122話 救出に向けて
ああ、シリアス多すぎてちょっと悪い癖がちらほら……。
「持ち出されただと!?」
宝物庫を警備していた神殿騎士の言葉に、ラウシュさんは思わず叫んでしまい、その声が辺りに反響した。
宝物庫の前まで来たボク達。
当直の神殿騎士達が自分の上司であるラウシュさんに敬礼を行う中、緊急事態として精霊薬を持ち出す旨を伝えたところ、騎士の一人から返ってきたのが「そう言えば、神殿長も取りに来られましたよ」という言葉を聞いたからだ。
「いつだ!? 他には何と言っていた!?」
「え、ええ、ついさっき……ほんの少し前です。精霊様の治療に必要だとおっしゃられまして……」
熱り立つ彼の尋問紛いの問い詰めに、その騎士は目を白黒させながらも答えている。
その返答を聞き、ボクもあの偽神殿長の居場所を確認しようともう一度精霊へと尋ねたんだけど、返ってきた答えは『分からない』ときた。
見失ったのかと思ったのだけど、そうじゃなくて『神殿長室でいきなり消え失せて、それからずっと全く追跡出来ない』と混乱している様子で伝えてきた。
今さっきここに来たはずなのに分からないと言われても、正直ボクも意味が分からない。
そもそも精霊達が目を付けていた人物を見失う時点で、何かがおかしい。
ただ分かったのは、ボク達の行動が相手にバレたということ。
何故バレたのだろうと考えたところで、もしかしたら邪霊死薬の偽装を破壊したことが切っ掛けじゃないかと思い直す。
あの時大騒ぎしたものの、ちゃんと防音結界を大きく張っていたんだ。偽装を破壊した時点で気付かれたと考えるのが自然だった。
これはまずい。後手に回っている。
下手したら精霊薬が全て無くなっているだけでなく、そこら中に罠を仕掛けられている可能性もあると覚悟しておいた方が良さそうだ。
「ニファさん、まずは中を確認しましょう。案内をお願いします」
「は、はい。そこの──。私ニファ=リャスリハと他四名、精霊薬確認と持ち出しにて入室します。許可をお願いします」
「分かりました。これを……」
ニファさんは別の騎士に一声かけ、差し出された入室記録簿に全員の名前を記入していく。
「しかしラウシュ様、ニファ様。今度は一体何が起こっているのですか? なぜ長が……」
「すまない。今はまだはっきりと言えない」
「すいません。後で正式に通達しますので、今はここを守って下さい。ではラウシュ様、行って参ります」
「ああ。気を付けてな。それとマーリン殿、セイ嬢。ニファをよろしく頼む」
「了解した」
「はい」
「さあ、皆様こちらに……」
記録簿を返却された騎士の問いに、ニファさんはすまなそうに断りを入れると、ボク達を手招きしながら宝物庫の中へと入っていった。
「綺麗に整頓されてんなぁ。流石几帳面なエルフ族だけあ……!?
