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えがきたくもない物語  作者: 万彩雨虹
第壱章
8/26

素っ裸で寝ていた。

 異世界に召喚されて0日。


 場所、わからない。


 目の前にるコスプレ美女二人、わからない。


 ここ、どこ?

 目を覚ますと、俺は素っ裸で寝ていた。

 視界がぼやけてる。でも自分の家じゃないのはわかる。

 ふと横を見ると、黒っぽい格好をした女の子と、

 角? みたいなのを頭につけた様な格好をした女性が、俺を見下ろしていた。

 コスプレ?

 視界がハッキリしてくると、二人の格好もしっかりと確認できた。

 魔女っ子コスプレ女子と、人外娘コスプレの腐女子だろうか?

 どちらもカワイイっすね。

 おっと、そんなこと思ってる場合じゃない。

 俺、裸っすよ。

「だ、誰!? どちらさん!?」

 飛び起きた俺は、咄嗟に大事な部分を両手で隠し壁際まで退く。

「うひぇっ!」

 背中とおケツに冷たい壁がくっ付き、思わず変な声が出た。

 そんな俺を、二人の女子はニッコリ顔で見ていた。

「よ、ようこそおいで下さいました、救世主様!」

 魔女ッ子がペコリ。

「召喚に応じてくれて、ありがとうございます〜」

 人外腐女子がペコリ。

「え? あ、はあ……」

 全裸の俺も思わずペコリ。

 ん? 召喚?

「早速で申し訳ないのですが、救世主様、どうか私たちの国を……

いえ、この世界をお救い下さい!」

「……は?」

 何を言ってるの? この子。

 もしかして、そういう設定?

 そういう設定でコスプレやってたり?

「話がよく見えないんだけど……」

「あ……失礼しました。申し送れまして、

 私、このキテナト帝国の宮廷祭司、フミオノーレと言います」

「祭司? 女の人で? ドルイドみたいな?」

「ドルイドをご存知なのですか!? どこかにあるという異界の地では、

 高名な神職だと聞いています。詳しいことはあまり記録がないので存じませんが……

 ですが、さすが救世主様。博識でいらっしゃる」

 魔女っ子は瞳をキラキラさせながら見つめてくる。

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