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ステップ・バイ

既読の向こう側~ステップ・バイno.6

作者: 時司 龍
掲載日:2026/09/21

 障子越しの光が、畳の上に細長く落ちていた。古い武家屋敷を模したセットの中には、臨場感を出すためと、本物の香炉が床の間に置かれ、そこから白い煙が一筋流れている。


 結流(ゆきる)が今回演じるのは巫女。そして、結流が愛し始めている相手を演じるのが、若手アイドルの桐谷(きりたに)さんだ。


「じゃあ、次。3人とも、感情を少し強めでお願いします」

 監督の声が飛ぶ。

「はい」

 結流は小さく返事をした。


 その隣では、薔子(しょうこ)さんが衣装の袖を整えている。薔子さんが演じるのは、結流のライバル役。美しく、気まぐれで、主人公達をはじめ、結流と桐谷さんの間もを翻弄する役だった。桐谷さんはこの2人の間で揺れ動く。

 今日の場面では、桐谷さん演じる青年が、薔子さんを前にして、気持ちが揺れる。

 結流の役は、その2人を偶然、目撃してしまう。そういう場面だった。


「結流ちゃん、まずはこっちから見てるだけだからね」

 監督が声を落として言った。

「はい」

「台詞はないから、目だけでいい。感情、出しすぎてもいいくらい」

「わかりました」

 返事をしながら、結流は一度だけ息を吐いた。

 嫉妬。困惑。

 それなら、できる。

 演技なら。

 カメラが回れば、役の感情を作れる。


 そう思っていた。


「本番いきます!」

 スタッフの声。

 ざわめきが消える。照明が落ち着き、カメラの赤いランプが灯った。

「よーい・・・」

 桐谷さんが、ゆっくり薔子さんへ近づいていく。

「・・・どうして、そんなに俺を避けるんだ?」

 低く、柔らかな声。

 薔子さんは一歩後ろへ下がった。

「近すぎます」

「そう?」

 桐谷さんが笑う。

「俺は、もっと近くにいたいけど」

 結流は、柱の陰から2人を見つめている。まだ台詞はない。

 ただ、視線だけ。

 カメラが自分に向けられているのがわかる。


「それ以上、近づくと、私の陣営に入ったと思われますよ? それで、貴方は構わないのですか?」

「そんな事より、なあ」

 桐谷さんが、薔子さんへそっと手を伸ばす。まだ届かない。

「俺の事、どう思ってる?」


 その瞬間、結流の胸が、わずかに揺れた。

 違う。今のは桐谷さんの声だ。

 わかっている。なのに、耳の奥で、別の声が重なった。

『結流ちゃんはさ』

 少し笑いながら。

『俺の事、どう思ってるの?』

 紬(つむぎ)さん。あの日の声。車の中で。

 少しだけ甘くて、冗談なのか本気なのかわからなくて・・・それでも、胸の奥に残ってしまった声。


 結流は、ほんの少しだけ指先に力を入れた。

 カメラは回っている。ここは撮影現場。今、自分は巫女だ。

 紬さんの事を考えている場合じゃない。


「・・・わかりません」

 薔子さんが答える。

「わからない? 本当に? こんなに近くにいるのに?」

「貴方の事なんて・・・」

「なら、何で先日声をかけた?」

 桐谷さんの声が更に柔らかくなる。

「何とも思わないのに?」


 結流の胸の奥が、また痛んだ。

『何とも思わない?』

 そんな言葉を、紬さんに言われた事はない。

 けれど、もし今、紬さんが目の前にいたら、そんな風に聞かれたら、自分は何と答えるのだろう。


 好き。

 そう言えばいいのだろうか。


 スマホを開けば、紬さんとのメッセージがある。

 送っても、返事はない。既読がついて、それきり。

 忙しいのだと思おうとした。仕事なのだと思おうとした。何度もそう思った。


 でも、その直後に見てしまった。見たくなくても、何度も繰り返しネットニュースでも、動画にも出てくる。


 人気トップアイドルグループ STELLA(ステラ)-roots(ルーツ) 佐伯(さえき)紬(つむぎ)のスキャンダルだから。


 週刊誌の記事。

 紬さんと、若手タレント荒木(あらき)エマ。仲良くくっついてレストランから出てくる二人の写真。誕生日デート。熱愛発覚。結婚秒読み?! 何度見ても、目を逸らしたくなる言葉。