ふおっ! ここにある乾燥したコレ、月光花じゃないか! こっちの厳重に密封された液体は何だ……陽華の朝露!? 何だこのアイテム、聞いた事がな……こっちには世界樹の若芽が……レア素材の宝庫じゃないか!」
「せ、先輩……ちょっとは落ち着きましょうよ。そういうのは後で見学させてもらえば……」
「お前な……ちょっとは落ち着け。ったく」
整列している棚の間を精霊薬の保管場所を目指して向かっている途中なのに、薬師としての本能が疼くのか、あっちの棚にフラフラこっちの棚にフラフラと目ぼしいモノを見つける度に足を止めてその場に張り付き、目を輝かせながら鑑定しまくっているメディーナさん。
「仕方ない。ファルマン。お前が責任もって連行しろ」
「あ、はい」
「あ、ちょっと待て。もうちょっと……あ、こら、襟を引っ張るな! せめて優しく……ぐえ」
なんかおもちゃのショーケースに張り付いて駄々こねる子供みたい。
ほんと頭痛い。
「……ニファさん、精霊薬はどこに?」
わちゃわちゃ騒いでいる二人を見ないようにしながら、ニファさんに保管場所を確認する。
「精霊薬は今や再現出来ない秘薬として、使用を制限された上で厳重に保管されています。あの奥にある扉の向こうですね。上位種以上のエルフで、しかも封印解除の言霊を知る者にしか扉を開く事が出来ないと聞いています」
彼女が指差した場所に、木製の扉がある。
豪華なレリーフが刻まれているところを見ると、この先は保管されている物の扱いが違うのだろう。
「今までは通常種でしたから無理だったのですが、ようやく私も一人で開けられます」
その扉を視界に入れた瞬間、嫌な予感がボクの脳裏を掠める。
「待った!」
「え?」
その扉に向かって歩もうとするニファさんの手を咄嗟に掴んで引き止めると、扉や床を詳しく視てみた。
「……マーリンさん。物理的な衝撃が発生しない浄化系の魔法ってありますか?」
「やはり仕掛けられていたか」
ボクの意を正確に受け取って、その手に魔法陣を灯す。
「取っ手部分です」
「あいよ。『ピュリフィケイション』」
浄化の光がその両開きの扉の取っ手を包み込む。
瞬間、その場所から黒い靄のようなモノが噴き出した。
それは苦しみにその身をよじるような動きを見せた後、徐々に薄れていき、そして完全に消えた。
「これで神殿長犯人説がほぼ確定だな」
「うん。邪気関係の罠ならボクが見破れる。ここからボクがチェックするから、みんな下手に動かないでね」
こんなモノを上位種のエルフが触ったりしたら、間違いなく抵抗すら出来ずに邪気に絡め捕られ、侵食されて狂ってしまう。
「そういやレトちゃんって斥候職だよな? 応援呼んだ方が良いんじゃないか?」
「その……レトさんはどっちかというとパワー系で、罠の探索とか解除は苦手って言ってましたよ」
「斥候職がパワー系とか、意味が分からんぞ……」
仕方ないじゃない。
元々レンジャーだったレトさんはほとんど戦闘や隠密系のスキル構成で、罠解除や探索などの盗賊技能系は全部ミアさんにぶん投げていたらしいし。
実際あのイベント中にスキルを封じられていてもなお、宿のノブを力任せに引き抜いた件は記憶に新しい。
もちろん彼女の名誉のためにも黙っておく。
コホンと咳払いをして、仕切り直した。
鍵は邪気で壊されてしまったのか、機能していないようだ。
他の罠が無いか念入りに確認した上で、ボク自ら慎重にそっと扉を押し開く。
扉を開いた先はだだっ広い部屋になっていて、無数の台座や飾り棚が規則正しく並べられ、武器や鎧、薬品、さては用途の分からない無数の道具までずらりと並べられていた。
奥の方に薬品を固めて置いているスペースがあり、そこへ向かう通路上のいくつかに隠蔽の魔法が掛けられた邪気の吹き溜まりがいくつも存在しているのが見える。
「あそことそこ、そして……」
ボク達が去った後、この部屋に入って来た他の方が引っかかってしまうのも目覚めが悪い。
精霊眼の能力を駆使しながら場所を特定し、マーリンさんの魔法で部屋の中の邪気を残さず祓っていく。
「部屋全体を浄化の光でくるんだ方が早いんじゃね?」
あまりに浄化箇所が多いのを見たメディーナさんがそう突っ込みを入れたのを期に、ニファさんの同意を得て、部屋全体を浄化することに。
置いてあった幾つかの品物から呻き声のようなモノが上がり、放置されていた呪いの宝物まで浄化されてしまったりしたが、些細なことなので取り敢えず今はサクッと無視する。
そうやって安全重視で時間をかけながらも、最奥のスペースに保管されていた精霊薬の保管場所の元までやって来た。
「──だっ、駄目です。全てやられています!」
保管庫の中を覗き込んだニファさんは愕然とした表情でボク達の方を振り返った。
彼女越しにその中を覗き込むと、そこには細かく仕分けするような仕切りがたくさん残されてはいたけど、肝心の薬瓶は一つも存在していなかった。
全て持ち去られてしまったらしい。
「これはまずい。製薬の手掛かりすら無いとか」
「そんな……このままではドリアド様が……」
精霊薬がなければ完治は不可能。延命治療しか現状出来ない。
本当にそうなのかな?
