Mienaino
私は岩であった
岩とはなにかもじつはしらない。
転がりつづけ
ついにはいしになった
もちろんいしとはなにかはしらない。
とりあえず砂になった
目の前はうみだ。
むかし『かわ』というホンをよんだ。
姪にもかってあげた
もうゴールなのか
それはしらない
でもおわりです
といわれればそれまでだ
ここにはなにもない。
一面のすな
もう一度やりなおしたいか
もしそうきかれたら
いやだとことわる
じぶんはじぶんとしてはせいいっぱい
やった こうかいはない
うしろを みる
いしやいわのままもある
まえを みる
うみだ じつはちいさいころからしっている
しっている
たぶん
では このさきは
あ しらない
え しらない
ここからが そう
ここからは かわはない
だけど はてしなく
はてしなくとおく
はてしなく うみを ふかく
ふかく
まっくらやみだけど
ちいさく こまかく
しらない
さあ ここからがすべてのはじまり
かぎりなく こまかく そして やさしい ねむりが おとずれる
まで こまかく
と、忘れないうちに書きたかったです。
感想のお返しがあとになって大変申し訳なくすいません。