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彼の特殊な精霊事情  作者: 神楽久遠
みこミコぶらり旅
43/190

43話 派手にヤっちゃいました

お待たせいたしました。

43話の更新です。

ボス戦でもないバトル回を分けるのは意味がないので、事後処理も含めて詰め込みました。

そのせいで約6400文字です。

 カウントが遂にゼロになった。


 ボク達と奴等を隔てていた障壁が消える。抑え込まれていた自身の力が解放されたのが、感覚で分かる。


 ボク達がいた場所は、二重の掘のちょうど中間地点にある中州なかす

 前後左右を堀として作られた河川に挟まれていて、離れた場所にある大橋だけが外部との接点という、後衛職にとって最高の立地条件だった。

 しかし近付かれてしまったら最後、一転、逃げ場がないという袋小路でもある。


 あいつ等は……いたっ!


 巨大な渓谷の谷底部分のこの地形は、平坦である為に見通しはいい。奴等は三十メートルくらいの堀を挟んだ向こう側、ボク達から見て、目算で二百メートルくらい離れた場所にいた。


 向こうもすぐにこちらの居場所を見つけたのであろう。

 ただ、こちらの場所に対してあからさまな苛立ちを見せた後、すぐに距離を()めるべく走ってくるのが見える。

 奴等のスピード、そして迂回してくるルートも考えて、だいたい接敵まで約二十秒ってとこかな。


 最初は開幕の範囲魔法を警戒していたのか、散開して警戒しながらこちらに向かってきていたが、こちらが何も行動していないのを見て、奴等は段々と愉悦ゆえつあざけりの色を見せ始めていた。


 ホント不愉快な奴ら。

 その顔をすぐに絶望色に染めて、吹き飛ばしてあげる。


「ユイカ『ハク』、手筈てはず通りに。ここは頼むよ」


 返事を待たず、そのまま扇2面を両手に広げる。

 祭壇でエフィが行っていた舞踏。あの後スキル取得条件を満たしたのか、取得可能になっていた。それに気付き、今後の為にもすぐに取っておいた。


 あの時の舞。

 エフィと共にったのを思い出しながらティアに見てもらって練習し、なんとか一日・・踊れる・・・ように・・・なれた・・・

 ティアから『流石お兄様です』と褒められたけど、これはスキルの恩恵だよね?

 ボク自身が凄いわけじゃないって。


 

 精霊へ捧げる舞を開始する。

 両手を一度下に下げ、次に胸の前に置く動作を行った後、ゆったりと両手の扇を左右非対称で上下に動かしながら、イメージを描いて魔法を組み立て、タイミングをはかる。


 奴らが橋に差し掛かった辺りで大きく両手の扇を振り払い、展開し潜伏させていた精霊魔法を起動。

 キャラを作って演技して見せる事にしたからか、何だか段々楽しくなってきた。

 強固な魔法にする為、描いたイメージを呪文を唱えるかのように力ある言葉として発する。

 

「──天突てんつく水龍の疾駆しっく


 天にち昇る龍のごとく水流を操作。奴らが渡っている最中の橋のど真ん中をぶち抜いた。

 更に水を龍の姿へと()し、龍のあぎとを形成して硬化させる。


「──捉え閉じろ!」


 巻き込まれ吹き飛ぶ男の一人を空中でくわえ、そのまま噛み潰す。そして、対岸の地面に叩き付けた。


「ひいぃぃっ!?」


 先頭にいた全身鎧の男は背後からの衝撃に吹き飛んでそのままこちらの岸まで転がり、渡る直前だったもう一人は、仲間の凄惨な最後を()の当たりにしたせいか、反対岸で腰を抜かしてへたり込む。


 礎石そせきごとぶち抜いたせいか、橋が崩壊していく。

 この亜空間ではいくら物を壊しても、現実世界の方に影響を及ぼさないと分かっているから、気が楽だね。



 残った男達の分断が無事に成功したのを確認し、次の動作に移る。

 地面に叩き付けられた男は、反対岸に出来たクレーターの底で原型を留めておらず、そのまま光と共に消えていく。

 

 まずは一人。さて次は、どう料理しようかな?




