僕とバカⅢ
今回は新キャラ登場です。
はい。
今は授業中ということで暇です。
暇過ぎるのでとりあえず前の人に消しゴムをぶつけたいと思います。
てやっ!
ポコッ
「…………」
反応無しか…
てやっ!
ポコッ
「……………」
反応無しか…
てやっ
ボコッ
「ぐあっ」
はい、殴られましたー
「テメェうぜぇんだよさっきっからぁぁぁ!!俺に何の恨みがあるってんだよ」
さっきまで無視してたくせに何だコイツは。
「いや、一応恨みは何もないけど?」
うん、俺はコイツに恨みのかけらすらない。何故なら俺はコイツのことを何一つ知らないからだ。
「おいっ!そこの2人。うるさいぞ!廊下に立ってろ」
は、今の時代に廊下に立ってろとか笑えないボケだね先生。
ガララララ
マジで廊下出されたよ…
え、マジで?
「お前のせいで廊下に立たされちまったじゃねぇか!」
前の席に座ってた奴で今は俺と一緒に廊下に立っている男がそう言った。
「まさか立たされるとか思ってなかったし、マシで暇つぶしでやってただけだしね。つかお前何て名前?」
「…お前、俺の名前も知らないでちょっかい出して来てたのか……」
マジ何だよコイツ。
凄いリアクション。
オーバーリアクションってヤツ?
「知らない知らない。知ってたら名前聞かないだろ」
「それもそうだな。俺は香也、我道香也だ」
ほう
ずいぶん名前の漢字可愛いな。
見た目のチャラさと漢字のギャップが…ウケる。
「お前は?」
聞いといて俺が名乗らないわけにいかないよな…
「ああ、俺は速斗、疾風速斗っていうんだ。よろしく」
「速斗っていうのか。じゃあ速斗よろしく」
何だ。いきなり呼び捨てかよ。
「よろしくな香也」
こっちも呼び捨てで呼んでやるし。
ガララララ
ん?先生か?
やっと中入っていいのか。
「いやー」
え、このバカ面は祐也じゃないか…
何故廊下に出てきたんだ。
「祐也、お前何で廊下に出てきたんだ?」
「いや、速斗達が気になって廊下覗いてたら先生にバレて廊下に立ってろってさ」
ふむふむ
要するに―
「バカってことか」
あ、香也にセリフとられた。
「そういうことだな」
悔しかったからそう言っておく。
「誰がバカだよ」
祐也、お前が本気でそう言ってるならやっぱりバカだよ。
ちなみに祐也の席は廊下側の真逆。つまり廊下を覗くとかバカすぎる。
「まぁいいんじゃないか?暇はつぶせそうだし」
香也ってまとめるのうまいな。
「そうだなー。じゃあ授業終わるまでだべってようぜ」
と次の瞬間
ガララララ
と扉が開き
「うるさいんだよお前達!教室内に全部聞こえてるよ」
と言われ、次は分室にまで呼ばれる騒ぎに。
「全く、お前らのせいで」
「何だよ速斗。お前もノリノリだったじゃないか」
「それにしても俺はあまり廊下に出てなかったんだけどな」
「「お前は声がでかかった」」
こんな感じで仲の良い友達?が1人増えた。
長かったですね…。