 あれを見てから、紬さんへ連絡する指が、少しだけ重くなった。自分との事はただの気紛れで、ただの友達で。

 だから、連絡がない事も当然で・・・。

 それでも連絡した。更にもう一度だけ、と思って。


 でも既読がつくだけだった。


「・・・俺の事、嫌い?」

 桐谷さんの声が、再び現実へ引き戻す。

 薔子さんが顔を上げた。

「そんな事・・・」

「じゃあ、好き? 好きになってくれる?」


 結流は、目の前の2人を見つめる。


 なのに、頭の中には別の場面が浮かぶ。

『結流ちゃん』

 紬さんの声。

『好きになってくれる?』

 そんな事は言われていない。実際は、恋人候補にして?・・・だった。


 桐谷さんの甘い声がスタジオに響く。

「俺だったら、もっと大事にするよ。アンタに、こんな事はさせない」


『俺だったら、もっと大事にするけどな』

 ・・・そんな事、言われてない。わかっている。これは自分が勝手に重ねているだけだ。

 それなのに。

 どうして今、紬さんの声が聞こえるの。


「・・・好きだと言ったら?」

 薔子さんが囁く。

 桐谷さんが一歩、距離を詰める。

「だったら・・・」

 その瞬間だった。桐谷の視線が、ふっと横へ流れた。

 結流を見る。

 ほんの一瞬だった。けれど、確かに目が合った。桐谷さんの表情が変わる。

 そして、薔子さんの肩越しに結流を見たまま、台詞を続けた。

「・・・俺は、」

 結流の胸が、また跳ねた。

 薔子さんが、ふっと桐谷さんの視線に気づく。

 そして。

 すべてを察したように、わずかに口元を緩めた。

「・・・そういう顔、するんですね」

「どんな顔?」

「私じゃなくて」

 薔子さんがこっちを見る。

「・・・あっちが気になる顔」

 そう言い残すと、薔子さんはくるりと身を翻した。衣装の裾が、ふわりと揺れる。


 そのまま、結流の横を通り過ぎていく。


 薔子さんはちらりと結流を見る。その視線だけで背筋が凍る。演技・・・としては情感がこもり過ぎている気がした。


 見透かされている・・・?


