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彼の特殊な精霊事情  作者: 神楽久遠
ワールドイベント開幕
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65話 魂の契約

ティリルの一人称を『私』→『わたし』に変更しました。こっちの方が彼女に合ってる気がしまして。

過去の話も修正済みですが、残ってたら見つけ次第修正していきます。


「さて、これ以上は遅くなるから、そろそろお開きにしよう。

 じゃ最後にセイさん。貴女に関して、気になった事を聞いていいかい?」


「構いませんよ」


 奴ら──精霊や世界の住人を害しようとしている集団への対処、それに今後の予定を軽く決め終わった所で、アーサーさんがそう切り出した。


「貴女はどこまで深く精霊と個人的な関係を持っているんだい?

 それと話に出てくる精霊王女というのは、誰も姿を知らないという、かの元素の精霊であるエレメンティアの事で合ってるのかな?」


 応えられる範囲で構わないよと付け加えてくるアーサーさんに、ボクは頷きを返す。

 その質問は来ると分かっていたし、既に回答も用意してあった。


 そして想いを同じくする仲間であり、これより連携していく彼らにも、きちんと話そうと思う。


「そうです。ボクはその精霊王女エレメンティアの御子であり、ボクが最初に加護を受けた精霊になります。

 恐らくその繫がりから、精霊女王エターニア様に関心を向けられているようです」


「じゃ俺も質問がある。あの精霊の加護解放アナウンスは、やっぱりセイちゃんが達成したのか?」


「はい。あの時彼女から寵愛を得て、ボクは〔御子〕になりました。

 そして……」


 そこで言葉を切り、いたずらっぽく笑う。

 そのままボクは立ち上がらず、その姿勢のまま背もたれのある椅子から背後にズレ・・


 全員の息を飲む音が聞こえる。

 この技は誰にも言ってなかったからね。


 ここに帰ってくる途中での戦闘行為や常時スキルを使用していたおかげで、精霊化スピリチュアルのスキルレベルが上がり二十を超えた。

 そしてその時に会得した〔物質透過〕。精霊なら誰もが出来る技だ。


 このように全ての物質ではないものの、物体をすり抜けれるようになったという事は、壁抜けはもちろん、たとえ閉じ込められるような事があったとしても、条件さえ満たしていれば、それを気にせず自由に動けるようになったという事だ。