 非実体化のままのハクがユイカの周囲に待機する中、ユイカが複数の魔法のチャージをドンドン進めていく。


 こちら側でよろよろと立ち上がろうとしている全身鎧の男の方の対処は、ユイカとハクに最初から任せるから無視する。


 順調に魔法の準備が進んでいるのを見届け、反対岸にいる男に視線を移す。

 腰を抜かしたのだろうか、真っ青になり震えたまま動こうとしない。



 そうだ、あの子に任せてみよう。


 そう思って準備を開始する。 

 今度は鳥の羽ばたきをイメージした動きで扇を動かし、ゆったりと舞う。そのまま堀の方へ足を向け……。


「――精霊化スピリチュアル雷精の侍獣巫女(トニトルス・ヴァルキュリア)〕」


 両手を開いてクルリとまわり、ボクの中にり添っていたティアと一体化する。


 いかづちほとばしり光が足元から螺旋渦巻くように、姿が和袴からワンピースに、髪色が銀から薄藤色に変化していく。


 同時に、ワザと周囲の様々な属性の下級精霊を一斉に顕現化させる。辺りを飛び交う精霊に、場が幻想的な雰囲気に染まる。


 扇を仕舞い、右逆手で狼牙を虚空の穴インベントリーから抜く。

 そしてそのまま宙を・・歩いて・・・渡り・・始める・・・



「な、なななんんあぇあ!?」


 座り込んでいた男がこちらに気付き、愕然(がくぜん)とした表情を浮かべる。

 言葉としてたいしていない男に堀の途中でニッコリと微笑み、すっと左手を差し出した。


「あなたにはしびれるような感動をプレゼントしてあげる」


 自分なりにりんとしたキャラを演じてつくっているボクの言葉に、完全にパニックになっているその男は、必死に這いずり下がりながら首を左右に振る。

 その様子を一瞥いちべつし、ボクは慈愛に満ちた笑みを指先に向け、愛しき子を呼ぶ。


「――おいで。『テンライ』」


 その手に雷光が集い、絡み付き、そして弾けた。

 そこに翼を広げた小さな雷鳥が出現する……。




 ボクの精霊化スピリチュアルのレベルは十をすでに超えている。

 ティアのハクに続いて、ボクだけの新たな中級精霊を生み出せるようになっていた。もちろん昨夜のうちに召喚、すでに契約してある。


 ユイカとハクが興味津々しんしんな表情で見守ってくる中、ボクとティアの魔力を混ぜ込んで召喚陣を構築し、祈りを捧げて顕現させたのは……。


『ご主人ちゅじんたまだぁ!』


 顕現進化の儀式で出現したのは、一メートル級の雪のように白い雷鳥。

 顕現するなり陣の中で翼を広げ、幼い甘えた声を上げ始めたこの子に、『あまけるいかずち』として『天雷テンライ』の名を与え、契約を済ませた。


 ボクが新たな子にイメージしたのは、探索及び索敵能力を持った大鳥。

 陸上はハクがいる。差し迫った状況を考えるに、空を自由に駆け探索してくれる子が欲しくて契約したんだよね。


 周りには「クーックックッ」と普通の鳥の鳴き声しか聞こえてないらしいし、しかも生まれたてなせいか、彼女は念話でも言語能力が低くまだ幼い。

 だけどもテンライは、それを補って余るものも持っていた。



 一つは意識同化。

 ボクと視覚だけでなく、意識までを共有することが出来る。

 彼女が天高く空を舞い、その視線や感覚を初体験した時はすごかった。普通じゃできないその体験は、ボクをいたく感動させた。



 二つ目に体長変化。

 状況に合わせて身体の大きさを変えられる。

 今は文鳥のようなサイズから、顕現進化した時に現れた一メートルサイズの間しか無理。それに、まだ人を乗せたりする事が出来ないみたいだけど、そこはボクのレベルアップと彼女の成長に期待。



 そして三つ目が……。



 

「さぁ『テンライ』、彼とじっくり遊んであげて、ね」


『はぁーい!』

 

