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導けと申すが今はただ闘病中の散髪屋のおっさんである。
はてここからどうしたものか、現代人であり戦国時代の記憶もある。
魂とは不思議なモノだ
こんな風に自分の中に2人いる
頭の中で語り合えるのだから現代の自分と
戦国時代の信長
共に想うのは何故こんなに物が溢れ良い時代になっておるのに自殺者が多いかじゃな
確かに夢を見れぬ世にはなっておるのかもしれぬ
カエルの子はカエルとは言うたもんだ
政治家の子は政治家になり世の事を何も分からない坊ちゃんがこの国を動かしておるのだからの
戦国の時代では政治とはまさに命懸けであった
まさしく生きるか死ぬかの問題であったのだから
それを思うと今は楽で良いの、中には寝ているものでも多額の給料を貰っておるのだから
時代とは怖いものじゃ
我らの時代政治の時寝る者などおらんかった
いかに自分の領地を栄えさせ繁栄するか必死であったからの国の金をどこへ使えば栄え民を喜ばせる事になるか、それで必死であった。
そして何より子らの代をいかに戦のない時代へと
と皆で熱く語り実行し今の時代へとなっておるはずなのだか
どこで歯車が狂ったのか
まぁよいワレはこれよりもう一度天下を取り世を幸せの国へと作り変えてみせよう。