場合もご一報をお願いします。

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