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彼の特殊な精霊事情  作者: 神楽久遠
ワールドイベント開幕
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91話 月下の舞姫(前編)




──レント──



 英雄(ヒーロー)は遅れてやってくるってな奴だな。いや、あいつの今の姿ならばヒロインと呼ぶべきか?


 蒼白く輝く巨大な弓から放たれた矢に貫かれ、光と共に爆発四散した大熊がいた場所を、呆れた目で眺める。


 当然の事ながら、あまりにも馬鹿げた魔法の威力を目の当たりにした二人は事態の推移に付いていけず、ポカンとした表情を浮かべていた。


「ちょっ、ちょっと待って……えと、一撃ってなによ? なんなのよ? そんなのあり!?」

 

「まあセイの魔法は色々とおかしいですから」


「え……? これをセイちゃんが?」


「こんな事出来る奴は、知っている限りあいつだけですよ」


「……成る程、これがあの子の特異職(ユニーク)としての力か。だから『切り札』と言っていたのだな。俺の防御スキルも有り得ない堅牢さになっていたし、こうも容易く戦況を一変させるとは」


「あいつの場合『特異職(ユニーク)だから』だけじゃ、片付けられないですけどね」


「そうだったな」


 構えていた盾をようやく地面に下ろし、彼は周囲を見回す。その動作に釣られ、俺も同じように視線を移す。


 仄かな燐光が舞い散る光のドームが俺達の周囲に展開されており、その外側には色とりどりに光輝く精霊達の共演が繰り広げられていた。


 まるでイルミネーションショーの真っ只中に迷い込んでしまったかような錯覚を覚える。これだけの大規模な精霊喚起を行えるのは、あいつ以外に有り得ない。

 こんな非常識な魔法を操る奴が他にいてたまるか。


 この世界(ゲーム)の魔法の通説や常識にあいつは疎い。

 だが、純粋無垢な想いや発想力を持つがゆえに、世界を支える精霊に慕われているのだろうか?


 故にあいつを慕う精霊達はその願いを全力で応えようとし、その結果、常識外れな魔法を発動させる事が出来ていると、俺はそう踏んでいる。


 それにだ。

 俺を含め、大抵の奴はここまでしか出来ないと、勝手に自分で限界を無意識に決めてしまうしな。こういう所はあいつに見習わなければなるまい。


「精霊魔法の真髄……想い願う力か」


 かつてあいつが円卓の二人に語ったそのフレーズを思わず独りごちる。


 俺の呟きに反応したヒンメルさんがこちらに視線で問いかけてくるが、俺とてその言葉については、そのまんまの意味しか分からない。


「セイからの受け売りです。俺には額面通りの意味しかわかりませんよ」


「うーん、セイちゃんも言うようになったわねぇ。まあこれでこの戦いも終わった事だし、後はのんびりと……」


「──いや、待てヒンメル。まだのようだぞ」


 クマゴロウさんが唸り声を上げる。彼の視線を追っていけば、そこには蠢き集まっていく邪気の塊があった。

 それは段々と集まって球形になっていき、大きくなっていく。


「何よこれ!?」


「これは……あの時の」


「知っているのか? レント君」


 雷鳴の精霊(ヴォルティス)の祭壇でセイが相対した邪気の塊とそっくりだ。セイがスクショを撮っていたから、見せて貰ったしな。

 あの時のトロールがその塊から這い出てくるシーンまであったから、よく覚えている。


「邪気の卵……いや、これは繭か。あの邪気の塊が本体のようです。HPがかなり残ってますし、別の姿に変化するのではないかと」


「つまりこれから第二形態なのか? やれやれ、仕切り直しだな」


 周囲に飛び散っていた邪気が全て繭に吸収されたと同時に、俺達の周りに展開されていた光の防壁が霧散していく。邪気から俺達を守り続けていたその防壁は、危険がなくなったのを受け、その役目を終えたらしかった。


「クマゴロウさん! 怪我は!? 体調は問題ないですか!?」


 さて戻るかと正門へと向き直った時、開かれていたその門からルシエルを先頭に数人が駆け出して来た。


 確か三人ともが回復職だったはず。あれだけの攻防の後だ。俺達の誰かが怪我をしているかもしれないと、急いでやってきたのだろう。


 先頭にいたルシエルが、慌てふためいてこちらの状況を訊ねてきた。


「誰一人問題ない。セイが魔法で守ってくれたからな」


「え?」


 クマゴロウさんのその言葉を聞いて、ルシエルはその答えの意味が分からず、その顔に疑問符を浮かべる。


「あの……どうしてそこでその人の名前が?」


「なんだ、見ていないのか?」


「いえ、その……僕はどんな人か知らないですし。さっきまで輝く精霊達が僕達の援護に来てくれていた事は分かるんですが、それと何か関係があるんですか?」


「あれら全て、セイが使った精霊魔法だよ」


「……は?」


 俺のその言葉が理解出来ず、豆鉄砲を喰らった鳩のような表情になるルシエル他二人。


 開戦前、散々精霊魔法を馬鹿にしていたルシエルだ。さっきの現象に精霊が関係しているのは理解出来ても、それが精霊魔法として放たれたとは想像だにしてなかったに違いない。まあ気持ちは分かる。


