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合唱コンクール

天高く我肥ゆる秋ー



冬服を着ている生徒が増え(うちの子が通う中学校は衣替えがなく、夏服or冬服を自分で決めて着る)廊下で過ごす私もひざ掛けとカイロが必須になってきた。



去年までは私のわがまま(の代償)ボディをふかふかニットが編み目を伸ばして温かく包み込んでくれていたが、今年は敢えて己に厳しく、伸びないフリースを着ることで横への成長をくい止めようかと、ユ○クロのセール情報をチェックし始めた頃。




コロナの影響で延期されていた中学校の合唱コンクールが先日無事に開催された。



あー「アルトのパートリーダーになった」

私 「頑張ってね!」


あー「合唱の伴奏のオーディション受ける」

私 「アルトのパートリーダーは?」


あー「伴奏者に選ばれた」

私 「すごいじゃーん!おめでとう!!」


あー「学級委員に推薦された、班長にも選ばれた」

私 「」




わが家1のガラスハートだったはずの次女あーは、クラスメイトの雰囲気がとても明るく、担任の先生のことも慕っていて生き生きと中学校生活を楽しめている。環境がよければHSCでも心を強くできる。いいクラスで良かったね。



長女ちーも同じ行事の話を妹と出来るのが楽しいようで、あーのピアノの練習に付き合ったり昨年度の合唱コンクールのDVDを一緒に観たりしていた。



ちーは昨年度の担任のU先生(小学5年生の時に慕っていたU先生とは別の先生)の時は先生に応援や励ましをいただいたのが嬉しくて頑張って参加したが、今年はどうかな~?と心配していたが、最終的にはなんとか今年も参加できた。




ただ、「何か『しっかりやれよ』と追い詰められてピリピリした空気になるのがツライ」「一致団結ってそんなにしなきゃいけないの?歌いたくない人もいるのに。」と本番直前まで練習を苦しく感じていたようだった。



ちー「男子は全員男声パートで10人以上いるのに、女子は2つに分かれるからソプラノは私を入れて5人しかいないんだよ。」「一生懸命頑張ってくれている○○ちゃんや☆☆ちゃんに悪いから嫌だけど頑張らなきゃ。」「○○ちゃんや☆☆ちゃんが息継ぎで声が出なくなっちゃうところだけは私がしっかり歌う。」←頭脳プレーにお母さんビックリ!!



ちーのクラスメイトの中で、よくちーを助けてくれる優しいお友達の為に頑張らなきゃと、嫌々ながらも何とか乗り切ったという形だった。



○○ちゃんはちーがステージに設置された段に乗るのが怖いと知り、進んで立ち位置を代わってくれた優しい子。☆☆ちゃんは一緒に係の仕事をしてくれたり体育でペアを組んでくれる優しい子。この2人がいてくれなかったら多分合唱コンクールに参加出来なかったと思う。それはクラス全体を見ると、あまり良い雰囲気ではなかったからだ。



仲が悪いわけでも、人を傷付けるタイプの子がいるわけではない。普段は穏やかないいクラスだと思う。ただ、『一致団結して優勝するぞ!!』という熱量がない。そして私はそれは悪いことではないと思う。



合唱コンクールも体育祭も、あらかじめ『行事』として組み込まれ、『やらされているもの』だから。自分の意思とは関係ないところでクラスを組まれ、行事を組まれ、『一致団結して優勝目指して一生懸命頑張らなければいけない』と強制された思春期のクラスメイト達は、私の目には楽しそうには見えなかった。



器用で従順な子はうまく楽しめることができるだろうけど、そうでない子を責めるのも違うと思う。



次回以降どこかでテーマにしたかったことだが、『発達性協調運動障害(DCD)』という、本人の努力ではどうにもならないほど器用に手足を動かすことができない、いわゆる『運動音痴』と言われてしまう障害も近年知られてきて、きっと音楽でもリズムや音程を取るのがどうしてもできない子もいるだろう。それもクラスに数人といわれるほど数も多い。このタイプの人達は、特に体育や音楽はツラい経験があると思う。



顔が1人ひとり違うように、頭の中身も1人ひとり違うのだから、『皆が気持ちを一つにして楽しむ』は幻想ではないか。その幻想を指揮するのを担任の先生にお任せするのも先生の重荷になってはいないか。当日の合唱だけでなく練習風景も見てしまったからそんな事を考えてしまう合唱コンクールだった。



それでもちーもあーもまた一つ成長させてもらえたいい機会だったと思う。



あー「次はストリートピアノでちーと連弾やりたい」

ちー「受験終わったらね、『カイト』と『虹』やりたいね」

私 「さーも入れて3人連弾もやってよ」

さー「さーはいいや、あんまり気分じゃない」



お姉さん2人、バイト代(なにわ男子のCD代)出すからさーのピアノ練習付き合ってほしい…。







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