 ばさりとボクの手から、上空へと飛び立つテンライ。

 ボクが呼んだのが小さな鳥だったからだろう。こちらを一瞬豆鉄砲を食らった鳩のような間抜けな顔で見た男は、怒りの表情を浮かべた。

 怒りで何とか自分を取り戻したのだろう、そのまま立ち上がり戦いに戻る。

 否、戻ろうとした。


 立ち上がろうとするその身体がビクンッと揺れ、再びバランスを崩して転倒する。

 彼はその身を襲った軽い衝撃に疑問を感じ、だけども再び立ち上がろうとして手をつこうとして。

 右の手が、肘から先がないのに気が付いた。


「へっ……あ、あれ。お、おれの手がそここぉ!?」


 右手を地面についた時に、炭化した肘から折れた右手。自分の右手の一部が地面に転がっているのを見つけて、再びパニックになり始める。

 痛がってる様子もない事から、痛覚設定は100%カットのままなんだろう。


『やっふぅー。更にとっかーーん!』


 蒼白く輝くプラズマ体と化したテンライが放電をしながら不規則な軌道を描いて、再び男の左肩を高速で背後から突き抜ける。

 物理的な衝撃はないけど身体(しんたい)に流された電流に、彼の身体(からだ)が再び跳ねて地面を転がる。

 テンライが通り抜けた範囲が一瞬で炭化、更に感電死しないよう緻密にコントロールされた電流が、男を激しく痙攣させ、地面をのたうち回らせる。

 倒れた衝撃で炭化した肩が砕け、左手が千切ちぎれて地面を転がる。



 そう、最後の三つ目。

 自分自身を高電圧により電離させてプラズマ化、放電を行いながら超高速で体当たりするこの戦法。

 ボクには原理がよくわからないけど、どうも高エネルギー体みたいになってるっぽい。

 このように感電死させないよう細かなコントロールも出来るんだけど、強力な分、長時間の使用は今のテンライじゃキツいそうだ。



「あら、両手を落としましたよ。大切なモノなのに拾わないんですか?」


 扇を一面取り出して口元に当て鬼のような酷い言葉を吐くボクに、「ひいぃー」と情けない声を上げ、男は完全に背を向け逃げ出そうとする。


 彼らは今まで弱者しか相手して来なかったんだろうか?

 例えかなわなくとも、一矢報いようと、相手に向かっていく気概きがいすらないんだね。逃げても意味ないだろうに。

 ま、手がないからどうせ無理か。


 ため息とともに、逃げていく男を扇でしめし、


「やりなさい」


 ボクのその言葉に、テンライは最大サイズに膨張する。そして上空から飛来する雷のように、男を頭からその体躯に飲み込んだ。


 不思議なオブジェのように、しばらく焼け焦げた断面を見せる下半身だけが大地に転がっていたけど、そのまま光の粒子に変わり消滅していく。


 これで残りはあと一人。



『やったぁー。褒めて褒めて!』


 大きな体格のままボクの右肩に止まってすり寄ってくるテンライに苦笑し、軽く指先で撫でてあげる。

 肩に重さは全く感じない。ほんと賑やかな可愛い子だ。

 

 さて、ユイカの方はどうなってるのかな?




 ちょうど振り返った時、男が手にした剣で彼女に斬りかかっていたところだった。

 けどユイカの表情には、全く慌てている様子が見られない。

 上段から振るわれた剣の腹を、彼女は手にした箒の柄ではじくようにいなし、すぐさま後ろに跳びずさる。ちょうどそこを強引に水平に薙いできた剣先が通っていく。

 

「ちぃっ。ちょこまかとウゼェ!」


 さっきから同じことを繰り返されているのだろう、苛立った様子で剣を振り回している男。かなり雑な立ち回りになってきている。

 フルフェイスに鈍重どんじゅうな鎧を着込んでいるせいか、かなり息が切れ始めているようだ。


 ユイカもレントの訓練でしごかれていたからね。

 レントの理不尽な剣さばきとフェイントと比べたら、なんと対処が楽なことか。


 そうこうしている間に、ユイカの魔法のチャージがようやく済んだようだ。大きく飛び退った後、


「『フレイムマイン』展開っ!」


 ユイカが叫んだ魔法名を聞き、駆け寄ろうとしていた男が緊急停止し、周囲を観察し始める。


 

 『フレイムマイン』の魔法。


 この魔法は、火の元素魔法で設置型の爆弾のような魔法特性を持っている。設定した範囲に入ったら爆発するこの魔法は、初級魔法にしては威力が高いが、一つだけ重大な欠点がある。


 設置した場所に赤い光の玉が出来るのである。いわば見える地雷であり、周囲にバレバレ。

 地面に埋め込めばそれなりに使えるのだけど、そうすると感知範囲が狭まったり威力が下がったりして使えたもんじゃないと言われている。

 挙句『覚える価値なし』と欠陥魔法の評価がされている魔法なんだけど。


 戦闘以外なら普通に使える魔法でしょ、これ?