 当然のことながら、透過の力を使う度にMPマナを消費してしまうけど、今後色々と使い道のありそうな能力が得られた。


 ここ最近特に思うんだけど、順調に段々と人間離れしていく感じは否めないけどね。

 恐らく更にレベルが上がっていけば、精霊としての技が増えていくんだろう。


「このように精霊の力と同化する事によって、その精霊が持つ力の一片を扱えるようになりました」


 足を曲げ、ふわふわと浮いた状態から再び床に降り立ち、精霊化スピリチュアルの解除を行う。


 湧き出る燐光と共に、白に近い薄藤色に変化していた髪色が元の銀に、雷精ティア加護衣ワンピースから普段着ている和袴に戻っていくのを見て、


「さっきまでは〔精霊進化(雷)〕で藤色。恐らくヴォルティスの力。そして解除で、元の銀髪へ、か。

 あの坑道の中で貴女の髪が金色になっていたのは、今と違う精霊の力を使っていたからだね」


「ええ、あの時使っていたのは、エフィ──いえ、エレメンティアの力ですよ。

 ティア、カグヤ。こっちに」


 ボクの呼び掛けにカグヤがこっちの左腕に擦り寄ってくると同時にその姿が正装に変化し、次いでボクの右腕に抱き着くようにしてティアが顕現する。


 突然目の前に現れたティアとカグヤの羽衣ドレス姿を見て、アーサーさんとマーリンさん、そして合流組が声にならない驚きを上げる。


「改めて紹介します。

 こちらが月の上位精霊のルナ。そして雷鳴の上位精霊ヴォルティスです。二柱ふたりにはいろんな理由でカグヤとティアと愛称を付けてます。

 本当はエフィも紹介したかったのですが、映像にもあった通り、彼女はボクの中で眠りについていますので、後日機会を作って紹介しますね」


 ボクの紹介に二柱ふたりはペコリとお辞儀をし、カグヤは隠れるようにボクの背後に回って引っ付いてきた。


「まあカグヤはこの通り人見知りな上甘えん坊なので、その辺を考慮して貰えると嬉しいです」


 この人は自分のご主人様だと言わんばかりに、カグヤはボクに依存が強い。

 ゆっくりと少しずつでいいから、自立出来るようにさせていかなきゃな。


 ボクの背中にべったり甘え始めるカグヤに苦笑しながら、そう締めくくった。


「私もおに……セイ様に存分に甘えたいのですが?」


 ボクの事を完全に女性と思われてしまったのを見て、ティアも普段の呼び掛けは出来ないと思ったのだろう。

 普段通り「お兄様」と言いかけた言葉を、無理矢理「セイ様」に直してすり寄りながら、上目遣いで見つめてくるティアの頭を撫でておく。


「しかしえらく懐かれておるのぅ。お主、どうやったらそこまで好かれる事になるんじゃ?」


「……むぅ」


「まぁまぁ」


 笑みの形をしているけど、どこか値踏みをしているような視線で椿玄斎さんがそう問いかけてくる。

 その後ろには、どこか不満そうな顔をしているユイカと、そんな彼女を慰めているティリルの姿が見えた。


 そんな幼馴染に少し罪悪感が湧き上がるのを感じつつも、彼女達から視線を外して椿玄斎さんの方を向き直る。


「思うがまま、やるべき事をやってきただけで、その結果、精霊ひと助けをしてきただけなんですが」


精霊ひと助けのぅ。まあ、これから儂も協力するでな。じっくり見させてもらって、儂もモテモテになれるよう参考にさせて貰うわい」


 カラカラと笑うお爺さんは、どうやらボク自身の正体の告白をあっさりと受け入れたように見える。

 そして出会った時からその様子をずっと見てきたけども、この人は感応石の動画を見ても、自分のやる事は一つだといわんばかりに全く動じもしなかった。


 その姿は、まさに泰然自若たいぜんじじゃくそのものだよね。


「ええ、椿玄斎さん。これからよろしくお願いします」


「堅いのぅ。お主みたいに可愛い子なら『お爺ちゃんよろしく~♪』くらい言って欲しいのぅ」


「あは、あはは……」


 それはあまりに軽すぎるでしょ。

 そんなの恥ずかし過ぎるって。




 アーサーさん達二人とレントと椿玄斎さんの組み合わせ、そして源さん夫婦も二人部屋と、それぞれ別の部屋を借りるために一階にある受付に向かったのを見て、ボクも再度部屋割りを決める為に一緒についていこうとしたら、妙ににこやかなユイカに襟首掴まれて引き戻されてしまった。


 ボクとユイカはこのままこの部屋を使用し、更にティリルを加えた部屋割りにしたいらしく、つまりは余計な事をするなって言いたいみたい。


 ユイカ達相手で、なあなあで済ませちゃっていた今までと違い、これからはティリルもいるんだから、やっぱりきちんと分けないといけないのに。

 何故に邪魔をするのよ? 


「こっちは『女の子』部屋だし、これでいいの」


「ちょっと、ボクはおと……」


「こっちは『幼馴染』部屋だし、これでいいの。ただしもちろんお兄は除く」


 抗議しようとした瞬間、言い直してくるユイカ。

 いやその言い方だと、レントが可哀想でしょうに。それに……。


「この借りてる部屋、二人部屋(・・・・)を二つなんだけど、ティリルの分はどうするのさ」


 そう、そもそもこの宿屋には、一人部屋と二人部屋、そしてパーティーの人数上限である六人部屋の三パターンしかない。

 そして中で繋がっている部屋があるのは、二人部屋のみ。つまりはこれが四人用の役目を果たしている。


 他の部屋だとロスが出るからと言われ、強引に決められたんだけど、これでこの部屋を使用するのは五名。流石に無断使用はいただけない。


「もう一部屋は着替え用でしょ。そもそもみんな、いっつもセイ君のベッドに潜り込んで寝てたんだから」


 ちょっ、何故にティリルに暴露すんのっ!?


 ユイカのぶっちゃけ発言に、「ふわぁ……」とトマトのように真っ赤になるティリル。

 (そし)りを(まぬが)れない状況に、ボクは言い訳じみた釈明になることを覚悟の上で口を開いて……。


「あの、あの!

 ……わたしもこれからセイくんと一緒のベッドに寝ることになるんでしょうか?」


 い、いいいきなりなに言い出すのっ!?


 モジモジとしながら上目遣いで質問してくるティリルに、ボクはそんな(なな)め上な事を先に言われて絶句する。


「それじゃベッド繋げて大きくして、みんなで寝る?」


「良いですね。でもお兄様の隣は二つしかないんですが、どうするんですか?」


「日替わりにするのが妥当だよね」


「その、別にセイの足元でも、上でも……」


「ちょっと待ったっ!

