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ルビアの末裔  作者: 秋月 皐月
1/7

《1》

≪1≫


――茜家は京都の外れにある集落を統べる、地元ではそれは有名な由緒正しき血筋の家系だ。製薬会社を生業とし、その薬は万能で効き目が早いと大衆に重宝されてきた。

しかし、茜家は殊更表舞台に現れることはなく、それはそれはひっそりとまるで人目をはばかるかの如く、静かに過ごしてきた。

『茜家には、何か秘密がある』

そう声高に言い放ち茜家を探っていた記者が、とある日忽然と姿を消したそうだ。

……人知れず、ひっそりと、居なくなったのだ。

誰かは、言う。

うち家なんかに、関わるからよ』

その声は、どこか哀愁に満ちており、語り部はただひたすらに、虚ろな瞳を背けるのだった。


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