表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

ファミリーの朝

ファミリーの朝は早くない。が、遅くもない。

そしてファミリーの朝食を作るのはおかん…

ではなく、居候である。味噌汁の火を止めて一息。

「ふぅ…」

すると、リビングの戸が開く。おかんだ。

「あ、おはよう。おかん」

「おはよ、居候〜」

「盛り付けるの手伝って〜」

「ん。わかった」

2人で朝食の準備をしているとおとん、長女、

次女の順番にリビングにおはようと言いながら

入ってきた。それぞれ自分のご飯と味噌汁を

盛っているが、長男と三女がなかなか来ない。

「あれ、長男と三女は?」

「あ~二人ともね。さっき起こしてきたから

そろそろ来るんじゃないかな?」

お茶を準備していた長女が振り向きざまに答える。

するとだ。

「おはよー」

「はよ…」

まだ眠そうな三女とあからさまに不機嫌な長男。

「三女は大盛り?」

「ん。」

「長男どうする?」

「少しでいい…」

ぼそりと答え、後は近所のお兄さん(以下、近兄)が

来るだけだ。長男がようやく機嫌が治ったあたりで

リビングの戸が壊れそうな勢いで開かれる。

「き、近兄?」

「ご飯、いつもどうりでいいよね?」

こくんこくんと首を動かし長男の隣の席につく。

何かあったのかと次女が尋ねるとお茶をすすって

いる長男が湯呑を置いて答える。

「どうせ、ランニング中に近所の奥様達に

追いかけられたんだろ?」

「逆にいい運動かもね」

長女が答えてからファミリーで挨拶をして

ゆっくりとご飯を食べる。おとんがテレビの

電源をつけてニュースを見る。画面では眠気のない

アナウンサー達が情報を伝えている。

のんびりとご飯を食べて20分が経過すると

長男は流しに茶碗を片付けながら

「いいのか?」

と、言う。どうかしたのかと言えば

「あのさ、今7時45分だぜ?」

「「「「「「「あ…」」」」」」」

今日はいつもより近兄が追いかけられてる時間が

長いせいでいつもより遅くなったのだ。

近くのバスが来るのは7時55分。走ればバス停まで5分。…ギリギリだ。

「もっと早く言ってよ!」

「オレも今気づいたんだよ」

その途端にファミリーがバタバタと動く。

「おかん行くよ!」

「え?!え?!」

おかんを引っ張るおとん。

「待ち合うかな?」

「ギリギリ大丈夫だよ~」

案外余裕そうな長女、次女と食べ物を口に詰める

三女。

「今日座れるかな?」

「大丈夫だろ」

「長男は座らないとね~。安定感ないから」

「遠まわしにちっちゃいって言うな!!」

「大丈夫!エロいから!」

「ミノリナイス!」

「ナイスじゃねぇし!そもそもエロくねーーー!」

それから…もはや会話内容がカオスな長男、居候、

近兄。ファミリーの朝はゆったりな様な慌ただしい様な、そんな朝なのだ。

誤字、脱字の御指摘お願いします。

またこの作品への感想や質問もお待ちしていますので宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