もし別の方法があるのなら……。
──そうだ!
あの前と同じような手を使えば……。
『駄目です!』
ボクの思考を正確に察したティアが、そう思念を荒げた。
『ドリアドだから世界樹と同調出来るのですよ! お兄様があの死薬の影響を受けてしまえば、どうなってしまうか分かりません! 邪気に魂まで侵されてしまえば、よくて死んでしまうのですよ!?』
『けど、ボクなら……いや、ごめん。考えが足りなかった』
ボクなら失敗しても無傷で生還できる。
そう言いかけて、止める。
邪気の侵食──つまり〔呪いの侵食〕のステータス異常で倒れたエルフの同郷者の話を、アーサーさんから教えてもらったことがあった。
侵食率が百%になってしまったら、どんなにHPが残っていたとしても昏睡状態に陥り、そのまま死亡したそうだ。
その後復活してきた同郷者の話では、その際に『この場で邪霊眷属へと生まれ変わる』か、『死に戻りしてやり直す』かという選択肢が出てきたらしい。
その人は『死に戻りしてやり直す』を選んだらしいけど、その時に生まれ変わりを選択していたら、称号が邪悪なる精霊の使徒に変わって赤色のプレートになるのだろうというのが、大方の見解になっているそうだ。
精霊化しているボクとて同じこと。
つまり邪気にいくら侵食されようとも、ボク達は堕ちることなく無事に復活出来る。
だからドリアドさんを苦しめている邪気をボクが全て吸い取って死亡することで、精霊薬に頼ることなく彼女を助けられると思ったのだ。
けど確かにこれは一種の賭けだ。
彼女を蝕んでいる邪気の総量も分からないし、邪気の発生元である死薬の影響を完全に除外出来るかどうかも分からない。
ティアの時とは状況も違うし、状態も悪い。
つまり、無駄死にになる可能性が高い。
そして何よりも。
二柱の感情を一切無視したやり方だった。
いくらドリアドさんを助けるためだとはいえ、ティアやカグヤに余計な心労を与えてしまうし、雷精の坑道でもエフィに泣かれている。
成功する確証がない危険な行為は止めようと思い直し、ボクは謝ることにしたのだった。
『お兄様のドリアドを助けたいという気持ちは痛いほど分かります。私を助けてくださった方法を試そうとされるのも分かります。
ただ今回は駄目です。死薬の効果を消さない事には元の木阿弥になりますし、下手をすればお兄様まで死薬の効果に侵されてしまう可能性があるだけに、強く否定させていただきます』
『セイ、やっちゃ駄目だよ。こんな形でいなくなっちゃうなんて耐えられないもん』
『うん、もう考えない。新たな精霊薬を手に入れる方向で考えよう』
『はい。で、その……。
──ひとつ提案があるのですけど……』
『ん?』
そう伝えてくるティアの発言に意識を傾ける。
『その……精霊女王様へ相談してみてはいかがでしょうか?』
『あー』
全く考えもしていなかった。
普通ならあり得ないことなんだけど、ボクは容易に連絡取れるんだった。
確かにあの方なら製薬レシピ、いや現物を用意出来そうではあるなぁ。それに加護衣を送ってきた時のように、メールに添付すりゃすぐ届くし。
確かに他の人には出来ない裏技というか、力業というか。
何だかズルしているみたいで気が引けるけど、これは緊急事態だ。
ドリアドさんを助ける為に一つお願いするだけだし、あの方なら大目にみるどころか、むしろすすんで協力して下さるはずだ。
というか、どうしていまだに放置されているのか分からない。
もしかしてエターニア様、ドリアドさんの状態に気付いてないんだろうか?
