素っ裸で寝ていた。
異世界に召喚されて0日。
場所、わからない。
目の前にるコスプレ美女二人、わからない。
ここ、どこ?
目を覚ますと、俺は素っ裸で寝ていた。
視界がぼやけてる。でも自分の家じゃないのはわかる。
ふと横を見ると、黒っぽい格好をした女の子と、
角? みたいなのを頭につけた様な格好をした女性が、俺を見下ろしていた。
コスプレ?
視界がハッキリしてくると、二人の格好もしっかりと確認できた。
魔女っ子コスプレ女子と、人外娘コスプレの腐女子だろうか?
どちらもカワイイっすね。
おっと、そんなこと思ってる場合じゃない。
俺、裸っすよ。
「だ、誰!? どちらさん!?」
飛び起きた俺は、咄嗟に大事な部分を両手で隠し壁際まで退く。
「うひぇっ!」
背中とおケツに冷たい壁がくっ付き、思わず変な声が出た。
そんな俺を、二人の女子はニッコリ顔で見ていた。
「よ、ようこそおいで下さいました、救世主様!」
魔女ッ子がペコリ。
「召喚に応じてくれて、ありがとうございます〜」
人外腐女子がペコリ。
「え? あ、はあ……」
全裸の俺も思わずペコリ。
ん? 召喚?
「早速で申し訳ないのですが、救世主様、どうか私たちの国を……
いえ、この世界をお救い下さい!」
「……は?」
何を言ってるの? この子。
もしかして、そういう設定?
そういう設定でコスプレやってたり?
「話がよく見えないんだけど……」
「あ……失礼しました。申し送れまして、
私、このキテナト帝国の宮廷祭司、フミオノーレと言います」
「祭司? 女の人で? ドルイドみたいな?」
「ドルイドをご存知なのですか!? どこかにあるという異界の地では、
高名な神職だと聞いています。詳しいことはあまり記録がないので存じませんが……
ですが、さすが救世主様。博識でいらっしゃる」
魔女っ子は瞳をキラキラさせながら見つめてくる。




