愛です~
「何にいたのさ。スゲー気になるんだけど」
「それは〜タケマルさんの……
あんなことや、そんなことまでわかる所と言いますか〜」
「ごめん、やっぱり言わないで……」
これ以上訊くのはやめとこう。
だって、あんなことやそんなことまでって……。
訊くと、こっちが恥ずかしくて死んでしまうかもしれない。
「そ、そういえばさ、昔のこと知ってたじゃない?
それはどういう……」
「一応、私も邪神の端くれなので〜
過去の記憶を見ることはできるんですよ〜」
「え、じゃあ本当に俺の、あんなことやそんあことまで……」
え、俺のプライバシーってダダ漏れだったの?
「でも、全部見れるわけではないんです〜
それに、精神的に共できた相手でないと、
私の力では見ることはできません〜」
「精神的に共鳴?」
「はい〜それはつまり、その……
一番わかりやすいのは…愛です~」
またモジモジするヴルデュイユ。
顔も真っ赤です。
え、俺、何かの物体と愛を育んでたりしたっけ?
やばい、変な物想像してしまった……。
持ってませんからね? そんないかがわしいものは!
彼女代わりの人形とか無いですから!!
俺、嫁一筋ですから!!!
「ま、まあ……それはひとまず置いておこう」
「……そうですか〜?」
ちょっとガッカリしているヴルデュイユ。何で?
いやいや、もっと重要なことを訊いておかねばならないのですよ。
そう、それはつまり……。
「君は、俺をどうやってこの世界に召喚したの?」
そう、これです。
ここまで色々と見せられて何だけど、
まだ召喚されたって信じがたいんだよね。
でも、それを覆す材料も、ほぼほぼある訳で……。
そして、やっぱり気になるのは、
ヴルデュイユが口を滑らせていた召喚の方法ですよ。
だってさ、異世界への召喚ってさ、
フィクション作品だと大体方法決まってるじゃない?
まさか、俺も……。