もしそうなら、急いで連絡しないと。
念話のリンクを……無理か。加護レベルだと、双方の距離が遠過ぎて届かないみたいだ。
仕方ない。メールで現状を伝えよう。
「セイちゃん? 何してるんだ?」
その場でメニュー操作をし始めたボクに気付いて、マーリンさんが訊いてくる。
「ちょっとこの現状を打破できそうな方を思い出したので、その精霊に相談をしようかと」
「マジかよ!?」
「そんな人いんのか!? 誰だ!?」
「エタ……内緒です」
危ない危ない。
メディーナさんの問いかけに、ついぽろっと言いかけた。
覗き見されないように不可視モードに切り替えてメーラーを起動し直すと、エターニア様へ向けて相談メールを打ち始める。
現在判明しているドリアドさんの状況、そしてボク達が置かれている状態と彼女を助けるための精霊薬の全てが奪われたことなどを綴り、出来たら五等級高品質以上の現物を一つ、モノがなければ作成レシピを教えていただけないでしょうかと締めくくる。
「これで良し、と。一旦みんなと合流しましょう。偽物の動向も気になりますし」
「誰だよ~教えてくれよ~。頼む、ヒントくらい」
「うまくいくとは限らないので、絶対に内緒です」
精霊の女王であるエターニア様と自由にメールのやり取り出来るなんて、口が裂けても言える訳ないでしょ。
後は返事待ちだね。どうなることやら。
エターニア様のおられる精霊島に、精霊薬の在庫があればいいんだけど。
ただ一つ気がかりなのが、在庫がなくてレシピを貰った場合だ。
材料が揃うのかどうかが分からない上、抽出生成にも時間がかかるだろうし、ロストした伝説扱いの精霊薬のレシピを、アルメリアさん達やみんなに公開していいのかどうかも分からないな。
そう考えると、現物をもらえる方が一番気楽でいい。
レシピコースなら、後でエターニア様に確認とってから、アーサーさんの判断に委ねようっと。
あとは……うん、出来るだけ早くメールに気付いて欲しいな。
今までの経験上、数時間から半日以内には返ってきていたからね。精霊女王としての仕事も忙しいだろうし、今回もそれくらいの時間は必要だろう。
連絡が来るまで、他に出来ることは何があるかなと考えながら、来た道を引き返すこととなった。
みんなの元に戻って結果を報告。
精霊薬を全て盗まれていたというボク達の話の内容に、皆一様に憤りを隠せなかった。
確実に助けられるという保証が無くなってしまったのだから当然だ。
ゴンドラ待機組にもメールの件は伝えてある。
相手をぼかしたボクの説明にティリルとレトさんはピンときたようだけど、なにも言わずに黙っていてくれた。
「──そう言えばセイさん、その偽物の神殿長の所在は分からないのかな?」
「精霊の追跡に引っ掛からないんですよ。宝物庫に現れたのも感知出来なかったみたいなんです」
このままここにいても仕方ない。
ひとまずドリアドさんの元へ行こうと、樹皇の間に向けてゴンドラで移動中である。
そんな中、アーサーさんがふと問いかけてきたその疑問にそう答えると、彼は難しい顔をして考え込んだ。
「セイちゃん率いる精霊軍団の目からこうも完全に逃れるとか、そいつどうやって隠れてんだ? とても人間業とは思えないな」
精霊軍団……?
あの……何ですか、それ。
「どっちかっつーと、あたしは中途半端に見つけた後が心配だわ。ほら、居場所を特定できないからって、周囲ごとその偽物ぶっ飛ばしたりしないかどうか」
「あー、セイちゃんの魔法の火力って、とんでもないからなぁ。あのPVで見たような魔法使われたら、間違いなく辺り一面焦土コースだな」
マーリンさん? メディーナさん?
二人とも、人をなに非常識の塊みたいに言っちゃってますか?