 土木工事とか採掘とか。

 それに戦闘でも、工夫次第。ユイカがこれから行うように、他者と連携して使えば……。



「起動よろしくっ!」


 元々〔魔法陣・火〕のレベルに応じてたくさん設置出来るこの魔法を、〔多重起動〕のスキルを併用して更に大量に出現させ、折り返し階段状に魔法を設置するユイカ。合図を受け、今の今まで隠れ続けていたハクが、実体化して突進を仕掛けた。

 

 いきなりすぐ横手に出現したハクに、視界の悪いフルフェイス型ヘルムを被った男が対処できるはずもない。かわせるはずもなく、男は1発目のフレイムマインの作動エリアに突き飛ばされた。


 爆炎と悲鳴を上げて吹き飛ぶ全身鎧。吹き飛んだ先にも別の『フレイムマイン』があり、接触して起動し、更に上方へ吹き飛ぶ。

 吹き飛ぶ角度から威力から全てを計算して設置されたソレらは、男を上空へと押し上げていって。


「にひっ。たまやー」


 最後に大量にまとめて設置してあった『フレイムマイン』で、全身鎧は早朝の空に輝く星になりましたとさ。


 ……合掌。




 戦闘が終了し、ボク達は通常空間の元の位置に戻ってきた。

 目の前にいた彼らは既にいない。ボク達に負けて所持金の半分を失い、死に戻っている。

 あまりお金を持っていなかったのだろう。少なかったけど、この臨時収入ありがたくゴチになります。

 

 模擬戦モードの時にはなかったけど、実戦モードの場合はしっかりと経験値も貰えるみたい。

 一つ種族レベルが上がり、使っていたスキルが軒並み上がっていたのを確認できた。

 

 ホントにあいつ等、レベルだけはボク達より高かったようだ。

 橋上での不意打ちや、本来の力を出させないやり方で殲滅おしおきしたから、仕方ない部分もあるけど。



 戦後処理を行いながら、遠巻きにしていた野次馬の方を見やる。

 彼らの反応は、三者三様のようで。


 ボク達の所業に引きった表情をしている者。

 ユイカの魔法の使い方に感嘆を上げている者。

 ボクを見て、崇めるかのように拝んでい……。


 ……。

 ──えっ!?


 多分住民の方なんだろう。

 何人かの獣人がボクに対して平伏ひれふして拝んでいるんだけど?

 やだ、なにこれ怖い。


『あー。多分お兄様が使う精霊の力がバレたのだと思います。多分『私』を崇めている方々の気が……。

 今のお兄様、私が普段着ている服装と一緒ですし』


 ティアの言葉に、真っ白になっていた脳が状況を理解し起動した。ヒクッと頬が引きる。顔に血流が集まり、紅潮こうちょうするのがわかる。


 もしかしてやり過ぎた?

 これ以上ここにいたら、精神衛生上、非常にまずい気がする。

 


「ユ、ユイカ。『ハク』さっさと先に進むよ」


 その場を去ろうとするボク達へ慌てて近付こうとしていた何人かが、急に場に現れたハクのにらみを受け、ビクリと震えて距離を置く。



 微妙な空気が周囲を流れる中、ボクは彼の背に乗ろうとし……。

 ──ワンピースのスカートのせいでまたいで乗るのを躊躇ちゅうちょする。

 裾の丈がすごく気になり、思わずキョドってしまい、視線がハクの背とスカートの間を彷徨さまよう。


 ユイカがボクの様子に気付く。

 すぐに状況を察した彼女は、それはもう満面まんめんの笑みを浮かべてボクに耳打ちをしてきた。



 結局彼女の提案は受け入れられる事となった。

 ユイカが先に乗り、その後ろに片手でスカートを抑えながら、ユイカにしがみつくような形で横座りに乗る。


 ひいぃっ!

 なにこれ、恥ずかし過ぎる。

 なんでこんな座り方しなくちゃなんないんだよ。



 トマトのように赤面した顔をユイカの背中に押し付けるようにして隠しながら、ハクに出発を指示する。


 さっきまでと違い、何だかほっこりした空気が流れているような気が……。

 いや、気のせいだよね?

 誰か気のせいと言ってくださいよぅ。



 様々な感情が入り乱れた数多あまたの視線の中、その場を逃げるようにボク達は奥地へと出発したのであった。




 後になって、精霊化(スピリチュアルを解除してから乗ればよかったことに気が付いて、羞恥に悶える事になるんだけど、それはまた別の話……。


今回の遅れた理由……。

気付いたら奴らのリーダーとガチバトルしている事にはたと気付く。

強敵ならともかく、雑魚相手にそれじゃいかんだろと、半分以上かき直しする羽目に……orz。

いや、言い訳デスネ。すいません。


いつもの如く、土日は家に帰れないせいもあり、次の更新は来週になります事ご了承願います。


更に、どうでもいい話ですが。

もっとお休みが欲しい。書く隙を作るのが面倒じゃないですか。

電車の中で『なろう』をポチポチ執筆してたらきっと私……いや、そんな人は沢山おられますよね?

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