「あ、あれが精霊魔法だって!? 嘘でしょう?」


「ちょっと! うちのセイちゃんを疑うつもり!?」


「あ……い、いえ。そんなつもりは……」


「じゃあどういうつもりよ!」


 腰に手を当ててすごんでみせるヒンメルさん。

 逆に可愛いだけで全く怖くないんだが、その勢いに気圧けおされたのか、しどろもどろになったルシエルにヒンメルさんは詰め寄っていく。


 いや、まあそんな事はどうでもいいんだ。

 それより次の手を早期に打つ必要がある。こいつが産まれてしまう前に、さっさと準備を終わらせないと。


「ヒンメル、その辺にしておけ。急いで戻るぞ。あれの対処をセイやダンゾーと話し合わなければな」


「……むう、分かったわよ。

 じゃ、私はお先に行くわね」


 クマゴロウさんのとりなしにあっさりと追及を止め、「セイちゃーん! 待っててね!」と叫びながら、翼をはためかせて飛び立っていった。


 相変わらずのブラコンぶりと奔放さだな。

 姉と兄(ふたりと)も普段はビシッとした頼りになる人柄なのに、あいつが絡むと途端に残念な人になるからなぁ。セイの奴、よく今までグレなかったものだ。


「ま、気にするな」


 あからさまに疲れた顔を見せるルシエルの肩を叩き、俺達はぞろぞろと歩いて戻っていった。





「……僕は遂に天使に出会ってしまった」


「……は?」


 戦略会議を終え、急ぎチーム編成を行っている最中、いきなり隣で呟かれた頭のおかしい台詞に、俺は思わず耳を疑った。


 天使って何だよ、天使って。ヒンメルさんの事じゃないよな? こいつは前から同じクランだし。

 という事は、同じ回復職のティリルか? まさかうちの妹……じゃないよな?


「おい、ルシエル。お前いきなり何を言って……」


「彼女だよ、彼女。あの美しい白藤色の髪、鈴の音のような可愛らしい声、コロコロ変わる愛くるしい表情とその笑顔……。

 ──あぁ、一目惚れって本当にあるんだなぁ……」


 ちょっと待て! そっちか!?

 天使ってセイの事かよ?


 確かに思い返せば、側防塔で合流してから急に喋らなくなって、ずっと上の空のような感じだったが、マジで脳内がお花畑になっていたとは。


「……お前な。このくそ大変な時に何言ってやがる。まさかとは思うが、ちゃんと会議の内容が頭に入っているんだろうな?」


「大丈夫、僕は正常(まとも)だ」


 いや、そもそも会話が繋がってないぞ。きっと駄目な奴だ、これ。


「目が覚めたよ。精霊魔法って素晴らしいね。まさに彼女の為にある素晴らしい魔法だ。

 ……彼女の為だったら、死すら(いと)わず、僕は何だって出来る。彼女の盾役でも何でもやり遂げるよ……」


 ……やっぱ駄目だ、こいつ。


「あのな。もう一度簡単に言うぞ。セイに嫌われたくなきゃ必死で覚えろ。

 ──お前はクマゴロウさんのチームに入る。他のメンバーはヒンメルさんにユイカ、そして俺だ。この五人で奴の正面を取る。パーティー枠制限がなくなり、軍団(レギオン)の強化支援は全てセイが担当するからこそ、可能となったフォーメーションだ。

 ──ちなみにセイは門の上から離れられないから、俺達の傍に居ないぞ」


「なん……だって……? 僕のチームじゃないだと……? 

 馬鹿な! 誰の陰謀だ!?」


 言ってて不安になってきた俺は最後にそう付け足したんだが、案の定その言葉にルシエルは過剰反応を示した。

 天を仰ぎ、頭を抱えて絶望的な表情を浮かべる。


 やっぱり聞いてなかったじゃねぇか!

 むしろこっちが絶望したいわ!