 そのまま薔子さんはセットの外へ消えていった。

 残されたのは、結流と桐谷さん。


 カメラはまだ回っている。今の視線の意味をすぐに尋ねに行く訳にはいかない。

 桐谷さんが、ゆっくりこちらへ歩いてくる。役の中では、彼は結流の恋する相手だ。

 彼は、優しく笑った。ごまかすように。

「・・・見てた?」

 結流は答えない。

「ずっと?」

 近づいてくる。

 あと数歩。

「だったら、ちゃんと聞いて。誤解だよ」

 桐谷さんが声を落とした。


『誤解だよ』

 心臓が鳴る。

『あんな週刊誌なんて出鱈目だよ』

 頭の中で、紬さんの声が勝手に出来上がっていく。


 違う。

 これは芝居。

 わかっている。


 なのに。


 その声に、また紬さんが重なる。

『結流ちゃん』

 あの日の声。胸の奥が締めつけられる。


 桐谷さんが、さらに一歩近づいた。

「俺が好きなのは・・・」

 桐谷さんが一瞬、薔子さんの消えた方へ目を向ける。結流の目を見る。

「君だよ」


 その言葉が、胸に突き刺さった。

 紬さんではない。紬さんが言ったわけでもない。

 わかっている。

 これは台本に書かれた台詞。

 それなのに今、一番聞きたかった言葉だった。だからこそ苦しかった。


 結流は、役として彼を見つめ返す。


 泣いてはいけない。ここで涙を流す役ではない。笑う場面でもない。

 ただ、驚いて。

 戸惑って。

 それでも嬉しそうに・・・そういう表情を作らなければならない。


 なのに。嘘だと感じてしまう自分がいる。違うと感じてしまう自分がいる。

 自分が愛されていると、核心は持てないまでも純粋に嬉しいと表現しなくてはいけない。それができない。役になり切れない。


 胸の中に浮かんだのは、たった一人だった。

 紬さん。

 今、何をしているの。

 私からの連絡を見ている?

 それとも。

 もう、見たくない?

 答えはない。


 ただ、目の前の桐谷さんが、台詞を続ける。

「ずっと、君に言いたかった」

 優しい声。

 甘い声。


 紬さんの声ではない。

 なのに結流の心は、その声の奥に紬さんを探してしまう。

 そして・・・。



「はいっ、カット!」

 乾いた声が、スタジオの空気を切った。

 結流は、そこでようやく瞬きをする。その場に立ったまま動けなかった。

 台詞は間違えていない。

 立ち位置も。

 表情も。

 視線も。

 全部、できていた。

 それなのに。胸の奥だけが、ひどく疲れた。


 照明が熱い。

 すぐ目の前に、桐谷さんの顔があって思わず身を引く。

 大型セットの中、スタッフ達が一斉に動き始める。

「香炉、一旦消してー!」

「タオルお願いしまーす」

「カメラ位置戻しますっ」

 怒号みたいな指示が飛び交う。


 けれどそのどれよりも先に、結流は視線を感じていた。

 怖いくらい真っ直ぐな視線。


「・・・何考えてるのか知らないけど」

 低い声。


 結流は振り向く。

 そこにいたのは、薔子さんだった。

 小柄な体。百五十センチそこそこの華奢な輪郭。けれど現場では誰より存在感がある。

 いつもより更にまっすぐ作られた黒髪が頬に張りつき、陶器みたいに白い肌を際立たせている。大きな瞳はドールみたいなのに、今は氷みたいに冷たい。10代役も違和感なく演じられる異常な透明感。

 なのに怒ると、その綺麗さがそのまま刃になる。


 スタッフ達が何事かと、ちらちらこちらに視線を送る。


「集中できてないでしょ。できないなら帰ったら?」

 ぴしゃりと言った。

「迷惑」

 スタジオ内の空気が止まる。

 近くにいたスタッフが目を逸らした。

 メイクさんの手も止まる。


 結流の喉が詰まる。

 反論できない。できるわけがない。実際、集中できていない。


 台詞は入っている。

 動きも覚えている。

 でも役になり切れない。感情が、どこか別の場所に置き去りになっている。


 鞄の中のスマホを思い出す。

 既読。

 それだけ。

 紬さんへ送ったメッセージ。既読にはなる。でも返事は来ない。


 最初は、忙しいんだと思った。

 ツアー前だと聞いていたし。レッスンもリハーサルも衣装合わせもあるだろうし。取材もある。宣伝のために、ありとあらゆるメディアに出る必要がある。トップアイドルだから。