 カグヤさん、どこを枕にする気よ」


「どこって……えへへ」


「あわわわわ……」


 オカシイナ。

 みんなが何喋ってるか、だんだん理解出来なくなってきたんだけど。

 エフィの時は寝ている間に普通に居なくなっていたから、こんな事態にはならなかったのに。

 ティアくらいの年の子ならともかく、その、駄目です。


「無銭宿泊ダメ、絶対!」


 らちが明かないので、あくまで宿屋の事を全面に出して説得する。


「もう一つ一人部屋借りて、ボクがそっちに移動します」


「「「「えー」」」」

 

 不満そうな声が上がる。


「お兄様と離ればなれなんて嫌です。いざという時、援護出来なくなってしまいます。

 もしお兄様に何かあったら、悔やんでも悔やみきれません」


「そんな……宿屋に泊まるくらいで大袈裟な……」


「カグヤさんのこと、いろんな精霊(ひと)に頼まれてるのにどうするの?」


「うぐっ!?」


 それを言われると。

 ユイカの言葉で不安に思ってしまったのか、置き去りにされてしまった子犬のような、行かないでと懇願するような視線を向けてくるカグヤに、それ以上なにも言えなくなってしまう。


 ついカグヤをダシに言ってしまったユイカもばつの悪そうな表情をこちらに向けつつ、


「寝るときは、セイ君の依り代の中にカグヤさんとティアに入ってもらうというのはどうかな?」


「お兄様の中にですか?」


 そう提案され、顔を見合わせるティアとカグヤ。

 確かにそれが一番いいかもしれない。今なら六柱ろくにん分まで広がっている。


「向こうの部屋はティリルとあたしが使うよ。安全面的にもその方がいいんじゃないかな?

 二柱(ふたり)はセイ君とこっちの部屋を使ったらいいし、その後は何しようと自由・・だしね」


「ユイカさん、ありがとうございます」


「ユイカ、ありがとっ!」


「べ、別にそんなんじゃないし」


 二柱(ふたり)の感謝の言葉に、ユイカは照れてそっぽを向いた。


「ユイカ、ありがとね」


 二柱(ふたり)の為にありがとう。

 そう小さく呟いた。


 だけど、ティリルの分の宿泊申請はきちんと出すからね。




「あー、そう言えば、セイくん。ずっと聞きたかったんだけど。

 どうして身なりを女の子みたいに作っちゃって、その上ステプレまで女の子表記になってるの?」


 追加の支払いを済ませ、ようやく場が落ち着いてこれからどうしようかと話し合ってる時に、今思い出したかのようにティリルが言い出した。

 静かな口調ながらも有無を言わさぬように、ゆっくりとにじり寄ってくるティリルに、妙な威圧感を感じて終始()されながらも、何とか言葉を返していく。


「そう言われても……何となく?

 ステータスプレートについては、精霊化(スピリチュアル)のスキルで変わるとは思ってなかったからだよ」


 現在のプレートを見せながら、そう釈明する。


 それに、長髪でもカッコいい男性いるじゃん?

 マーリンさんとか。


 最初は、ああいうのを目指して作ったんだけどなぁ。

 ふと気付いたら、いつの間にかこうなっていたのよ。


「──あ、じゃあ今は男の子なんだ。

 うん、こっちでも身体のラインが細いね」


 ボクの手や二の腕、肩をぺたぺた触りながら、「こんなに細くて柔らかそうなのに、触ると結構筋肉質だぁ。やっぱり男の子ってふしぎー」と、ティリルが呟く。


「セイくんってば、アーサーさん達から完全に女の子認定されちゃってて、さっきので多分取り返しのつかないレベルで認知されちゃったみたい。今もダボッとした服着てるから……」


「……あー」


「こればっかりはセイくんが悪いわけじゃないからいいよー。

 それに大丈夫。わたしとお爺ちゃんはセイくんの事、ちゃんとわかってるから」


「うん、ありがとう……。

 ──それはともかくとして、ティリル……さん?

 ところでさっきから何をしてるのかな?」


 肩から背中から太ももへと、身体中ぺたぺた触られまくって、くすぐったいやら恥ずかしいやらで。

 更にユイカを始めとして彼女達の視線が強くなってきた様に感じて、何だかいたたまれないんですが?


「もう、わたしの事、呼び捨てにして欲しいのにー。

 セイくんの魂の波動を記憶するためにチェック中なんだよ。

 ──うん、やっぱ凄いな。ぐいぐい引き寄せられて、わたしを包み込もうとしてくるみたい。なんだか一人分じゃないくらい、大きくて力強い感じだよ。

 そうそう、女の子バージョンについても、男の子の場合から変化しないかどうか、後でチェックさせてね」


 周りの様子や自分が何しているのかも全く目に入らない感じで、ボクを触り続けるティリル。


 そう言えば、一つの事、特にお世話や治療に夢中になると、周りが全く目に入らなくなる子だったな。


 もうこれ以上言うのを諦め、気になったことを訊ねる。


「魂の波動って、なに?」


「あ、セイくんには私の職業言ってなかったね。

 わたし、高位森精種(ハイエルフ)で〔癒しの導き手〕をやってるの。この職は、回復特化職で生命の精霊アニマ様のEX職になるかな。

 今から使おうとしている魔法スキルはね。わたしとリンクした人の生命力やマナを離れた位置でも感知して、どれだけ離れていても瞬時に癒す事が可能になるの。戦いになってもわたしが健在である限り、倒れる事態にはならないから安心してね」


 なにそれ、凄い。

 よく見れば、ティリルの両手のひらがうっすらと白い光を放っていた。


「みんなの分は?