 こいつは俺達のチームのヒーラーなんだぞ。しっかりしてもらわないと困るっての。


「彼女にいい所を見せられないじゃないか。どうしてくれるんだ!?」


「知るか! 色ボケ過ぎるぞ!」


「愛に生き、愛に殉じて何が悪いっ!」


「やかましいわ! 大体あいつは……」


「彼女を! セイさんをあいつ呼ばわりするな!」


「お前に俺の幼馴染の何が分かる! それにあんなナリだが、あいつはおとっ!?」


 売り言葉に買い言葉で、つい口を滑らせかけたが、危うい所で無理やり口をつぐんだ。

 だが、ルシエルは止まらない。


「おと? 何が言いたいのか知らないけど、『俺の』とは大きく出たね。そんなに僕がセイさんに近付くのが嫌かい? 僕に負けて取られるじゃないかと思っているんだろう?」


「あのな……」


 まあ言ってしまった所で、今のあいつを見て男だと分かる奴はいないんだが、あのまま男呼ばわりしていたら、更に火に油を注ぐ結果になっていたところだ。


 しかしこの状況を冷静になって端から見たら、一人の女性を取り合って口論している野郎どもの図である。


 これはマジでヤバい。このやり取りは駄目だ。俺までコイツと同類に見られてしまう。

 しかもこれ、色んな意味で黒歴史まっしぐらじゃないか。


「……そうか、そうなんだね。やっぱり思った通りだ。口でいくら否定してても、その態度からわかる。僕と同じだ。君も狂おしいほど、彼女の事が好きなんだね。だからそんなこと言うんだ」


「いや、だからそうじゃなくてだな……。あいつとは親友であって、別にそういう仲じゃないぞ」


 冷や水を浴びせられたように冷静になった俺は、何とかそう説明しようと返したが、自分で言ってて言い訳にしか聞こえんよな。この台詞。


「そうやっていくら誤魔化そうとしても、僕の目は誤魔化せないよ。しかもまだ想いを伝えられていないと見た。絶対に君に負けない。

 ──そう、勝負だ! 現実リアルの距離が全てではない事を証明し、必ず振り向かせてみせる!」


 あぁもう! コイツめんどくさっ!

 この野郎、人の話をちゃんと聞けよ!


「おーい、お兄~。うちのパーティー分のポーション貰ってきた……よ?

 どうしたの? 頭なんか押さえて」


 ユイカが木箱を抱えてこちらに走ってきたが、俺達の様子がおかしい事に気付いて問い掛けてきた。


 そんなユイカを手招きして、独りブツブツ呟き出したルシエルの傍から急いで離れると、小声でさっきのやり取りと現状の問題点を伝える。


「──という訳だ。お前からもセイの事をあいつにちゃんと言ってやれ」


「嫌。キモい。関わりたくない。別に放っておいたらいいじゃない。むしろお兄も対抗して『お前なんかに俺のセイを渡さん』くらい言ったら?」


「あのな……馬鹿かお前は。それに頼むから、もうあいつを女の子扱いするな。こいつみたいな勘違い野郎がもっと増えるぞ」


「ふーん?」


 いや、ふーんって……。


「女の子相手に甘過ぎるセイ君でも、男が相手だったら流石に全力で拒否るでしょ?

 だからこれでいいと思うの」


「おい。まだ続けるのかよ、それ」


「そうだよ?」


 全く悪びれもなく、あっけらかんと言うユイカ。

 うわぁ、最悪だな。


「それにあの姿を見て、誰も本当の事を分かる訳ないでしょ。今度はあたしがかわいそうな目で見られるじゃない。

 お兄が頑張って守れば綺麗に収まるし、それでいいんじゃないかなぁ?」


「こら待て。それだと俺へのダメージとヘイトが半端ないんだが?」


「お兄、ふぁいと♪」


「やかましいわ!」


 ああ、くそぅ。どうしてこうなったんだよ!





 そうこうしているうちに、羽化の時間がやってきた。

 二時間後に羽化すると聞いた時は部隊再編成が間に合うのかと焦ったんだが、意外と何とかなるもんだ。


 完全に邪気の繭を包囲した状態で、思い思いの場所に座り込み、開戦の合図を待つ。


 それと再度実験的に繭に攻撃を仕掛けてみたんだが、やっぱり無意味な事が判明しただけだった。

 全く手ごたえがないし、全ての攻撃がすり抜けてしまう。余計な体力を使うのも馬鹿馬鹿しいので、全員取り囲んだ状態で大人しく待っている。


「そろそろか」


 座っていたクマゴロウさんが立ち上がり、目の前の繭を見上げる。そこに大きく亀裂が入っていくのを認め、全プレイヤーに号令をかける。


「総員戦闘配備! 各隊は持ち場につけ!」


 卵の殻が徐々に割れていくような音が響く中、俺達は慌ただしく乱れていた隊列を組み直す。そんな中、周囲に再び精霊達が舞い始めた。


「セイが始めたか。

 ……しかしこれ、えげつないな。ぶっ壊れじゃないか」


 ステータスメニューから付与状況を確認し、あまりのぶっ飛び具合に嘆息する。


 俺の各種ステータス基礎値が二十四も底上げされているだけでなく、〔STR上昇〕を始めとする六種類の強化付与に、〔肉体系異常耐性上昇〕〔精神系異常耐性上昇〕〔邪気耐性上昇〕〔戦意高揚〕〔HP自動回復・大〕〔MP自動回復・中〕そしてトドメに〔光属性付与〕ときた。