 だから待った。

 一週間。


 大丈夫。

 あとで返そうと思って忘れてるだけ。

 そう言い聞かせた。

 でも、返信はなく。悩んで悩んで、二回目を送って。

 それも既読になって。

 でも、やっぱり返事は来なかった。


 理由なんて、わかっている。

 結流はゆっくり目を伏せる。・・・あの日からだ。

『俺の誕生日、一緒に過ごせない?』

 そのメッセージを見た瞬間、心臓が跳ねた。

 仕事終わりの夜。車の窓に流れる東京の灯りが、やけに綺麗に見えたのを覚えている。

 嬉しくて。

 信じられなくて。

 でも同時に、少しだけ怖かった。

 いいのかな、と思った。

 アイドルの紬が。

 今、一番勢いのあるSTELLA-Rootsが。

 自分なんかに、そんな言葉をくれて。

『もちろんお願いします』

 すぐ返した。

 少しでも間を空けたら、夢みたいに消えてしまいそうで。

 その数日後に決まったパリコレの話。

 会議室の空調の音だけが妙に響いていた。


 何度も画面を開いて。

 閉じて。

 文章を書いて。

 消して。

 結局、送ったのは短いメッセージだった。

『ごめんなさい。

 仕事が入ってしまって、行けなくなりました』

 本当は違う。

 本当は、もっと言いたかった。楽しみにしてた。会いたかった。一緒にいたかった。

 でも、それを書けば書くほど言い訳みたいになって。

 苦しくなって。


 最後には、ただの謝罪だけが残った。


 送信。

 数秒後。

 既読。

 それだけだった。勿論、直接会う事も出来なくて。


 そして、帰国後の週刊誌・・・。



「一旦止めます! 十分休憩入りまーす!」

 スタッフの声で、現実へ引き戻される。

 結流はゆっくり顔を上げる。

 現場の空気が少しだけ緩む。

 張り詰めていた照明の熱気の中、スタッフ達が慌ただしく動き始めた。


 薔子さんはまだこちらを見ていた。


 怒っている。

 当然だ。

 せっかく。

『次のドラマも一緒に出演できるね』

 そう笑って声をかけてくれたのに。今の自分は、その期待に何一つ返せていない。


 結流は爪が食い込むほど拳を握る。

 ちゃんとしなきゃ。

 そう思うのに、頭のどこかではずっと、返事の来ないメッセージ画面だけが光っていた。


 結流は小さく息を吐くと、その場を離れた。

 スタッフ達の動線を邪魔しないようにセット裏へ抜け、簡易テーブルと紙コップが並ぶ休憩スペースへ向かう。

 コーヒーメーカーの機械音。誰かの笑い声。モニター確認をしているスタッフ達の話し声。

 ざわざわした空気の中にいても、結流だけが上手く馴染めない。自分で紙コップにコーヒーを入れる。

 ぬるい。

 飲む気にもなれず、そのまま視線を落とした時だった。


「・・・暗い顔」

 声が落ちてくる。振り向く前にわかった。


 薔子さんだ。怒っていても人形みたいに綺麗だった。

 小柄な体。華奢な肩。自分とは違う生き物みたいだ。こういう外見だったなら、振られたりしないのかな。

 結流はそっと息をついた。


 何だかんだ言っても、可愛い外見の方がモテる。これまで告白した事はないけれど、でも教室の隅で男子達や、会社の休憩室で男性社員達が、誰々が小さくて可愛い。氷室はデカ過ぎだろ・・・何度も聞いた。その中に、ちょっと好きになりかけていた男子がいた事もある。


 薔子さんのぱっちりした目は少女みたいなのに、その奥だけが妙に大人だ。29歳と聞いた時は、正直芸能界特有のサバ読みかと思ったくらいだ。本当だと聞いた時は、失礼にも3度確認した。


 結流の前に立ったまま、薔子さんは腕を組む。

「あなたの役が草臥れてたら、私の役が立たないでしょ」

 ぴしゃりと言う。

「しっかりしなさいよっ」


 痛いほど真っ直ぐな言葉だった。結流は何も返せない。図星だった。

 薔子さんがじっと見る、その大きな瞳で。その視線だけで、誤魔化しが全部剥がされる気がする。取り繕った言葉も言い訳も、全部。


「・・・パリコレ歩いたのでしょ」


 結流の肩が揺れた。

 薔子さんは視線を逸らさない。

「男よりパリコレ取ったのでしょ」

 さらりと言われる。皮肉でもなんでもなく、ただ事実を確認するみたいに。

 でも結流の中ではそんなつもりはなかった。パリコレを歩いた事がニュースになれば、もう紬さんにも言ってもいい。誕生日の事を謝って、別の日に改めて誕生日祝いをして、それで・・・普通に続くと思っていた。