 全員可能なの?」


「んと、最近覚えたばかりだし、初めて使うから感覚でしか分からないんだけど、容量的に多分一人だけ?

 情報がなくて、育てていけばどうなるのかすら分からないよ。

 ……けど、ホントにセイくんのって凄く大きくて逞しいから、わたしもう容量いっぱいいっぱいだよ。溺れちゃいそう……」


 あのー。ティリルさん?

 魂──生命力の事だよね?


「けど、なんでボクなの?

 例えば──前衛のレントや椿玄斎さんの方が……」


「二人は辞退したよ。ついでにユイカも」


「えっ……」


 咄嗟に振り返って見ると、こくりと頷くユイカの姿が。

 一体いつの間に話し合ったんだろう?


「レントさんは『セイを助けてやってくれ』だって。

 今までセイくんがやってきた事を聞いちゃったんだけど、『すぐに飛び出して無茶するんだ』って言ってたよ。

 そんなの聞いたら、ね。わたしだってセイくんが心配だし、もう目を離したくないよ。

 ……それにお爺ちゃんなんて『蹴られたくないからのぅ』って……もうお爺ちゃんったら……もぅ」


 最後の方は殆ど呟きやボヤキに近かったけど、みんながボクの事を心配しているのはよくわかった。

 でも男としては、情けなくも……いや、考えるのヤメヤメ。


「うーん。なんか紛らわしくて、どこにあるのか見つからないよぉ。

 ……あれ? ひー、ふー、みー……魂が三人分……?」


 三人分の反応……?

 あー、もしかして『依り代』スキルが悪さをしてる?


 スキルの事、エフィとハクの事をティリルに伝えると、納得したように頷いた。


「あー、それで……。

 んー? あれれ? かなり弱々しいけど、反応がもうひとつ? あー他にも妙な反応が……?」


「え? もう一つ? 妙な反応?」


 思わず聞き返したけどそれには答えず、


「うー、何だか判らなくなってきたぁ。難しすぎるよぉ~どれだろ?」


 こっちの声聞こえてないな、これは。

 初めて使うスキルと言っていたから、多分スキルレベルの関係で混乱しているのだろうし、気が散らないよう静かにしとくかな。


 そう考え、黙って待つことに。


 相変わらずペタペタと触ってきたり、手をボクの胸に当ててきたりして唸ってるティリルの動作が小動物みたいに可愛く、そしてあちこち触れられて恥ずかしかったけど、初めて行使する魔法スキルが上手くいくように、心のなかで応援し続けた。



「──んっ! ようやくセイくんの根幹(こんかん)の場所を掌握出来たぁ……魔法式の展開と、わたしのマナの浸透とセイくんのマナの交換もよし。

 セイくん、両手を出して……うん、そうそう。儀式始めるね」


 ボクの両手と自分の両手をしっかりと繋ぎ合わせ、ティリルは宣言した。


「我ティリル 汝セイの魂と共に 悠久のときかん──『魂の契約(アニムス・パクトゥム)』」

 

 宣誓せんせいと共に幾重にも光の()がボク達を取り巻き、吸い込まれていく。

 その精霊眼()に映るは、幾重にも絡み合った魔法陣。ティリルの温かな何か──恐らくティリルの魂──がボクのそれと繋がっていく。


「んっ! 無事終了だよ。

 これでいつでもセイくんの居場所が分かるし、何があっても守るよ」


「ありがとう」


 透き通ったサファイアブルーの瞳を細めて穏やかに微笑むティリルに、ボクは素直に感謝の意を示したのだった。




 ちなみに。


 精霊化(スピリチュアル)を行っても、魂の波動は変化しなかったらしい。



 ただ。



 その実験をする際に例の事をつい忘れていた為、カグヤにして欲しいと()われるまま、彼女と精霊化(スピリチュアル)してしまった。


 気付いたときには、魂を調べるという名目(いいわけ)のもと、両手をわきわきさせたユイカとそれに同調したティリルの二人に襲われ、思う存分もふもふ(オモチャに)されたことは、もう思い出したくない。割愛する。


 ……ボクも今後やり(モフり)過ぎには気を付けよう。

 あれは駄目だ。やり過ぎ絶対ダメ。


 完全に黒歴史になってしまったそれ。

 解放された後、ベッドでグッタリとなりながら、その記憶を忘れようと固く誓ったのだった。


次回はようやくイベント開始です。

お盆中は更新はきついかも……?

行けたら行きますが、少し間が開くかもしれません。


お盆休み?

ナニソレ美味しいの?

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