 しかも俺だけでなく、この戦いに臨む軍団(レギオン)全体の強化が、月の精霊を仲間にした『御子』という職種の真骨頂。


 先程の攻撃系精霊魔法はセイの発想力があまりにもブッ飛んでいるだけで、本来の役目はこちらの筈。


 当然ながらカグヤと精霊化しないと使えないと言っていたが、逆の言い方をすれば、その条件さえクリアすればいつでも可能だという事だ。

 その代わり、自身の戦闘能力が全て無くなると聞いているから、必ず守ってやらなければなるまい。


 側防塔の方へと視線を移す。


 俺達が展開している場所とそんなに離れていない為、その屋上でゆるりと舞い踊るセイらしき姿が確認できる。

 そしてその傍には、セイが契約した幻獣・麒麟と雷鳴の精霊(ヴォルティス)ことティア、そして癒し手であるティリルの姿もある。


 ユイカの話じゃ、ティアと行っている精霊化の姿とはまた違うらしい。ここからじゃ細かいところまで見えないから、どんな姿になっているかまでは不明だ。


「セイさん、こんなボスくらいぶん殴って倒してやりますよ。見ていて下さい!」


 ルシエルが気合を入れて何やら叫びながら杖を振り回しているが、大体回復特化の回復職ヒーラーがボスをぶん殴るって訳が分からない。まさか突然殴りヒラでもする気か?


 まあ必要以上に突っ込んで、本人のやる気に水を差すようなことはしないが。



 バリンッとひときわ大きな破砕音が響く。

 見上げれば、繭から飛び出た丸太のような筋肉質の右腕が見える。ざわめく俺達プレイヤーを余所に、闇色の欠片を撒き散らしながら、その全容を露わにしていく。そして姿を見せたそのボスは……。


「おいおい」


 呆れにも似た感嘆が漏れる。

 毛皮に覆われた人間のような剛腕を持つ熊の獣人。ただし顔と腰から下は、完全に熊の姿のまんまだ。


「ケンタウロスの熊ヴァージョンね。ここはひとつ『クマタウロス』とでも呼ぼうかしら?」


「ヒンメルさん。変な呼び名つけないで下さいよ」


 鑑定が教えてくれる名前は、前と同じ『ディスアグリー』のまんまだ。しかし人型の上半身の部分があるから、その分だけ前よりでかくなっている。

 山小屋サイズだったその大きさが、熊に人型の上半身が付いたことで、二階建て家屋程の大きさに様変わりしている。


「オオオオオオォオオッ!」


 両手を広げ、天に向かって吼えるディスアグリー。空気がびりびりと震え、その音の衝撃波に多くのプレイヤー達が咄嗟に耳を防ぐ。


 その手に邪気が集中し、闇色の大剣が出現。それを上段に構え、クマゴロウさんに向かって叩き付けてきた。


「ッ!?」


 何とか防御が間に合った。


 彼が頭上に掲げた大楯タワーシールドに接触し火花を散らす。そのまま受け流された大剣が轟音と共に地面へとめり込んだ。


 奴の膂力に逆らわず受け流した事、セイからの援護魔法(バフ)があった為か、何とか無事に受け流せたようだ。それでもあの時馬鹿正直に真正面から受け止めてしまえば、そのまま叩き潰されていたと認めざるレベルの攻撃だった。


 多くのプレイヤー達もその事実に気付いていたが、誰一人引かない。引くつもりもない。


「恐怖に足をすくませるな!

 前を見据え、しっかりと受け流し、避ければ問題ない!」


 クマゴロウさんが吠える。

 その掛け声に「オウッ!」とあちこちから気勢が上がり、各々がその手の武器を構える。


 全員が全員とも、力をセーブしながら戦う気など元よりなかった。

 短期決戦。全力で目の前のコイツを()る。

 後の事などどうでもいい。確実にぶっ倒す。


 そう。


 昨日からずっと頑張り続けるセイの姿に。

 弱音など吐かずにひたすら皆の為に舞い続けるあいつの姿に。


 少し前まで門上や出撃せずにビビっていたプレイヤーでさえ、その瞳に力が宿り、門の外に立ち、一歩も引かない心意気で武器を構えているのが見てとれる。



 そう、たった一人あいつがこの場にいるだけで。



 バラバラだった全員の心が一つになっていた。





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