 恋人にはなれなくても、友達以上恋人未満、くらいには。


 薔子さんはふっと息を吐いた。

「私なんて、歩きたくても声もかからないわ」

 軽い口調だった。

 けれど結流は、一瞬言葉を失う。

 九条薔子。

 10代から何度も主演を張り続ける女優。透明感の象徴みたいに言われる存在。

 その薔子さんでさえ、選ばれない側になる世界。


 結流は喉が詰まる。あのオーディションが、どれだけ異常な切符だったのか。

 これまでコンプレックスで、可愛いと言われた事もない。この高身長が武器になる。改めて突きつけられる。

 同時に、胸の奥がじくりと痛んだ。


 あの日。

 自分が選んだもの。置いてきたもの。

 はっきりと選んだわけじゃない。流された気持ちはある。でも、最終的に同意したのは自分だ。

 それを全部見透かされた気がした。


「・・・何で・・・」

 知ってるの。そこまで言えなかった。


 薔子さんは小さく鼻で笑う。

「長くこの世界に生きてるのよ」

 薔子さんは壁に軽く背を預ける。細い腕を組み、長い睫毛を伏せるみたいに一度だけ瞬きをした。その横顔は、作り物みたいに整っている。

 けれど次に上がった視線は、妙に現実的で冷静だった。

「聞きたくない事まで耳に入ってくるわよ」


「リアルツンデレだねぇ」

 急に、場違いなくらい軽い声が割り込んだ。

 結流は振り向く。

 潤(じゅん)さんが、休憩スペースの入口に立っていた。

 長身。

 ラフに崩した衣装。髪は無造作なのに妙に整っていて、細い銀縁眼鏡がよく似合う。片手を着物の袂に入れたまま、にこにこしている。そのにこにこがちょっと怖い。

 目の奥だけが笑っていない。細く切れ長の視線が、相手を値踏みするみたいに静かに動く。怒鳴るタイプじゃない。むしろ穏やかだ。

 静かな声で逃げ道を塞ぐタイプ。

 本当に、副業で高級クラブの奥で若頭やっていても驚かない、と結流は一緒にドラマをするようになっても時々思う。


 知的で。

 品が良くて。

 ちゃんとして見えるのに、絶対に敵に回したくない顔。

 人懐っこそうに笑っているだけで、何故か悪役に見える。


「何でアンタが覗いてるのよ」

 薔子さんが露骨に眉を寄せる。それに対抗できる薔子さんも凄いと思う。

「結流ちゃんが怖がってないかと思って」

 潤さんが少し肩を竦めた。

 冗談っぽい口調。

 けれど視線だけは、ちゃんとこちらを見ている。

「薔子さんって、実は口調キツいから」

「悪かったわねっ」

 即座に返す。

 潤さんは楽しそうに笑った。

「そんなとこも、俺は好きだよっ」

「余計な事言ってないで、行くわよっ」

 薔子さんが苛立ったように踵を返す。小柄なのに、歩くだけで周囲の空気が動く。数歩進いてから、ふと思い出したみたいに振り返った。


「結流ちゃんも、それ飲んだら、来なさいよっ」

「じゃあ、俺も行くんで~。待ってるよ」

 潤さんがひらひら手を振る。


「・・・はい」

 二人が去っていく。


 ざわついた休憩スペースの音だけが戻る。

 結流は少し遅れて、手の中の紙コップを見る。コーヒーに、ゆっくり口をつけた。

読んでくださってありがとうございます(*_ _)

ポイントを入れてもらえると、嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
 時司 龍さん、こんにちは。 「既読の向こう側~ステップ・バイno.6」拝読致しました。  巫女役の、結流。  気になる人の配役が、どうしても紬に見えてしまいます。  私も、お仕事とはいえ、そっけ…
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