ひそひそと内緒話しているようだけど、しっかりと聞こえてるんですよ。
エルフの地獄耳舐めないで下さい。
「ねぇ、セイちゃん。相手は邪気使いでしょ? もしかして精霊の目を誤魔化す為に、邪霊の力を使っているとか、そういうのじゃないの? 大地の澱みとか、精霊が近付けないとか、そこから追跡出来ないかしら?」
「……あっ。そうだね。ちょっと訊いてみるよ」
憮然としているところレトさんに言われたその提案は、今まで試してなかった方法だった。一息ついて気を取り直し、ボクの肩にずっと座ったままの樹精に改めて確認を取ることにした。
『ねぇ、精霊の力では覗き見出来ないエリアがないかどうか探してくれる? 見ようとしても弾かれちゃう所とか、手応えがない所とか、邪気を感知した場所とか。ただし、危険なことは絶対にしないでね』
『──ん。皆に訊く』
簡潔な返事と共に、どこか中空を見つめ始める。
そんな彼女に少しでも助けになればと思って随時MPを供給してしていると、しばらくしてその小さな手で上を指差した。
『上。見えない』
「上?」
つい声に出して聞き返す。
『ドリアド様おられる場所、樹皇の間』
ドリアドさんの所にいる?
まさかあの偽物に彼女の居場所がバレた!?
『その中、邪気で入れない。危険』
危険!?
「みんな聞いて! あの偽物、ドリアドさんの所にいる可能性がある!」
「「なっ!?」」
これ以上奴の好きにさせてなるものか!
正直すぐにでも飛んで行きたいんだけど、やっぱりゴンドラのスピードは遅い。ドリアドさんの所に犯罪者がいると思ってしまったが最後、もう気持ちが急いて急いて落ち着かない。
「ニファさん、あとどれくらいかかるの?」
「えと、ごめんなさい。宝物庫の発着場からは三十分くらいかかるんです」
宝物庫から三十分!? じゃ、あと二十分はかかるってこと!?
駄目だ、遅すぎる。
こんなことになるのなら、ハクはともかくテンライまでユイカの元に置いてくるんじゃなかった。
今からでも呼び戻そうか?
テンライに大きくなってもらってその背中に乗れば、ひとっ飛びで上まで行けるはず……。
そんな時、彼女が触っている水晶球がふと目に入り、とある考えがよぎる。
「これ、ボクも追加で魔力を注いだら、更にスピードアップとか出来るの?」
「え? だ、駄目です。水晶に設定以上の魔力を注ぐと、この浮遊装置や蔦に負担がかかって破損してしまいます。そうなれば墜落の危険性が増し……」
「じゃ水晶に頼らずに、ボクが自力で直接ゴンドラを動かしたら大丈夫だよね」
「はいっ!? 何を言って!?」
「ちょっと待っ……」
「精霊さん! 力を貸して!」
ボクのお願いに、周囲にいた全ての精霊が動いた。
大地の精霊がゴンドラ周辺の重力を完全に遮断してゼロにし、風の精霊が回転する流線形の風の繭でゴンドラをくるんで空気抵抗の減少を行い、かつ猛烈な上昇気流を作り出した。
そして樹木の精霊がゴンドラを牽引していたロープがわりの蔦が急成長して、その強度や張力があっさり限界突破して。
こちらの意図以上に精霊達が張り切ったようで、想定以上のスピードが出てしまった。
その結果、どうなったかというと。
「うひぃぃいい!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「きゃあああっ!!」
「くっ、ニファ! こっちに!」
「みんな! しゃがんで耐えるんだ!」
「セイちゃんのばかぁ!」
「ひゃああああ!」
「何をしているのですかぁああ!」
「ごめんなさーいぃ!」
「うおぉおおおっ!?」
「ひうぅっ!? あ、あふっ……あっ、あぁー!」
ロケットのように急加速、急上昇するゴンドラに誰一人立っていられず、みんな床に手をついて思い思いの悲鳴を上げる羽目になったのだった。
最後のあれ、全員分の悲鳴を設定してあります。
誰がどれでしょうか?
(正解しても何も出ませんw)




